タバコで母乳がニコチンに汚染される!赤ちゃんへ及ぼす影響とは

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こんにちは。ホシ姐です。

当ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

我ながら衝撃的なタイトルをつけてしまいました…。母乳がニコチン汚染。

母乳育児をがんばっている愛煙家のママは、タイトルだけで読むのが怖くなったり、母乳はもうやめようかななんて思っているかもしれません。まあ、せっかくこのページにたどり着いたのですから、最後までお付き合いください。

ちなみに、ニコチン入り母乳はママがタバコを吸わなくても、受動喫煙で生じますので、パパやその他の身近な人が喫煙者の場合も読んでいただきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

1.ニコチンが母乳に混じる仕組みとは?

母乳にニコチンが混じるとは、一体どういうことなのでしょうか?にわかに信じがたいかもしれませんが、こんな仕組みで起こります。

 

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図引用元:在宅医療機器展示センター

 

①タバコを吸ったり、副流煙を吸ったりすると、煙に含まれるニコチンが肺に入ります。

②肺に入ったニコチンは肺胞という肺の末端組織から毛細血管に入ります。

③毛細血管に入ったニコチンは肺静脈に集まり、心臓を通って全身を巡ります。

④全身を巡る中で、乳腺に送られた血液から母乳が作られます。この時ニコチンも母乳に入ってしまいます。

このような仕組みで、母乳を通じ赤ちゃんはニコチンを摂取してしまうことになります。

 

2.ニコチンの血中濃度の推移

妊娠中は臍の緒を通じて自分の食べたものが赤ちゃんのいくという自覚と、出産への不安から禁煙出来ていたママも赤ちゃんが産まれると気が緩むのか、喫煙を再開してしまう場合が多いようです。厚生労働省の調査では、妊娠中に禁煙できていたママのおよそ6割が産後半年以内に喫煙を再開してしまうと報告しています。

母乳がニコチンに汚染されるという事実は、喫煙しているママが母乳育児をして良いのかと問題視されることもありますが、現在はニコチンによる害があっても母乳を与えるメリットの方が優ると言われています。

しかしながら、母乳に含まれるニコチンはママの血液中に含まれるニコチン濃度の2〜3倍!

赤ちゃんとママの健康を考えるのであれば禁煙が一番ですが、どうしても無理な場合は赤ちゃんへのニコチンやその他の有害物質の影響が最小限になるよう、配慮すべきです。喫煙すると母乳中のニコチン濃度は直ぐに上がり、30分ほどで最高値に達します。その後は徐々に減少していき、3時間ほどでほぼ初期値にもどります。

 

こう聞くと、タイミングを工夫すれば喫煙して良いと勘違いするママが時々いますが、母乳に含まれるニコチンよりも、赤ちゃんが副流煙や呼出煙などの環境たばこ煙に暴露されることの方がよっぽど危険!しつこいようですが、タバコは有害なものであり、あなたにとっても赤ちゃんにとってもデメリットしかありません。

血中濃度の話はあくまで参考です。可愛い赤ちゃんの健やかな成長のために、禁煙にトライしましょう!

 

どうしても禁煙が難しい場合は、家庭内の分煙を見直してみませんか?→受動喫煙で赤ちゃんが突然死や病気に!分煙も決して安心できない

 

3.ニコチン入り母乳を赤ちゃんが飲むとどうなるのか?

