中耳炎の抗生物質について。子供や赤ちゃんに飲ませる工夫

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こんにちは。ホシ姐です。

前回ログで、中耳炎に対する抗生物質の使い方や考え方についてのお話をしましたが、今回は子供や赤ちゃんへの抗生物質の飲ませ方、工夫についてお送りします。

早速見て行きましょう!

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1.子供の薬が粉ばっかりなのはなぜか?

 

子供と大人の薬って違いますよね?
大人の薬は錠剤やカプセルが多いけど、子供の薬は粉ばっかりです。
どうしてでひょう?
それは、こんな理由からです↓

 

理由その1)体の大きさに合わせて薬の量を調節するため

子供と言っても、体重5キロの子もいれば10キロの子、20キロの子もいます。子供の薬は、「子供だからこの量ね」という風には決まりません。身体の大きさに合わせて薬の量を調節します。
薬は血中濃度が高すぎると副作用が起きやすく、低すぎると効果不十分です。ヒトの血液量は身体の大きさと相関するので、子供に薬を出すときには体重を確認し、適正量を計算して処方します。

理由その2)錠剤やカプセルが飲み込めないため

小さい子供は錠剤やカプセルを飲み込むことができません(大人でも大きな錠剤やカプセルが苦手な人が時々いらっしゃいます)。タイミングを計って飲み込もうとしているうちに口の中で錠剤コーティングが溶けてきて、口の中が苦くなってきたりします。
子供の粉薬は甘い味をつけて、水で溶かしても比較的美味しく飲めるように設計されています。

 

 

2.幼児に飲ませる工夫

1.服薬はつらいよ

離乳期を過ぎた子供に粉薬を飲ませる場合、問題になるのは薬の味に好き嫌いが出やすいことです。嫌なものは嫌!と自己主張する程度に知恵はついているけど、治療に必要だからと思って飲むほど物分かりも良くない…そんな年頃の子をもつ親は服薬させるのに苦労します。

粉薬はできれば粉のままか、水に溶かして飲ませるのが良いですが、飲んでくれない時は、苦手な薬の匂いや味が隠れるように飲み物や食べ物に薬を混ぜて飲ませる方法が有効です。
薬の中には混ぜてはいけない飲み物や食べ物がありますが、混ぜて問題ないものも多く存在します。それらをうまく利用して飲ませましょう!

 

2.抗生物質の種類と小児への飲ませ方

①アモキシシリン

・アモリン細粒(ヨーグルト味)…牛乳やヨーグルトに混ぜたり、アイスクリームに振りかけると飲みやすい。
・サワシリン細粒(オレンジ味)…果汁20%くらいの甘いオレンジジュースに混ぜると飲みやすい。
・パセトシン細粒(パイナップル味)…スポーツ飲料と混ぜると飲みやすい。アイスクリームに振りかけても良い。
・ワイドシリン細粒(ミックスフルーツ味)…牛乳や果汁20%くらいの甘いオレンジジュースに混ぜると飲みやすい。アイスクリームに振りかけても良い。
メーカーによって色んな味があります。アモキシシリンはペニシリン臭という独特の匂いがあるので、飲みたがらない子供が結構多いです。水に溶かして飲めない場合は、上記を参考に工夫してみてください。

 

②クラブラン酸・アモキシシリン

・クラバモックス小児用DS(いちごミルク味)…甘いオレンジジュースやヨーグルトに混ぜたり、バニラアイスクリームまたはチョコレートアイスクリーム、プリンに振りかけると飲みやすい。食前服用なので注意。

 

③セフジトレン ピボキシル

・メイアクトMS小児用細粒(バナナ味)…バニラアイスクリームに振りかけたり、果汁度20パーセント位の甘いオレンジジュースや牛乳、ヨーグルトに混ぜると飲みやすい。
この薬は好きな先生が多いです!
うちの子も中耳炎でよく飲んでます。

 

④トスフロキサシン

・オゼックス細粒小児用(ストロベリー味)…甘いリンゴジュースに混ぜたり、アイスクリームに振りかけると飲みやすい。

⑤テビペネム ピボキシル

・オラペネム小児用細粒(ストロベリー味)…牛乳に混ぜたり、アイスクリームにかけると飲みやすい。
元々薬自体に苦味があるものは、混ぜるものによっては逆に苦味が強調されることがあります。基本的に果汁度の高いフルーツジュースは向きません。

