理研でSTAP現象再現は本当か?小保方晴子氏の今と今後はどうなる?

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一昨年から何かと世間をお騒がせしているSTAP細胞問題。

世界で最も権威ある科学雑誌Natureに論文が掲載され、一躍時の人となった小保方晴子さんは、その後論文ねつ造疑惑、論文撤回、再現実験失敗、学位剥奪、理研退職など苦難の連続。

人生の坂を転がり落ちるとはこういうことを言うのか…という波瀾万丈の人生です。

私が小保方さんだったら耐えられません…。

失礼ながら、ねつ造が発覚して海外チームの再現実験が頓挫し、STAP細胞はES細胞が混入したものだと結論づけられたとき、私は「この子は虚言癖があるのだろうか」と思ってしまいました。
でも、今年に入ってから「あの日」という手記を発表、今月に入ってウェブサイトSTAP HOPE PAGEの開設、理研CDBの丹羽プロジェクトリーダーが検証実験を再度行うことを発表し、更には「STAP現象は実は理研で再現されたいた」なんていう情報も出て来ているんです。

やっぱりSATP細胞って本当にあるのかな…?

あるって確信を持っているから、世間から大バッシングを受けてボロボロに言われても諦めないのかな…と思ったりもします。
そこで、今回はSTAP細胞関連の情報をまとめてみることにしました。

 

1.STAPってなんだっけ?おさらいしてみる。

まずはここからですよね(笑)。
STAPとは、
Stimulus- 刺激で
Triggered- 引き起こされる
Acquisition- 獲得
of Pluripotency- 多能性

とこと。
小保方さんの論文のセンセーショナルなところは、「細胞の遺伝子を取り去ったり入れたりコチョコチョいじらなくても、弱酸性の液に浸すだけで、細胞は原始的な状態に戻り、多能性を獲得する」としたところです。
実験では生後1週間のマウスから取り出した脾臓細胞のリンパ球をATP液で処理し、37度で反応させると「STAP様細胞塊」とよばれる細胞群が出来ます。
STAP様細胞塊は、多能性をもっている細胞がもつ特別な遺伝子配列を認識して光る蛍光試薬を使って確認します。
つまり、光ればSTAP様細胞塊が出来ている、光らなければ出来ていないという判断をします。
私は専門が生化学ではなかったので、遺伝子配列のことはよく分からないんですけれども、STAP様細胞塊=STAP細胞ではありません。これは確か。
光っている細胞は多能性を持っている可能性がある、というだけです。
小保方さんがした仕事というのは、STAP様細胞塊を作るところまで。
ここから先は、STAP HOPE PAGEによると、最近悪者扱いされ始めている若山教授の仕事です。

彼の仕事はすなわち、STAP様細胞塊から実際に多能性のある細胞を単離してきて培養し、ここからキメラマウスを発生させる実験です。

この実験が成功して初めて、「STAP細胞は存在する」と証明出来ます。

理研は論文ねつ造や撤回などを受け、2014年4月以降にSTAP現象検証チームを立ち上げ、それとは別に小保方晴子氏に7〜11月末まで単独での再現実験を実施させます。
手記「あの日」によりますと、その再現実験の環境が劣悪だったと反論しているらしいんですが、STAP細胞の存在に懐疑的な人には言い訳に聞こえるかもしれません。
「弱酸性の液に浸して刺激するだけ」で出来るはずだったSTAP細胞、「ちょっとしたコツが要る」「200回作るのに成功した」というSTAP細胞が本人にも全然できないのですから、実はできないんじゃないかと思われても仕方が無いのかも?
理研は12月に「STAP細胞はES細胞由来である」という研究報告をまとめました。
実験系にES細胞が混入したというのです。
昨年秋にはハーバード大学などの海外の研究グループも「133回再現実験したけどSTAP細胞は出来なかった」と言い、STAP細胞の存在は国際的にも否定された形となりました。

 

2.STAP現象が再現されていたって本当なの?

でも、今月1日になって「STAP現象、理研で再現されていたことが発覚…」という情報がネットに流出。
エイプリルフールですか?と一瞬思ってしまったが、資料を読んでみるとまあ、見ようによってはそう捉えられなくも無いという感じです
ややこしい言い方ですが…。

実際にはSTAP現象は確認できていないと思います。

どういうことかというと、
・検証実験により、弱酸性の液に浸すとSTAP様細胞塊は確かにできる。

・細胞塊から細胞を1つずつ単離して遺伝子を解析すると、確かに多能性幹細胞にしか見られない遺伝子を含む細胞がある(STAP様細胞)。

・STAP様細胞をマウスの胚盤胞に移植したが、キメラマウスはできなかった。
・STAP様細胞を培養してみたけど、うまく増殖せず、STAP幹細胞は得られなかった。

…ということなんです。
マスコミのいうSTAP現象とは、STAP細胞塊ができること、あるいは多能性遺伝子を持っている細胞が単離できることなのかもしれませんが、遺伝子を持っていてもスイッチオンの状態で実際に機能することが確認できなければ、STAP現象の再現とは言えないんじゃないかと思います。
STAP様細胞塊ができることは確かなんだと思いますが、問題はその後ですね。

 

3.小保方さんの今

STAP HOPE PAGEによると、小保方さんは現在も鬱病の治療中だそうです。
そのため、少しずつしかホームページを更新できないけれども、実験の詳細を記すことで世界の誰かがSTAP細胞の存在を証明し、STAP細胞が再び日の目を見ることを夢見ているのだそうです。
細胞の多能性検証実験をしたのが対立する若山教授であるにも関わらず、STAP細胞の存在は疑っていないようですね。
彼女が再び白衣を着ることがあるとすれば、それは誰かがSTAP細胞の存在を証明したときかもしれません。
一体誰になるのかな…、個人的には丹波氏であって欲しいと思ってますが。
化学者に最も大切なのは根性と考察!
完全にSTAP細胞は無いとはまだ言えないと思ってます。

 

4.まとめ

今回はSTAP現象が再現されていたという噂の検証と、小保方さんの今について少しだけお話ししました。
結論としては、

STAP現象はまだ確認されていない。
完全に無いとは言い切れない。
です。

単離してうまく培養できる実験系が見つけることが次の課題と言えそうですね。

コピペで論文捏造と言われてバッシングを受けている小保方さんですが、化学論文を出すときにはオリジナリティがとても重要です。
写真を使いまわしたり、コピペしたりすると、信頼性が失われてしまいます。

次に大切なのが再現性。小保方さんの実験は再現性に乏しいたです。この2つが論文ねつ造を悪意あるものと受け取られてしまった原因であります。
ひょっとしたらSTAP現象の再現性の低さが、悪意なき捏造につながってしまったのかもしれませんが、化学は証明されることが大切であり、論文は現象を証明したり示唆したりするためのものであることを忘れないようにしたいです。
そして、普段こういった専門的な世界とはかけ離れた生活を送る私たちは、マスコミが何を根拠に人を批評しているのか…という情報源についても確認しながら、自分独自の視線で世の中を見るようにしたいですね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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