赤ちゃんの消化機能の発達と離乳食の関係。市販ケーキがダメな訳

Pocket
LINEで送る

こんにちは。ホシ姐です。

今日は久しぶりに赤ちゃんの話題です。

ホシ姐の家のチビすけ2号はまだ3ヶ月なので、大分先の話なのですが、1歳の誕生日ケーキをどうしたらいいのか?という話ですね。

離乳食の開始時期や、食材や調理法について書いてあるサイトは非常に多いんですけれども、ケーキについてはどうなのかハッキリ書いてあるサイトはあまりないようでしたので。

でも、1歳の誕生日って元気に過ごせば必ずやってくる!始めての誕生日だから、できれば赤ちゃんにご馳走を作ってあげたいですよね!?

今日はそんな世の中のママの疑問に終止符を打ってみたいと思います。

 

1.そろそろ1歳の誕生日。ケーキはどうする?


8025808660_4719073ca7_m(いいわけ?食べていいわけ?)

1歳にもなると、歯が生えてきて離乳食も大分進んでいるころです。食事の回数も1日3回に増えて、色々な食べ物の味や舌触りを経験することにより味覚が発達する時期でもあります。舌が自由自在に動かせるようになり、自分でつかみ食べをしたり好き嫌いが出て来たり…テーブルが散らかってしまうこともあるけれど、一生懸命ご飯を食べる赤ちゃんの姿はとても微笑ましく可愛いですよね。

さて、そろそろ赤ちゃんの誕生日だから何かご馳走でも作ってお祝いしなきゃ…と思うのが親心。

しかし、誕生日祝いの定番ケーキ…これをどうすべきかが問題です。

 

赤ちゃんは食べてもいいのでしょうか?まずここが分からない。

ケーキは大人だけ食べるという手もありますが、主役が食べられないのもなんだか不憫。

一口だけ食べさせてあげる?いやいや、それで具合悪くしても可哀想。

 

色々なことが考えられますが、正解はどうなんでしょう?

 

答えは、

 

 

食べさせない方がよい。

 

です。

「やっぱりそうか!」と思った貴方は素晴らしい!

 

でも、どうして食べさせてはいけないのかご存知ですか?

ちゃんとした理由があるので、これから解説していきますね。

 

 

2.1歳の赤ちゃんに市販のケーキをあげてはいけない理由とは?

bake-butter-flour-mountain-pile-cookie-egg

(バターは美味しくて罪なヤツ。)

ケーキをあげてはいけない理由は、消化機能の発達と密接に関係しています。

赤ちゃんは生後0〜4ヶ月までは母乳ないし、人工乳しか消化することができません。消化といっても、母乳やミルクに含まれる成分は殆ど消化の必要がない吸収性のよいものが殆ど。これは消化機能が非常に弱い赤ちゃんにとって、とても理にかなっているご飯です。

5ヶ月以降の赤ちゃんは少しずつ食べることに興味を持ち始めます。お食い初めの後は離乳食を始めても構わないとされている時期ですよね。

この頃の赤ちゃんはヨダレがよく出るようになったり、口をもぐもぐさせるようになったり、唇を閉じて食べ物を飲み込むことが出来るようになります。それと同時に、消化機能も発達してきます。ミルクだけではそろそろ身体に必要な栄養のすべてを補えなくなるので、形のある物を食べられるように準備を始めるのです。

 

しかし、離乳食は1日1回ひとさじからのスタート。進めるペースも非常にゆっくりです。急には身体が順応できません。

1歳の赤ちゃんに市販のケーキをあげてはいけない理由はここにあります。

それでは、赤ちゃんの消化機能がどんな風に発達していくのか見て行きましょう。

 

1.炭水化物の消化

炭水化物に含まれるデンプンは、様々な酵素によって次々に分解されていき、最終的には単糖類という、糖なかでも最も小さい成分になった後で小腸から吸収されます。

•アミラーゼ…デンプンをデキストリン、麦芽糖に分解します。唾液や膵液に含まれています。唾液アミラーゼは生後6ヶ月から成人に近い活性レベルになりますが、膵液アミラーゼは生後4ヶ月までは分泌されず、乳児期の間は活性不十分です。

