糖尿病の清原和博氏は現役時から罹っていた可能性 深刻度は?

この記事は5分で読めます

Pocket
LINEで送る

覚醒剤所持で逮捕された元プロ野球選手、清原和博氏が糖尿病治療の為に入院。

一部報道では、清原氏は以前から糖尿病を患っており血糖値が900ちかくに及ぶこともあったといいます。

 

この血糖値900という数字について。

 

世間の反応は、

「そんな数字見たことない!」

「重症だ!余命はあと何年!?」

「脚を切断しないといけない日が近いのでは!」

などですけれども、実際のところどうなのか?

 

糖尿病治療に関わってきた経験から考えてみたいと思います。

 

 

1.重症度は?いつから糖尿病なのか?

薬

 

糖尿病は血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが鈍ったり、十分に分泌できなくなる(あるいは全く分泌できなくなる)ことによって起こります。

 

診断は、

①空腹時の血糖値が126mg/dL以上

②食事二時間後の血糖値、またはブドウ糖負荷試験での血糖値が200mg/dL以上

上記のいずれかを満たした場合です。

 

診断基準となる数字からして、清原氏の血糖値が高いのは一目瞭然なんですが、この900という血糖値…医療従事者からみても、正直申し上げまして、

 

わっ!?

 

って数字です。

コントロールが極めて悪い。

よくまあ、ここまで放置しましたね…という状態。

 

もっと高い方もたまにいますが、緊急事態で生命の危機が迫っています。

 

逮捕後に入院なんて、勾留から逃れる口実ではないか?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、血糖値900は意識障害糖尿病昏睡が起こってもおかしくないレベルで、早急に入院による治療する必要があったと思います。そのくらい彼の糖尿病は深刻です。

 

本人もかなり具合が悪かったのではないかと推測します。

 

清原氏はとあるバラエティ番組で2型糖尿病であることを告白していますが、こんな数字は長年糖尿病を放置して、膵臓のインスリン分泌能が廃絶した状態にならないと出てきません。

最初は2型だったかもしれませんが、現状は1型に近い。インスリンを打たなければ全く血糖コントロールが出来ない状態であると思います。

手足がビリビリとしびれた感じ(神経症状)や腎障害、網膜症などの合併症も持っているかもしれませんね。

 

糖尿病1型と2型

1型は何かの原因により、膵臓がインスリンを全く出せなくなってしまうタイプです。

2型は遺伝的要因や食習慣などにより、インスリン分泌が減ったり、インスリンが効きにくい体質になる(インスリン抵抗性)ことで血糖値が上がるタイプです。

 

 

清原氏はスター選手でしたから、一般人の想像を超える食生活をして、お酒も浴びるように飲んで急激に病気が進んだのかもしれません。

しかし、個人的にはものすごい大酒飲みの人や酒席接待業(ホストやホステスの方)でも2型糖尿病を発症後インスリンが分泌できない末期状態に至るまでには10年以上はかかるという印象を持っています。

清原氏が引退したのは2008年。ひょっとしたら現役時代から糖尿病を指摘されていたかもしれません。

 

 

 

2.どうして糖尿病を放置したのか?

スポンサードリンク

これは予想です。

 

案外いかつい男性の中には

「インスリンを打ちたくない。注射が怖い」

と仰る方もいます。

 

でも、清原氏は覚醒剤を使用していたのでそれは考えられません。

 

どうして糖尿病を放置してしまったのかというと、

第一に糖尿病治療の基本である食事療法が出来なかったのだと思われます。

 

 

糖尿病患者さんは年齢や体重、活動度に応じて医師から「1日あたりの摂取カロリー」を、栄養士からは「食事の取り方や考え方」を指導されます。

 

簡素な食生活を心がけなければ、即カロリーオーバーです。

 

砂糖たっぷりのスイーツやジュース、高級なお料理を食べたり、お酒などは駄目なのに、清原氏は止められなかった…!