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ニコチンの入った母乳を赤ちゃんが飲むと、こんな悪影響があります。

・不機嫌になる

・不眠になる

・悪心や嘔吐を誘引する

・下痢をする

・頻脈になる

赤ちゃんは大人よりも化学物質にずっと敏感で、体に入り込んだ異物を処理する能力も未熟です。

ヘビースモーカーのママの母乳から出たニコチンによって急性中毒に陥った例も報告されています。

臍の緒でつながっていなくても、あなたの習慣は母乳や共通の生活空間を通して赤ちゃんに影響するのです。

 

 

4.ニコチンが母乳育児を困難にする

ニコチン入りの母乳によって赤ちゃんは機嫌が悪くなったり、夜泣きをするようになります。赤ちゃん自身は体調が悪くて泣くので可哀想なことは言うまでもありませんが、お世話をするママやパパも辛いですね。

ニコチンの薬理作用は赤ちゃんだけでなくママの身体にも変化を及ぼします。母乳が出にくくなるのです。

母乳は脳下垂体前葉からプロラクチンというホルモンが分泌されてつくられます。そして赤ちゃんが母乳を吸うことにより、オキシトシンというホルモンが分泌され、母乳が出されるようになります。

ニコチンには末梢血管を収縮させて身体の冷えを起こし、女性ホルモンの働きを悪くする副作用があります。つまり、喫煙をすると女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなるので、母乳の出が悪くなるのです。母乳が出なければ、赤ちゃんはお腹が空いてよく泣きますし、身体の成長も遅いです。

あやしてもグズグズしている、頑張っているのに母乳が出ない、成長が遅い…辛い経験や焦る思いが育てにくさを感じることにつながったり、母乳育児の中断につながってしまうこともあるようです。

赤ちゃんやあなたに辛い思いをさせているのは、ひょっとしたらニコチンのせいかもしれませんよ?

 

 

5.いっそ粉ミルクに切り替えようかは大間違い!

喫煙をしたいから、ニコチン入りの母乳は赤ちゃんが可哀想だからという理由で母乳育児を止めてしまうママがいますが、これは大きな間違いです。

先ほども少し述べましたが、現在は母乳よるニコチンの害よりも、母乳によるメリットの方が大きいと考えられているのです。

これにはれっきとした理由があります。

元気だった赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)というものがあります。

厚生労働省のホームページにはSIDSについて、次のようなことが書かれています。

・日本での発症頻度はおよそ出生6,000〜7,000人に1人と推定され、生後2ヵ月から6ヵ月に多いとされています。発症は年々減少傾向にありますが、平成23年には全国で148人の赤ちゃんがこの病気で亡くなっています。

SIDSの原因はまだわかっていませんが、男児、早産児、低出生体重児、冬季、早朝から午前中に多いことや、うつぶせ寝や両親の喫煙、人工栄養児で多いことが、平成9年度厚生省心身障害研究「乳幼児死亡の防止に関する研究」で分かっています。

・たばこは、SIDS発生の大きな危険因子です。平成9年度研究では、両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合の約4.7倍SIDSの発症率が高いと報告されています。

・母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃんと比べてSIDSの発症率が低いと報告されています。人工乳がSIDSを引き起こすわけではありませんが、赤ちゃんが、よろこんで飲み、体重が順調に増えているなら、できるだけ母乳を与えましょう。

引用元:厚生労働省HP

 

つまり、喫煙ありきで考えるのであれば、母乳より人工乳の方がSIDSのリスクが高くなるのです。

ママが良かれと思ってしたことが裏目に出るなんて、これほど悲しいことはありません。

是非母乳育児を続けましょう!

 

6.まとめ

今回はタバコが母乳に及ぼす害、母乳を通じて赤ちゃんに及ぼす害についてのお話でした。

妊娠をきっかけに禁煙できていたママの多くが産後半年以内に喫煙を再開してしまうという調査結果にはビックリしました。身体の中からすっかりニコチンが抜けていても、脳の記憶がそうさせてしまうのでしょうか…?やろうと思えば禁煙できるのですから、子供の健康や自分の健康のことを考えて卒煙しましょう!あなたならきっとできますよ!

すすんで禁煙したくなるようなメリットを挙げてみました→肌が若返り、美貌を取り戻せる!禁煙によるメリットの数々

禁煙を楽にする方法をまとめてみました→【子供と喫煙の害】禁煙を楽にする具体的方法まとめ

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