妻が妊娠しても禁煙しない夫の心理。禁煙してもらう方法とコツ

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こんにちは。ホシ姐です。

最近禁煙ネタばっかり書いて、愛煙家に煙たがられているかもしれない…と思いつつ、引き続き禁煙ネタを書きます(笑)。

前回受動喫煙がお腹の赤ちゃんに与える影響について書きましたが、今回は夫に禁煙してもらう方法とコツについてお送りします。

是非参考にしてみてくださいね。

 

1.夫が禁煙してくれないのはなぜか?

赤ちゃんを授かったのに夫が禁煙してくれない…と頭を悩ませるママは多いです。受動喫煙は赤ちゃんに悪いのに、どうして止めてくれないの!?と内心怒っている方もいます。

あなたの怒りはごもっともです。

受動喫煙はお腹の赤ちゃんに悪影響ですから。

でも、怒っているだけでは問題は解決しません。ケンカになるだけです。

ここは1つ冷静になって、どうして夫が禁煙しないのか考えていきましょう。

 

1.喫煙者の禁煙に対する心理

ファイザーが2012年に実施した「日本全国の“ニコチン依存度チェック”2012(全国47都道府県9400人の喫煙者対象)の調査結果によると、「今すぐにでも禁煙に挑戦したいと 思いますか?」と質問に対して回答があった喫煙者のうち、61.3%が「挑戦したい」と答えました。さらに、今すぐには「挑戦したくない」と回答した人に対して、「今後、1年以内に禁煙に挑戦したいと思いますか?」と質問したところ、うち17.5%が「挑戦したい」と回答し、これらを合わせると全体のおよそ7割が1年以内での禁煙意欲を持っていることが明らかになりました。

引用元:ファイザー株式会社

 

なんと、喫煙者の中には今すぐ禁煙したいと思う人たちが6割もいるということがわかります。意外に多いんではないでしょうか?

そして、今すぐには禁煙したくないが1年以内に禁煙したいと思っている人がいるって、一体どういうことなの?禁煙したいのか、したくないのかどっちなの…?

 

喫煙者の約7割が禁煙したいけど、出来てないという現実。

これはどうしてでしょう?

 

心理学的に見ると、喫煙者が禁煙しない要因は大きく分けて2つあるそうです。

 

・禁煙を重要だと思っていない

・禁煙する自信がない

 

この2つの要因によって、禁煙しない人のパターンは図のように4つに分けられます。

 

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(参考引用元:神奈川県予防医学協会

 

①禁煙を重要と思えず、禁煙する自信もない

②禁煙を重要と思っていないが、禁煙しようと思えば出来る自信がある

③禁煙を重要だと思っているが、禁煙する自信がない

④禁煙を重要だと思っていて、禁煙する自信もある

 

④の段階にならないと、禁煙行動は起こしにくく、仮に起こしたとしても挫折しやすいそうです。

ニコチン依存症においてはタバコを吸うこと自体に執着心や歪んだ価値観を持っていたり、吸うことの有害性を過小評価していることが多く、禁煙しない人の殆どは自信の有り無しに関係なく、禁煙の重要性について理解が不足していると言われます。

つまり、今すぐ禁煙したいと思っても、喫煙することの有害性を十分に理解し、禁煙の必要性を正しく理解していなければ、禁煙することに重要性が見出せないので強い動機付けにならないんです。強い動機付けが無ければ禁煙は簡単に挫折します。

今は禁煙したくないけど、1年以内にしたいという回答は、動機付けの弱さを物語っています。

 

 

2.妻が妊娠しても禁煙しない理由

先述の喫煙者の禁煙に対する心理を、妻が妊娠しても禁煙しない理由に当てはめてみます。

 

1.喫煙の有害性に関する知識がない。

タバコの有害性に関する知識が不足している人は、そもそも禁煙に関心がありません。

「知ってるよ?身体に悪いんでしょう?」くらいでは知っているとは言いがたく、どんな疾患のリスクがどれだけ高くなるのか、どれだけ寿命を縮めると言われているのかというところまで知らないと、なかなか禁煙に対する関心を引き出すことが出来ません。

