産後の妻を凶暴化するホルモン見つかる。愛を修復する方法

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皆さん、産後うつをご存知ですか?

 

出産して数ヶ月の女性が罹りやすい心の病気です。発症する確率はとても高く、産後の女性の10〜20%と言われています。

子どもや夫に愛情が持てなくなったり、物事に興味が持てなかったり、悲しくて涙がでたり、不安が多くて神経質になったり…というような症状が2週間以上続きます。

長い人は1年以上患うこともあります。

 

私も数年前まで産後うつでした。

 

核家族で子育ての苦労を分かち合う人がいない。

共働きで時間に追われる毎日。

母乳育児の影響なのか、子どもが夫になつかない。

夫の仕事が忙しく、家事が私に殆ど全部私。

気分転換する時間がない。

 

色々なことが重なって、突然涙が出て来たり、自分のことを愚かで価値のない人間だと思ったり、ロープで首をくくろうかと思ったり…気持ちが奈落に落ちていました。

 

でも、症状はこれだけじゃなかったんです。

 

もういい、夫には頼らない!と思ったり、私は子どもと二人で強く生きていくわと思ったり、怒って物を蹴飛ばしたり、きつい言い方をしたり…。

 

よくイライラしていました。同じことで何日も怒っていた。

夫のことが嫌いだ!と思っていました。

もう離婚してやる!と思ってたこともありました。

時にモラハラ妻と化していました。

 

感情の浮き沈みがジェットコースターのように激しかったです。

今ではケロっと治っていますが、あれは何だったんだろう…?

 

冷静になった今だから、考えてみました。

 

 

 

1.産後の妻を凶暴化するホルモンとは?

 

憂鬱な感情や気力の無さ、その結果育児に支障が出るといった問題にフォーカスが当てられている産後うつですが、実はうつには

•単純性うつ病

•双極性障害

の2種類あります。

 

前者が憂鬱、無気力、疲れやすい、価値観の喪失といったような抑うつ状態が続く病気。

後者は「躁鬱病」とも言われ、「抑うつ気分」と「感情の高揚」が何らかの原因で切り替わる状態が繰り返される病気です。

 

感情の高揚(躁状態)とは、普段より明らかに気分が良すぎたり、ハイになったり、興奮したり、怒りっぽくなったりし、加えて

 

•自分が偉くなったように感じる

•多弁になる

•色々な考えが次々と浮かぶ

•注意がそれやすい

•活動性が高まりじっとしていられなくなる

 

ようなことです。

 

もしかして私、軽い双極性障害だったのかな…?と思います。

優しい夫が急に鈍感に思えて来て腹が立っていたのは、産後うつの症状だったのかも?

 

 

産後うつの原因は、エストロゲンの急激な減少や睡眠不足、ライフスタイルの変化、孤独などと言われています。その結果、脳内のセロトニンが減少し情緒不安定になるのです。

セロトニンはテレビ番組などで幸せホルモンとして紹介されている神経伝達物質です。

これが不足すると人は憂鬱になったり、身体のだるさを訴えます。なので、うつ病の薬はセロトニンを活性化させて症状を改善するものが多いです。

 

じゃあ、セロトニン不足が妻のイライラの原因なのか?

 

 

 

一理あるでしょう。

 

 

でも最近、新たに妻を凶暴化するホルモンの存在が見つかったそうです。

 

 

その名もオキシトシン!

 

 

このホルモンは出産時に子宮の収縮を促したり、母乳の分泌を促したり、赤ちゃんやパートナーとスキンシップをして愛情を感じたときに出されるホルモンで、「恋愛ホルモン」とか「愛情ホルモン」とも呼ばれます。

 

 

えっ、愛情…?

逆じゃない…?