一方で二糖類の分解酵素は早くから活性があります。

•マルターゼ…麦芽糖からグルコース2分子にまで分解します。ママのお腹の中にいるうちから(妊娠24週)活性があります。

•スクラーゼ…ショ糖からブドウ糖と果糖にまで分解します。この酵素もマルターゼ同様、胎児の時から活性があります。

•ラクターゼ…乳糖からブドウ糖とガラクトースまで分解します。この酵素は生後2〜3日で活性を示します。

乳児期初期の栄養はミルクがメインになるので、このラクターゼの活性がとても重要です。

炭水化物に関しては、唾液アミラーゼは離乳食開始時期に活性が高くなるものの、膵液アミラーゼには1歳くらいまで十分な活性がありません。結論としては、1歳まで多糖類(デンプン)の消化機能はまだ弱いということが言えます。

 

2.タンパク質

kitchen-cake-backe-backing

(簡単に手作り出来ればいいんだけどねー。)

 

タンパク質は、胃から分泌される塩酸やペプシン、膵液に含まれるトリプシン、腸液に含まれるペプチダーゼによって消化を受け、最終的にアミノ酸になります。

乳児期は胃のpHが大人よりも高く、ペプシンを分泌できる量も少ないので、タンパク質を分解する能力が不十分です。

子供のタンパク質の消化機能が成人と同じくらいになるのは2歳くらいと言われています。

 

3.脂質

脂質分解酵素の膵リパーゼは生後1ヶ月で成人並みになります。しかし、赤ちゃんは胆汁酸の活性が不十分です。胆汁酸は脂質を乳化させることにより、リパーゼによる分解を受けやすくする作用があります。

この胆汁酸が少ないため、赤ちゃんは脂質の分解が苦手です。

現在進行形で離乳食をしているママはお気づきかもしれませんが、離乳食は赤ちゃんの咀嚼機能だけでなく、消化機能の発達段階に合わせて進めるべきなのです。

食欲旺盛な赤ちゃんに粥状にすれば何でも食べさせて良いかというと、そうではないわけです。

 

赤ちゃんの消化機能は、炭水化物→タンパク質→脂質の順に整っていきます。

消化が苦手なタンパク質や脂質を早いうちから与えてしまうと、消化しきれなかったタンパク質分子を未発達な免疫が異物と認識してアレルギーの原因になったり、下痢の原因となることがあります。

 

 

3.1歳誕生日のお祝いケーキ、どうする!?

スポンサードリンク

さて、前述の赤ちゃんの消化機能の発達経過を踏まえて、今度はケーキのことを考えてみたいと思います。

よくあるママたちのお悩みは、

①市販のケーキを1歳児に食べさせてもいいのか?

②①がダメな場合、1歳の誕生日ケーキはどうすればいいのか?

③①がダメな場合、いつから市販のケーキを食べさせてもいいのか?

この3点だと思います。

順にみていきましょう。

 

①市販のケーキを1歳児に食べさせてもいいのか?

5775792875_c1efdebb8a_m

(テンションあがるう〜!)

 

お菓子作りが好きな人はお分かりかもしれませんが、答えはNOです。

理由は、生クリームとケーキスポンジに脂肪がたっぷり含まれているからです。

市販のクリームの成分は以下の通りです(200gあたり)。

Y社生クリーム Y社植物性ホイップ Y社植物性ホイップ

低脂肪

S社乳製品不使用

豆乳入りホイップ

エネルギー 863kcal 780kcal 607kcal 772kcal
タンパク質 3.0g 3.0g 3.4g 2.0g
脂質 92.6g 83.2g 63.4g 82.0g
炭水化物 4.2g 4.8g 5.8g 6.4g
ナトリウム 76mg 82mg 90mg 56mg

 

これを見ると生クリーム、植物性ホイップ、豆乳入りホイップの順にカロリー、タンパク質、脂質ともに少ないことが分かりますね。

脂肪に関しては植物性低脂肪ホイップクリームが最も少ないことが分かります。

 

意外にも豆乳入りホイップクリームは脂肪が多かった!