 

分かりやすく例えを出すと、

いつ自然災害が起きるか分かりません!と言われてもなかなか具体的な対策を打つことが出来ず、「いつか防災グッズ揃えないとダメだよなあ。」で終わってしまいがちですが、3年以内に80%の確率でM8クラスの地震が来ますとか、猛烈に強い大型台風が3日後に来ますとか言われたら、早く何とかしなきゃ!と関心が湧いて、行動にもうつしやすいですよね?

 

禁煙の動機付けには、喫煙による具体的な弊害への理解が必要です。

ここに、禁煙することのメリットや受動喫煙の有害性に関する理解が加われば、禁煙の動機付けは更に強いものになります。

 

2.受動喫煙の有害性を知らない、理解していない。

次に考えられるのが、受動喫煙の有害性に対して無知であるというパターンです。

タバコを吸うと健康を害すると分かっていても、健康を損なうのは自分だけだと思って吸い続ける人がいます。

この場合、受動喫煙が妻やお腹の赤ちゃんにとってどれだけ有害なのかという知識と理解が無ければ禁煙に対する動機付けができません。

 

3.妻の妊娠を禁煙のきっかけとして捉えていない。

喫煙者の多くは禁煙したくても行動に移せずにいます。動機付けが弱いので、いずれしようと思ってるんだけどな…と言いつつ実行を先延ばしにしてしまいます。

赤ちゃんが生まれたら禁煙しようかなと考えている人もいることでしょう。いずれ禁煙しようという考えがあるのなら、受動喫煙がお腹の中の赤ちゃんに悪影響を与えることを十分に理解してもらい、妊娠を禁煙のきっかけとして捉えてもらうことです。

 

4.禁煙したくても自信がなくて出来ない。

非喫煙者には理解が難しいのですが、禁煙はしようと思ってもなかなか出来ない場合が多いのです。

タバコに含まれるニコチンは、喫煙者に「ニコチン依存症」という病気を引き起こします。

事実、禁煙を希望する喫煙者の大半は禁煙を試みるもニコチン離脱症状に苦しみ、1週間以内に再喫煙してしまいます。これはニコチンへの身体的依存です。また、身体的依存から抜け出した後も、心理的依存は長きにわたって残ります。

禁煙したいのに出来ずにいる場合、自己流禁煙法で挫折していることが多いです。挫折の経験から禁煙に対して自信を持てない人は多いですね。

そんな人には、「最近は比較的楽に禁煙する方法があるみたいだよ。保険がきくらしいよ。」と軽い感じで禁煙外来を勧めてみるのもいいかもしれません。

 

 

3.夫に禁煙してもらうには

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ここからは具体的にどうすれば禁煙の方向に持っていけるかを考えてみます。万が一、僕は絶対禁煙しないよ!というご主人がいたら、その時は分煙に関する理解と協力を求めてください。

1.妊婦健診に誘ってみよう

女性の多くは妊娠に気づいてすぐに母親としての自覚が芽生え始めますが、男性は基本的にそんな風には出来ていません。赤ちゃんの超音波画像の写真を見せても、内心ピンと来ていません(特に妊娠初期は)。父性とは育まれるものなのです。

もし夫が受動喫煙のリスクを知らなくて、あなたの妊娠を禁煙のきっかけと捉えていないのであれば、妊婦健診に誘ってみましょう。

「赤ちゃんが動いているのが見えるんだよ、一緒に見て欲しいな。」と言って誘うのがいいと思います。最近は夫婦二人で受診している人も結構多いですから、ご主人が一緒に行くのを恥ずかしい様子なら、「今どき夫婦で受診は普通だよ。」と伝えます。そして、妊婦健診で体重や血圧を測る際(多分この時は妊婦さんだけが呼ばれると思うので)、担当看護師に「医師から夫に禁煙を勧めて欲しいのですが」と話してみてください。