少し冷やした方が匂いが押さえられた、飲み心地が良くなります。

 

 

3.その他のポイント

・飲む直前に混ぜる

薬の溶解液は保存がききません。細菌が繁殖したり、徐々に変質していくことがあるからです。1回分ずつ飲む直前に混ぜてあげましょう。
・飲みきれるまたは食べきれる量に混ぜる
大好きなジュースに薬を混ぜても、ジュースの量が多ければ残すことがあります。必要量をきっちり飲むためにも、ジュースの量は控えめに。溶け残ってコップの底に溜まった粉薬は、もう一度少量のジュースに溶かして飲ませましょう。

 

・飲めたら褒めちぎる

苦手な薬が飲めた!ということに対して、ママはオーバーリアクションで喜んだり褒めたりしてください。
子供は自尊心をくすぐられて、褒められるために頑張って飲もうとするようになります。

3.赤ちゃんに飲ませる工夫

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赤ちゃんに粉薬が処方されたら、1日3回の薬なら、朝昼夕の授乳前に飲ませます。

毎食後となっていても1日3回です。授乳ごとにあげないようにしてくださいね(たまに見かけるので念のため)。

 

離乳食が始まっていない又は進んでいない赤ちゃんは、甘いジュースやアイスクリーム、牛乳などを摂取できません。

以下のように服薬を工夫してみてください↓

 

1.飲ませ方

①まず小さい容器に粉を移して、白湯を数滴ずつ加えながら赤ちゃんスプーンで練ります。
②わさび位の固さになったらスプーンでまとめてダンゴ状にし、スプーンの背にのせてください。洗って清潔にした指先でもいいです。
③②を赤ちゃんの口腔内(上あごか、口の横)に塗りつけます。
④授乳して、口の中に残った薬を胃へ流します。離乳食が始まっている子は、白湯でもいいですよ。
離乳食に混ぜる方法もありますが、ミルクやご飯(お粥、うどんなどの炭水化物系)に混ぜるのことは避けましょう。ミルク嫌いになることがあります。混ぜるなら、ヨーグルトやジュース、お茶、アイスなど、赤ちゃんが食べられるもので、万が一嫌いになっても成長の妨げにならないもの、混ぜても苦味が増したり変質したりしないものを選びます。

 

 

4.薬を飲んだ後、吐いてしまったら…?

薬を飲んだ後に吐いてしまったら、薬をもう一度飲ませるべきかどうか迷いますよね。
そんな時は吐いた時間と、量で判断します。
一般に内服薬が胃の中にとどまる時間はのんでから20~30分程度。薬を飲んですぐに、それも沢山吐いたならもう一度飲ませます。
時間が30分以上経っていたり、少し吐き戻した程度なら再度飲ませる必要はありません。
子供の場合、食べたご飯の量や飲み物の量を参考にすれば良いですが、問題は母乳育児中の赤ちゃんです。どれだけ飲んだのやら、分かりません。
下記は赤ちゃんの哺乳量の目安です。母乳の飲み方が普段と変わりなければ参考にしてください。

 

月齢 1回あたりのほ乳量
2〜3ヶ月 150ccくらい
3〜4ヶ月 160~180ccくらい
4〜5ヶ月 160~200ccくらい
5〜7ヶ月 160~220ccくらい

 

赤ちゃんも飲めたら、「えらかったね~」と褒めてあげてくださいね!

 

 

5.まとめ

今回は子供や赤ちゃんへの抗生物質の飲ませ方、工夫についてお送りしました。
赤ちゃんへの飲ませ方は抗生物質以外の薬にも応用可能なやり方なので、ぜひ覚えてほしいです。
何かに混ぜて飲ませる場合は、薬によって混ぜて良いもの、混ぜない方が良いものが決まっています。今回ご紹介したのは、子供の中耳炎に出される抗生物質についての工夫なので、別のお薬にも適用できるとは限りません。ご注意ください。
今後も色んな病気や薬のことについてお話していく予定なので、飲ませる工夫についてはその時にまたお知らせしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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