 

ケーキ屋さんの中には、「うちのケーキは乳成分なしの豆乳入りホイップクリームを使っているので赤ちゃんも食べられます!」と謳っているところもあるようですが、脂肪がうまく消化吸収できないことを考えれば、必ずしも豆乳入りホイップクリームならOKとは言えないのではないでしょうか。

 

また、市販のケーキのスポンジにはバターが沢山入っています。バターがはいっている方がしっとりとしてコクのある、美味しいケーキに仕上がるからです。卵も沢山入っています。

 

以上のことから1歳の赤ちゃんには市販のケーキは向いていないと言えるでしょう。

 

 

1歳の誕生日ケーキはどうすればいいのか?

さて、①がNOだったので、じゃあ赤ちゃんのケーキはどうすればいいのかについてお話ししたいと思います。

1.クリームの代わりに水切りヨーグルトを使う。

水切りヨーグルトとは、市販のヨーグルトの水分を手動で抜いたもののことです。水分が抜けるとヨーグルトは少し固めになるので、それをクリームとして代用します。ありがたいことに、最近ギリシャヨーグルトというものが販売されています。あれは水切りヨーグルトです。自分で水切りするのが面倒な場合は使いましょう。

ヨーグルトとクリームは同じ牛乳由来ですが、脂肪分の割合が全然違います(200gあたり)。

 M社プレーンヨーグルト  M社プレーンヨーグルト

脂肪ゼロ

 エネルギー  126kcal  86kcal
 タンパク質  7.2g  7.6g
 脂質  6.2g  0g
 炭水化物  10.4g  12.6g
 ナトリウム  90mg 102mg

タンパク質はクリームよりやや多いものの、脂質の含有量のケタが違いますね…?

クリームの代わりに砂糖で甘みを付けたヨーグルトを使いましょう!(蜂蜜はダメです)

 

2.市販のスポンジではなく、ホットケーキミックスまたは食パンを使う。

2385134555_2f04615e90_m

(平べったいのが悩み。分厚く焼ければいいのにね)

 

ケーキスポンジはホットケーキミックスで作ります。市販のもので作ってOKですが、気になる場合はアルミフリーのベーキングパウダーを使用したものを選んだら良いと思います。成分表示のところに書いてあるので、確認して買ってください。

ホットケーキミックスで作ったホットケーキは出来上がり1枚あたり、エネルギー235kcal、タンパク質6.8g、脂質4.4g、炭水化物41.6gです(M社調べ。ホットケーキミックス150gに卵と牛乳を混ぜて3枚焼く場合)。M社のホットケーキミックスは粉150gに対して牛乳100ml、卵を1つ使用します。全ての材料を混ぜて焼くと1枚あたり約100g

、ケーキスポンジ100gあたりにはエネルギー300kcal、脂質6g、タンパク質8g、炭水化物54gが含まれています。

脂質もタンパク質もホットケーキの方が少なめなので、赤ちゃんに適していると言えるでしょう。

食パンを代用することもできます。型を抜いて、デコレーションにこだわれば、可愛くて美味しいのが出来ますよ!フルーツサンドの豪華版といった感じでしょうか!?

 

③いつから市販のケーキを食べさせてもいいのか?

最後に市販のケーキはいつから大丈夫なのかですが、消化機能が大人とほぼ同じになるレベル、3歳くらいから食べても良いと言えるでしょう。

※ただし、アレルギーがある場合はこの限りではありません。

 

 

4.まとめ

今回のまとめです。

•子供が市販のケーキを食べてもいいのは3歳くらいから。

•それまでは生クリームはヨーグルトで、スポンジはホットケーキまたはパンで代用する!

という結論でございます。

ご納得いただけたでしょうかー?

ガッテン!

 

さて、次回は実践編といたしまして、ホットケーキミックスでケーキスポンジさながらの分厚いホットケーキを作る方法をお送りしたいと思います!

お楽しみに〜。

 

関連記事

ホットケーキミックスで作る分厚いケーキスポンジ→料理が苦手なママにも出来る、簡単&時短&可愛い赤ちゃんケーキ

卵かけご飯はいつから食べられる?→ 子供は10歳まで卵かけ御飯を食べれない?免疫力や賞味期限との関係

sponsored link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)