最近では妊婦さん自身の禁煙だけでなく、パートナーの禁煙も産科の保健指導に含めたほうが良いとの考え方が広がってきているので、医師や看護師も恐らくNOとは言わないと思います。

 

夫としても妻に言われるより、医療の専門家に説明されるほうがすんなりと受け入れられる場合が多いです。超音波画像で元気に動く小さな命を見れば、受動喫煙のリスクに対して無関心でいることの方が難しいのではないでしょうか。

 

2.受動喫煙のリスクを知ってもらおう

産科でどの程度の禁煙指導がされるかは病院によります。受動喫煙のリスクを詳細に理解しなければ禁煙の動機付けは弱いので、病院で十分な説明が受けられなかったり、まだ夫が腑に落とせてないなと思われる場合は、お腹の赤ちゃんに及ぼす影響について二人で勉強してください(妻のスタンスは指導ではないです)。

一緒に病院に行けなかった人は、「医師から受動喫煙はお腹の赤ちゃんに良くないので、禁煙するように言われたよ。一度挑戦してみて欲しいな」と言って、用意しておいた資料を見せ、禁煙について考えてもらうのが良いと思います。ポイントは妻の方から分煙の話に持っていかないこと、受動喫煙が胎児に与える影響について記した資料を見せることです。妻の個人的な意見で言っているのではないことをアピールします。

 

受動喫煙がお腹の赤ちゃんに与えるリスクについてはコチラ→受動喫煙が胎児に与える悪影響。低体重、突然死、流産リスクも

 

3.自信をつけよう

禁煙に興味なし→興味あり→強い動機付けにより禁煙したいというところまで来たら、禁煙に対する自信をつけます。

3-1.離脱症状に対する自信

ニコチン依存症の人にとって第一の関門は、禁煙後2〜3日後にくる強い離脱症状です。

禁煙に望む場合、離脱症状が起きた時にタバコを吸う代わりに別のアクションを起こすことが非常に重要で、代わりに何をするかを予め想定しておく必要があります。

詳しくは別のログに書いてあるのでそちらを参照してほしいのですが、幾つかの代替行動を想定したら、いざという時それらの行動をスムーズに起こせるように環境を整えたり、グッズを揃えたりします。

妻は夫の禁煙の努力行為が孤独なものにならないように、励ましたりサポートしたりしてあげてください。

楽に止められるなら禁煙外来に行ってもいいかなという考えが夫にある場合は、受診を勧めてみましょう。

 

3-2.再挑戦するこのへの自信

禁煙を始めたものの、失敗…何てことが出てくると思います。そんな時に必要になるのが、今回は失敗したけど次こそはできる!という気持ちで再挑戦することです。

最初から上手く禁煙できる人は少ないですが、禁煙したい気持ちと暖かい家族の応援があれば、モチベーションを維持することができます。でも、毎日失敗している、1〜2日しかもたないなどという場合は動機付けがまだ弱かったり、離脱症状に対する知識と対策が不充分な可能性もありますので、もう一度見直してみてくださいね。

 

3-3.誘惑に負けない自信

離脱症状を抜け出し、身体的ニコチン依存が消失しても、喫煙に対する優先的価値(タバコを吸えばやる気が出るという勘違い、ストレス解消になるという勘違い)はなかなか消えません。本当はニコチンに依存しているから、ニコチンが切れるせいでやる気が下がる、ニコチンが切れるせいでストレスを感じるのですが、ニコチン依存症の人は喫煙によって自らのストレス耐性を低くしてしまっていることに気付けないのです。

なので、禁煙して3週間くらいたって、1本だけなら…と思ったり、飲み会の席で他の人が喫煙をするのを見て羨ましく思ったりします。そんな誘惑に打ち勝つには「何のために禁煙するのか」という強い動機付け、そして1本でも吸ったら再喫煙なのだという認識が大切です。しつこいようですが、タバコを止めたいから禁煙する、ではダメなんです。