 

 

そう、逆です。

 

 

なんと、オキシトシンは愛情を深めるだけでなく、「他者への攻撃性」も強める作用があると判明したのです。

 

 

先日放送されたNHKスペシャル「ママたちが非常事態!?最新科学で迫るニッポンの子育て」では、今の日本で子どもが0~2歳と育児が大変な時期にもっとも離婚が多いという「産後クライシス」の問題を取り上げ、産後間もない時期にママたちの多くが感じやすい「夫への強いイライラ」はオキシトシンが分泌される時に生じると紹介しています。

 

 

そして、オキシトシンを攻撃性ホルモンではなく、愛情ホルモンとして働かせるためには、「夫が妻の育児ストレスに対して寄り添いの気持ちを示すこと」が非常に重要であると結論づけています。

 

 

多分、育児中の母親は防衛本能が高まっているのでしょう。

産後の妻のイライラの原因は育児に協力的でなかったり、自分の味方をしてくれないことがスイッチとなり、夫を「他者」と見なして攻撃してしまう、という非常に動物的というか本能的なメカニズムであると解釈出来ます。

 

 

私も何かにつけ夫にイライラしていましたが、いらだちを感じる瞬間は大抵いつも「一体いつになったら貴方は父親になるの?」と思っていました。

 

子どもが生まれたその日から、母親の世界は子ども中心に回りだす。

それなのに、父親の世界は中心軸が「自分」の位置から大して変わらず回り続けている。

 

言わなければ気づかない、言わなければ協力してくれない。

世の中の凶暴化している妻は、内心「夫は…してくれない。」という気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

2.愛情を取り戻す方法

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過去の自分を振り返って思うのは、産後クライシス時期の夫に対する怒りは、裏を返すと「私の気持ちに気づいて欲しい」という心の叫びであるということです。

 

夫に対して自分がヘルプサインを出していることに気がつかない妻。

妻の怒りがヘルプサインであるとは露にも思わず、マイペースを貫く夫。

 

今、産後クライシスの末に離婚する夫婦が増えていて、母子家庭の貧困が深刻な社会問題になっている…

「本能的なものだから仕方がない」とか「気の利かない夫が悪い」で済まされるんでしょうか?

 

済まされないですよね。

離婚してしまうと、産後うつが終わってから後悔しても修復ができません。

 

 

後悔するの…嫌じゃないですか?

元々赤い糸の存在を信じて結婚した二人なのでは?

 

 

冷静に考えるとそうなのに、現在進行形で産後クライシスや産後うつに陥っているときには気がつかない。これが一番の問題だと思う!

産後クライシスとはなんなのか、乗り越えるために夫婦はお互いにどうコミュニケーションをとっていくべきなのか、もっと広く認知されることが必要だと思います。

 

 

長い間、産後うつで夫に腹を立てていた私をハッとさせてくれたのは、何気ない夫の一言でした。

 

 

「仲が悪くなったとは、思っていないんだ。」

 

 

涙が出そうでした。

 

そうだよ、今からでも遅くないよ!また仲良しに戻れるよ!と確信しました。

ホルモンバランスを言い訳にするのは簡単だし、夫が気を回してくれないのは確かにそうなのかもしれませんが、二人は夫婦なのです。一方的にどちらかが悪いなんてことあるのでしょうか?

 

 

別の方法を試さなければいけないと思いました。

 

 

そこで私は、『夫は…してくれない。』という気持ちを怒りとして表すのではなく、「ちょっと悪いんだけど、私は○○をしたいから貴方は…してもらえないかな?」と声に出して言ってみることにしました。

 

するとどうでしょう!

繰り返しているうちに、夫は私が何も言わなくても状況を見ながら家事や子どものお世話に協力してくれるようになったのです。

 

 

夫は他者ではありませんでした!

 

彼は手伝ってほしいことを知らなかっただけ。夫婦の歯車が狂っていたのは伝わっていなかっただけ。

そして気づいたのは、「言葉にしなくても気づいてくれるのが当然だ」という女性側の都合の良い考えが夫への怒りを勝手に増幅させているという事実です。

こうして我が家の産後クライシスは終わりを迎えました(…と私は思っている)。

 

気づかせてくれた夫には本当に感謝しています。

 

気持ちの伝え方一つで妻側にも夫側にも愛情を取り戻すチャンスがあり、夫婦関係を円満にすることは可能です。

産後クライシスは直りますとも!

 

同じ過ちを繰り返さないように、二人目を出産したばかりの自分への戒めとして、私ももう一度心に刻み付けたいと思います。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

出産と育児に関する問題を他にも書いています。よかったらのぞいていってくださいね。

数年前まで私も産後うつでした。当時はどうすればいいか分かりませんでした→育児が辛い、できないと思ったら産後うつかも?治す方法について。

出産に関する公的な経済支援を全ての女性が受けられるようにしてほしい→出産は貧乏の始まり!パートは出産手当なし?2人目が産みづらい社会

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