転落防止のため用水路に蓋をしたい!どんな申請手続きが必要か調べてみた

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全国的に見ても突出して用水路の転落事故が多い岡山県。

「事故の多さを異常と思わないのが異常」と警察本部長が発言したり、「岡山怖えー」「ありえねー」的NEVERまとめが作成されたりして、不名誉なレッテルを貼られ、見過ごすわけにもいかない感じになってきました。

今は梅雨の真っ盛り。

例年より明らかに雨量が多くて、用水路はかなり増水しています。

何事も無く梅雨明けを迎えて欲しいと思いながら、今回は岡山市の用水路転落対策について書いてみたいと思います。

 

1.転落事故を受けて岡山市が動き出した!?

用水路

先日、私は町内会長さんからこんな話をされました。

「この5月に岡山市で用水路の危険箇所の一斉点検を実施することが決まりました。

この辺一帯の危険箇所を洗い出して、対策工法を市に報告することになっています。市の職員が該当箇所を現地で確認し、優先度の高いところから順に安全対策を実施していく予定だそうです。

7月20日が報告の期限なので、それまでにこの辺の家の人たちに意見を聞いてもらえますか?」

 

って、仕事を申し付けられた(笑)。

まあ、自分たちの為になることなので、喜んで引き受けることにしました。

 

渡された資料を見てみると、どうやら町内会などを通じて住民の生の声を集めようとしているようで、好感が持てました。

対策が完了するまで時間はかかるかもしれませんが、転落のリスクがあるのは地元の人だし、どんな時・どんな風に危険かはパッと現地を視察しただけでは分からないと思うからです。

点検のポイントが書いてあったのですが、こう言ってはなんだけど、お役所系ではお目にかかったことない位分かりやすかったです。

 

あとは、この資料を受け取った地域の代表がどんな風に調査するかが問題かなと思いました。

うちの会長さんはちゃんと他の役員の人たちと見て回ったり、私にも声を声をかけてくれたり(任されたけどw)、よかったなあと思っています。

限られた人たちだけで答えてしまって、調査が行われていること自体知らない地域の人だっているかもしれないですから。

 

さて、転落のリスクが高い場所とはどんなところでしょうか?ポイントを挙げてみます。

1.道路の幅が急にせまくなる

2.進行方向に水路がある

3.見通しの悪いカーブ

4.交差点部

5.道路の幅が狭く、外側線もなく、夜間に道路と水路の境が不明瞭

6.その他

です。

私が住んでいる地域は、2と5と6のその他「子供が多い」でしょうか。

子供は注意力が散漫だったり、とっさの回避行動が上手く出来ないものなので。

お年寄りが多い地域も同じですね。

 

岡山は道路幅の狭い割に交通量がそこそこある道路が多いので、自転車で走行しているお年寄りや子供は特に危ないと思います。

 

危険箇所の転落防止策ですが、市からは「柵」「反射板つき視線誘導標(てっぺんにオレンジ色の丸い反射板が付いているポール)」が案として提示されていました。

 

蓋(グレーチング)はないのかあ…。

ナルホドね~。

 

数年前に近所の子が転落し、頭を何針も縫う大怪我をしたことのある近所の用水路。

蓋をして欲しいよねとか、蓋をしたいよねとか、勝手に蓋したらいけないらしいよとか、奥様方の間で世間話をしたこともあったのですが、改めて真面目に調べてみることにしました。

 

2.蓋(グレーチング)は出来ないのかな?

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どうしてグレーチングが市の対策案になかったのでしょう?

一番の理由は「高価だから」だと思います。

グレーチングは溝掃除の妨げになり周辺の農業に影響する可能性があるからかもしれません。用水路が詰まってしまったら困りますもんね。

地域によっては生態系が乱れるからかもしれません。

 

また住民にとっても、若いうちはいいが年を取った時に溝掃除が大変になるというデメリットがあります。安全に越したことはないですけど、グレーチングを持ち上げた時に腰が「ギクっ」→寝込むみたいなパターンも将来出てくるかもしれません。

転落防止に最も効果があるのは蓋ですが、金銭面や管理面との兼ね合いが難しいところです。

 

じゃあ柵や視線誘導標で安全が確保できるのか?というとそれも一概には言えないと思います。

転落防止策は、場所によって最適なものが変わってくると思うんです

たとえば、視線誘導標は夜間暗くて歩行者の多い住宅街ではあまり効果がないかもしれません(子供やお年寄りが多い地域では特に)。

柵を家の目の前にされたら景観的に嫌だと言う方もいらっしゃるだろうし、ボールやおもちゃが用水路に落ちた時に、柵の上から覗き込むなどして寧ろ危なくなると思う方もいらっしゃいます。

 

「水路には絶対蓋が良い」と地域住民が考えた場合、どうすればよいのでしょうか?気になりませんか?

 

今回の岡山市の例を取ってみると、市が転落防止策を積極的にしたいと考えているので、「蓋じゃないとこの箇所は転落防止が困難です」と伝えてみるのも1つの手だと思います。その場合、町内会を通すのが良いでしょう。

ダメもとで訴えてみて、意見が通ったらラッキーです!

 

でも、それが通らず、自腹でいいからすぐにでも蓋をしたいと思われる場合はどうします?

調べてみると、道路側溝や用水路に蓋(橋)をかけたい時や、道路・水路の一部を改修するには管理者の許可が必要になるそうです。

専門用語で「道路・水路の占用(せんよう)」というらしい。

 

水路が農業用水路の場合は、土地改良管理組合などの水利管理者の同意も必要になるそうで、勝手に蓋をするのはダメみたいです。

 

たいていの場合、この辺りで「何か難しそう」と思って諦めがちですが、強い意志がある場合はまず町内会長や役所(土木課や農林水産課が担当していることが多い)に相談してみてください。

お住いの市町村によっては、ホームページで書式をダウンロードできるところもあります。

 

水路を管理している個人や団体を特定したら、提示される条件や指示に従って工事をします。この手続きを踏まないと、後々になって大金をつぎ込んだのに撤去するハメになることも考えられます。

トラブルを避けるためにも、独断で蓋をつけることはやめましょう。

特に転落防止の為ということであれば、近所の人や町内会長さんとよく相談して申請するのが無難だと思います。

 

3.まとめ

今回は「岡山市の用水路転落防止対策」と「水路の蓋(グレーチング)工事」に関して調べてみたことを書いてみました。

まとめると、

・岡山市は現在用水路の危険箇所を町内会などを通じて調査している最中である

・転落防止策として蓋は候補に入っていないので、どうしても蓋をしたい場合はダメもとで危険性を岡山市に町内会を通じて訴えてみる

・用水路に勝手に蓋をすることは禁止されているので、自家用に蓋の場合は役所へ、転落防止目的の場合は町内会を通じて役所へ「道路・水路の占用」の申請するのが良いと思う

となります。

大雨で増水していますので、気をつけてお過ごしください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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