 

 

4.分煙を見直そう

もし、禁煙に対して夫がどうしても無理だとか、頑なに喫煙を止めない!と言うのなら、ニコチンに対して強い依存があると考えます。そういう場合は、本数を減らす具体的な提案(1日何本までとか、吸いたくなったら2回に一度は代替行動を取るなど)をし、分煙についてのルール決めをして下さい。子育ては基本的に二人でするものですから、禁煙する•しないで夫婦の仲が悪化するようではいけません。

禁煙については、妊娠前にしておくことが一番望ましいですが、お腹が大きくなってきた時や、赤ちゃんが生まれた時、赤ちゃんが風邪をひいた時、夫自身が体調を崩した時などタイミングは他にもあります。妊娠は禁煙の良い機会ですが、妻は最初で最後のチャンスと思って思いつめすぎず、機会を狙って根気よく提案してください。そして、夫婦で可能な限り赤ちゃんをお腹で元気に育てる努力をしてください。例えば十分な睡眠を取る、ストレスを溜めない、栄養バランスの良い食事を心がける、生活リズムを意識する、赤ちゃんのことを二人で考える、最良の分煙方法を徹底する…などです。赤ちゃんが産まれたら必ずすることになるであろうことを、生まれる前からしてみてください。

一緒に住む限り完璧な分煙方法はありませんが、可能な限り受動喫煙の害が及ばない分煙方法を実践してくださいね。

 

分煙についての関連記事はコチラです→受動喫煙で赤ちゃんが突然死や病気に!分煙も決して安心できない

 

5.夫自身にもメリットがあることを知ってもらおう

禁煙を押し付けられたと思うと、モチベーションが上がりません。宿題しなさいと言われて、しぶしぶやるのは身が入らないのと同じです。

禁煙すれば、割と早くから血行が改善し、呼吸器の機能が回復して来ます。寿命ものびます。

喫煙者自身が禁煙によって得するのだということを理解してもらい、動機付けを強いものにしてください。

そして、妻は夫の禁煙をサポートする側に回りましょう。吸いたくなった時に食べるガムを買ったり、イライラしている様子なら気分転換に散歩へ誘ったりします(散歩は妊婦さんにも良いです)。また、禁煙期間がのびたら褒める、中間目標を決めて達成できたら簡単なお祝いをするのも良いと思います。

 

禁煙のメリットについてはコチラ→肌が若返り、美貌を取り戻せる!禁煙によるメリットの数々

 

4.まとめ

今回は夫に禁煙してもらう方法とコツについてのお話でした。えらい長文になってしまった(汗)。

喫煙者が禁煙しない•できない心理について、ご理解いただけたでしょうか?

動機付けが弱かったり、自信がなかったりして行動にうつせなかったり、禁煙したいけどタバコが吸いたいという矛盾が生じるために禁煙が継続できなかったりします。タバコはただの嗜好品ではなく、依存を生むのです。

妊娠すると女性も神経質になって、禁煙しない夫を責めてしまうことがあります。でも、お互いに思いやりを持ちながら良い方向に向かって話し合う姿勢が一番大切です。

そして、赤ちゃんを気遣う気持ちや愛情が生まれれば、妊娠が禁煙の動機付けにならなかったとしても、禁煙しようかなという気持ちは湧いてきます。

妻はそれをうまく引き出す役、サポート役に回りましょう!頑張って!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

禁煙の具体的な方法についての記事はコチラ→【子供と喫煙の害】禁煙を楽にする具体的方法まとめ

ご主人のニコチン依存度をチェック!→ニコチン依存度をチェック!禁煙は辛い?成功の秘訣とは。

妊婦さんがお腹の赤ちゃんのためにできること→タバコの煙はPM2.5と同じ!妊婦さんが行ってはいけない場所とは?

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