完全母乳を支援する赤ちゃんに優しい病院とは?

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こんにちは。ホシ姐です。

先日友人から話を聞いて知った話なんですが、私の住んでいる県には「赤ちゃんに優しい病院」認定施設は2つしかなく、そのうちの1軒はチビすけ1号を産んだ某総合病院、もう1軒が某個人クリニックなんだそうです。そんなに希少なものだとは知らなかった…。母乳育児は近頃は推奨されているものなので、赤ちゃんに優しい病院もたくさんあるのかと勝手に思い込んでいました。

なんか私、一見すごい母乳育児にこだわりのある人みたいになってるじゃん…?違うんですよ〜。

 

何の下調べもせず、成り行きでそうなってしまったんです。北国から結婚を機に引っ越して来た私は、町の産婦人科のことに関する知識が一切ナシ!だったので、職場の先輩が出産した某個人クリニックでまあいいかな〜と思いまして、妊娠後何も考えずにその病院に通院することに決めました。

希望としてはその個人クリニックで出産したかったんですが、妊娠の経過が思わしくなく、切迫流産の診断と分娩時に出血多量のリスクありと言われてしまいまして、総合病院に転院することになったんです。そして産まれたのがチビすけ1号です。いや〜、チビすけ1号を産んだときの入院生活は、今思い出しても涙が出そうなくらい辛かったですね〜〜。毎晩真っ暗な廊下でチビすけを抱っこしたまま泣いてました。その代わり、退院のときは素晴らしく嬉しかったです(笑)。

そして、チビすけ2号を出産したクリニックのまあ良かったこと!同じ赤ちゃんに優しい病院でも違うもんだな〜と感じました。

そんな経験を生かして(笑)、今日は「赤ちゃんに優しい病院」とはどんな病院なのかを書いてみたいと思います。

 

赤ちゃんに優しい病院とは?

赤ちゃんに優しい病院とは、以下に示す「母乳育児成功のための10カ条」を守り、実践している病院のことです。WHO、ユニセフが認定していて、現在日本国内で72施設が認可をうけています。72施設って少ないですね…。

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1.母乳育児成功のための10カ条

以下は日本母乳の会HPにある条文の抜粋です。

  1. 母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること

2. 全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること

3. 全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法をよく知らせること

4. 母親が分娩後、30分以内に母乳を飲ませられるように援助すること

5. 母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えること

6. 医学的な必要がないのに母乳以外のもの、水分、糖水、人工乳を与えないこと

7. 母子同室にする。赤ちゃんと母親が一日中24時間、一緒にいられるようにすること

8. 赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるままの授乳を進めること

9. 母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと

10. 母乳育児のための支援グループを作りを援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること

(WHOとユニセフの協同声明)

引用元:日本母乳の会HP

2.赤ちゃんに優しい病院での出産の特徴

上記の10カ条を見て、「何かそんな特別なことがあるんだろうか?」と思われる方もいるかもしれません。そこで、実際に認定施設でどんなことをするのか、照らし合わせてみていきたいと思います。

 

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1.母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること

施設に勤務するスタッフに、母乳育児の方針を周知徹底するということです。スタッフが母乳育児の方針を守りながらママのサポートをすることで、赤ちゃんは母乳の恩恵を最大限に受けられるようになります。

 

2. 全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること

母乳育児をスムーズにするためのアドバイスを産婦人科医や小児科医、看護師、助産師などが協同して行います。たとえば、産婦人科医はママの産後の身体のことについて、看護師や助産師はほ乳の姿勢や食生活、沐浴などについて、小児科医は赤ちゃんの健康のことについて教えてくれます。

 

3. 全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法をよく知らせること

赤ちゃんに優しい病院では母乳育児のメリットはもちろん、ほ乳の仕方についても個別に詳しく教えてくれます。赤ちゃんの吸う力が弱かったり、口蓋裂で飲みにくかったり、ママの乳房の関係で飲みにくかったりするような場合も、ケースバイケースで対応してくれますよ。

参考リンク:病院選びの参考に!母乳育児のメリットと注意点をチェック!

 

4. 母親が分娩後、30分以内に母乳を飲ませられるように援助すること

これは分娩直後のカンガルーケアのことです。赤ちゃんは生まれ出てすぐ、裸のままママの胸の上にやってきます。もちろん、赤ちゃんが寒くないようにタオル付き。1年近くお腹の中にいた人との対面はとても感慨深く、赤ちゃんの小ささと暖かさに感動いたします。

 

5. 母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えること

退院後やむを得ない事情で、ママと赤ちゃんが一時的に離れてしまうことがあるかもしれません。そんな時を想定して、母乳の出が悪くなることが無いように看護師さんや助産師さんがアドバイスをしてくれます。

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6. 医学的な必要がないのに母乳以外のもの、水分、糖水、人工乳を与えないこと

これが赤ちゃんに優しい病院の一番の特徴ではないでしょうか?