ということでしょう。

 

食事に気をつけないと何が起こるかと言うと、高血糖が続くことによりどんどん病状が悪くなっていくことに加えて、治療が難しくなります。

血糖値がその日の食事によってバラバラになってしまうので、適切な範囲におさめるための飲み薬やインスリン量をどのくらいにすべきか、医師も決められない訳です。

 

少なめにしては血糖値が下がらないし、多めにしてしまうと食事の仕方によって低血糖が起きる可能性が出てきます。

糖尿病で食事に注意を払うことは絶対に必要です。コントロールの悪い方はこ食事療法がうまく出来ていない場合が殆どですね。

 

 

第二に、プライドが高いこと。

日頃食事に気をつけているかどうかは受診時の血液検査ですぐに分かってしまいます。結果が悪いと医師から注意されます。

 

「食事療法が守れていませんね!?」

「あとあと大変な思いをするのは他ならぬ貴方ですよ!?」

「最悪の場合、手足が壊死して切断しないといけなくなったり、網膜症で失明したり、腎臓が壊れて透析することになりますよ!?それで良いんですか?」

 

…ってな感じに脅される場合もあります。

 

駄目に決まってるんだけど出来ないんじゃ無いか!

 

…とプライドの高い方は逆ギレし、病院で指導されるのが苦痛になって通院を止めてしまうことがあります。

長生きしたければ、真摯に受け止めなければ駄目ですよ(苦笑)。

 

糖尿病は初期段階だと自覚症状が乏しいので、治療を中断しがちです。

好きなご飯は食べられないし、医師には怒られるし、治療が面白く無い。

 

これに忙しさが加わってくると、余計に病気を放置しやすくなります。

忙しい→ストレス→暴飲暴食→高血糖→医師から注意される→通院やめる

こんな流れです。

予想ですけどね…^^;

 

 

第三に、飲食以外に楽しみがないこと。

ストレスを解消できる健全な趣味や、今後どんな風に人生を過ごしたいかっていう目標やビジョンが無いのではと思います。

 

スポーツ選手として引退はしたけれども、48歳。

人生まだ長い!

 

やろうと思えば色んなことが出来る若さです。

病気で寿命を縮めるなんて勿体無いです。

 

 

第四に周囲にサポートしてくれる人がいないことです。

清原氏は離婚して、独り身であります。

子供たちと会えなくて寂しいと孤独を吐露したこともありますし、逮捕後、身元引受人の調整が難航したことは記憶に新しいですね。

 

応援してくれる人がいないと、糖尿病治療って難しい!

 

寂しさを食事やお酒で紛らわそうとします。金銭を投じて高級げなお店に行き、接待を受けながら美味しいものを食べちゃいます。

カロリーオーバーです。

 

清原氏の場合は独身ですが、家族がいる方でも同様のことが起こり得てしまいます。

同じ食卓を囲むのに、みんなはステーキ、病気の人だけ味気ない蒸した魚…みたいなパターンです。

 

本人が気にしなければOKですが、辛い・寂しいと感じることがあります。

辛いので、他の人が食べているものをついつい一緒に食べてしまい、糖尿病悪化。

 

同じ食事を美味しいねと言って食べてくれるサポーターがいた方が、糖尿病治療は頑張れるので、もし身近に闘病中の方がいらしたら気配りしてあげてください。

 

 

3.まとめ

今回は清原和博氏の糖尿病を受けて私が考えたことをお伝えしました。

 

まとめると、

•清原氏の糖尿病は重症で、長年糖尿病治療を放棄した状態である。

•血糖値900はいつ昏睡状態に陥ってもおかしくない危険な状態。入院は仕方が無かった。

•糖尿病に真面目に取り組めなかったのは、飲食以外の楽しみが無かったからである。

となります。

 

飲屋街での豪遊っぷりが有名な方なので、暴飲暴食が病気を悪化させたことは確かだと思いますが、糖尿病になりやすい遺伝的な素因もあるかもしれませんね。

 

そして皆さんに知っていただきたいのは、

糖尿病の治療は食事療法が基本であり、しっかりと実践するためには周囲の理解とサポートが必要であることです。

 

糖尿病は珍しい病気ではありません。

 

病気をカミングアウトするのは嫌かもしれませんが、周囲をうまく巻き込んで治療に臨むことが長期的にみれば絶対プラスになると思いますよ!

 

参考にしていただけると嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

sponsored link

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

気に入ったら是非フォローお願いします!

follow us in feedly
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。