母乳の出が悪くても人工乳を与えないよう指導されるという話は別の記事ですでにしましたが、入院中もそうなんです!赤ちゃんに優しい病院では、「赤ちゃんは水筒とお弁当をもって産まれてくる」という考えに基づき、入院中もママの母乳が出るようになるまで赤ちゃんは何も口にすることが出来ません。母乳は産後すぐに出るわけではないので、赤ちゃんはママの母乳が出るまで一生懸命吸う、ママは乳房の痛みに耐えながら吸わせるという行為を繰り返します。根気よく繰り返すことで初めて、乳腺が張って来て初乳が出るようになるんです。

出産初日は多分母乳は出ないと思います。2〜3日目くらいから出る場合が多いんじゃないでしょうか。

なので、赤ちゃんは産まれたときより体重が一時的に減ります。チビすけ2号は2710gで産まれましたが、3日目は2410gにまで体重が減っていました。そこから母乳が出始めて、親子で頑張り(笑)、無事2500gを超えたので5日目に退院しました。母乳の出が悪くて赤ちゃんの体重が増えない場合は、退院が延期になる場合もあるようです。

 

7. 母子同室にする。赤ちゃんと母親が一日中24時間、一緒にいられるようにすること

母乳育児のスタートは「泣いたら吸わせる」です。これを繰り返さないと母乳は出ないんですね…。なので、ママと赤ちゃんは基本的に24時間一緒です。

いつも一緒にいることで、入院中に赤ちゃんのお世話もかなり慣れます。

 

8. 赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるままの授乳を進めること

基本的に「泣いたら吸わせる」です。入院中は母乳がなかなか出ないので、夜はほとんど寝られないかもしれません。けど、それが母乳育児の第一歩!最初の関門と言えます。産後で体力を消耗した状態で行うので、多くの人はとても大変だと感じるでしょう。ガンバレ、耐えるんだ!

 

9. 母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと

母乳育児のメリットの記事でお伝えした通り、赤ちゃんが直接乳房を口に含んで飲むことは、あごや舌の筋肉の発達にとても大切です。逆に、口さみしさを紛らわせるためにおしゃぶりを与えられた赤ちゃんは、あごの発育不全を起こしたり、歯並びが悪くなりやすいと言われています。

 

10. 母乳育児のための支援グループを作りを援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること

病院選びの重要ポイントの記事でもお伝えしましたが、核家族で近くに子育てを手伝ってくれる人がいなかったり、悩みを相談出来る友人がいない場合、ママが子育てに行き詰まってしまうことがあります。こんな時、悩みを相談したり、共有したり、ファミリーサポーターのように家事や育児を手伝ってくれる人たちがいたらどんなに心強いでしょうか。赤ちゃんに優しい病院では、独自に育児サークルや子育て支援グルーブの活動を展開していたり、紹介してくれるサービスがあったりします。私がチビすけ2号を出産したクリニックでは、年齢ごとの育児サークルと生後6ヶ月までの子育て支援グループがありました。

ただ、私の経験から申し上げますと、これらのサークルや支援グループは積極的に紹介されるものではなく、院内にポスターが貼ってあるだけです。人員的にそこまで手が回らないのかもしれません。利用することがあるかもしれないと思ったら、積極的に訪ねてみてください。

 

参考リンク:幸せ妊婦生活&出産〜病院選びの順序や重要ポイントを解説

3.まとめ

長々と書いてしまいましたが、赤ちゃんに優しい病院での出産&入院のイメージはつかめたでしょうか?

ポイントは24時間母子同室、母乳が出るまで根気よく吸わせる&出るまで赤ちゃんはご飯なし、スタッフが母乳育児をするためのアドバイスに長けている、育児サークルや子育て支援サークルがあるということです。

初めての育児は思うように進みませんし、自分の身を削って取り組む感じが過酷に思えます。そこまでして…?と思われる方もいるかもしれません。しかしながら、母乳によって赤ちゃんやママが受けるメリットは大きく、挑戦してみる価値はあるんじゃないかな〜と私は思います。最初は辛くても、上手くいくようになったら「頑張って良かった」と達成感を味わうことができるのではないでしょうか。

さて、次回は同じ赤ちゃんに優しい病院でも、入院生活の辛さや快適さに違いが出る…という話を、私の個人的な経験談から分析してみたいと思います。

 

 

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