早産は妊娠何週・体重何グラム以上になれば大丈夫なのか?

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切迫流産、早産と言われて心配なのは、お腹の赤ちゃんが今後どうなるのかですよね~。

私は立ち仕事のせいか、長女も次女も切迫流産・早産でした(汗)。

長女の時は大量に出血した上、低置胎盤のハイリスク妊娠。大変でした…。

今回はそんな私の個人的経験も踏まえながら、早産について書いてみたいと思います。

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1.早産とは

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妊娠週数が22週以上37週未満の出産を指します。頻度は妊娠全体の約5%で、その原因は体質や感染によることが多いとされています。

切迫早産と言われたら、なるべく長く妊娠を保ち、お腹の中に赤ちゃんを留めておくことが大切です。

 

1.妊娠週数ごとに見る早産

私が長女を妊娠している時、切迫と診断されたのは妊娠わずか18週の時でした。

早産ですらなく、今生まれてしまったら流産、確実に生き延びられない…そんな段階。

 

薬を飲んで安静に務めながら、あとどれくらい妊娠を保てば大丈夫なのか指折り数えていました。

 

 

お腹の赤ちゃんは在胎週数や体重が増えるほど、身体の機能が整った状態で生まれてきて生存率が高まり、合併症や後遺症のリスクが低くなります。

 

早産のリスクを考えるとき、とても重要なのが赤ちゃんの呼吸機能の発達です。

 

 

赤ちゃんは母親のお腹の中にいる時、へその緒を通じて酸素をもらいますが、出産の後は自分の肺で呼吸しなければなりません。スムーズな肺の動きの為には肺サーファクタントという物質が必要になります。

 

肺サーファクタントは在胎週数20週位から作られ始めます。しかし、最初のうちは産生量が不十分です。

 

妊娠22週以降であれば、NICUの管理下で生き延びる可能性があります。この時の体重は400〜500gくらいで、生存率はおよそ30%ほど。後遺症をもつ確率も高いです。

23週末くらいになると、赤ちゃんの体重は約650g、生存率は50%に上昇します。1週間で生存率が劇的に上昇することがお分かりいただけるでしょうか?

お腹の中に長く留めるほど身体の機能が整って生存率が高まり、合併症や後遺症のリスクが下がるんですよ。

 

26週になると、肺の構造が完成します。体重は750〜1000gくらいです。生存率は90%まで上がります。しかしながら、まだ肺サーファクタントの産生量は十分ではありません。

27週末になると、赤ちゃんの体重は約1000gになります。1000g以上になると、生存率は更にアップします。

妊娠中期に切迫早産と診断された方は、まずはここを目標にして安静に努めてください。

 

私も切迫流産から切迫早産に病名が変わったとき、お腹の赤ちゃんの体重がペットボトルより重くなったとき、体重が4桁になったときなど、節目節目で嬉しかったです。直近の目標を決めて、それを一つ一つクリアしていくようにすると良いと思いますよ!

 

体重1000g未満で産まれた赤ちゃんを「超低出生体重児」と言います。未熟児は医学的な診断名としては使われません。

超低出生体重児は、後遺症の確率が10〜20%ほどです。ごく軽いものから重いものまで様々あり、産まれてすぐには分からないものもあります。

産まれてからの経過観察がとても重要なのだそうです。

 

28週になると、肺サーファクタントの産生量が増加しはじめ、赤ちゃんの体重の増え方も加速します。生存率は95%以上になります。体重は1000〜1300kgほどです。

だんだん頼もしくなってきましたね!

31週末になると、赤ちゃんの体重は約1500gになります。生存率は95%以上です。後遺症の確率もぐっと下がって5%以下になります。

お腹の赤ちゃんの体重が1000gを超えたら、次の目標はここかな…。

体重1500g未満で産まれた赤ちゃんを極低出生体重児といいます。

 

34週になると、肺サーファクタントの産生量が十分になり、赤ちゃんの肺の機能が完成します。

34週以降の早産児は正期産児とほとんど変わりがないと言われています。体重は約2000g。かなり大きくなりました!

ここまでくればちょっと安心でしょうか。生存率は97%以上になります。あとは産まれて来た時に寒くないよう、なるべく脂肪をつけてふっくらした身体つきにしてあげましょう。

体重2500g未満で産まれた赤ちゃんを低出生体重児と呼びます。

 

37週からは正産期です。全ての器官が完成して、赤ちゃんは産まれる準備を始めます。体重は3kg近くになっています。

ここまで来たら、いつ産まれてもOKに。

最終目標はここです!

 

ちなみに正常な赤ちゃんの体重は、2500g以上4000g未満です。

 

ここまでの内容を一旦まとめてみましょう。

•切迫早産と言われたら、とにかく安静に務め、出来るだけ長く赤ちゃんをお腹に留める。

•体重1000g未満で産まれた赤ちゃんは予後が不良である。

•28週を超えて産まれた赤ちゃんは、生存率が95%以上とかなり高くなる。

•34週を超えて産まれた赤ちゃんは呼吸機能が整っている。予後も良好である。

•切迫早産の最終目標は37週を迎えることである。

 

34週未満の肺の機能が未発達な赤ちゃんはどうするの?と心配になるかもしれません。

34週未満で産まれそうな場合は、母体に副腎皮質ステロイドを注射して赤ちゃんの肺を人為的に成熟させます。副腎皮質ステロイドは肺以外にも脳や皮膚、消化管の発達を促進し、出生後の合併症を減少させて赤ちゃんの死亡率を下げると言われています。ただし、効果が出るのに少なくとも2日間は必要なので、早産が迫っている場合でも最低2日間は妊娠の継続を図ることが多いようです。

治療方針は肺の成熟度や早産の原因などによりケースバイケースですが、そういった手法があることだけ…ご参考までに。

 

 

2.早産の原因

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妊娠の維持が難しくなり、早産に至る原因は色々あります。

 

•既往歴…前回の妊娠時に早産している場合は、早産になりやすいことが知られています。

•絨毛膜羊膜炎…膣に特定の細菌が感染し、それが子宮頚管、絨毛膜羊膜、羊水、へその緒、赤ちゃんとだんだん広がる病気です。 絨毛膜羊膜炎は早期発見•早期治療が鍵となり、感染があっても発症しなければ早産を予防することが出来ます。早産の原因として最も多いそうです。

•頚管無力症…子宮頚管の強度が不十分で、陣痛が起きていないのに子宮口が開いてしまう病気です。

•頚管が短い…妊婦検診の時に超音波で子宮頚管の長さを測ります。長さが短いと、早産のリスクが高くなります。

•多胎妊娠…赤ちゃんの数が一人増えるごとに分娩は3週短くなると言われています。一般に早産になることが多いようです。

•羊水過多症…羊水の量が増えすぎる病気です。子宮容積が大きくなり、前期破水しやすくなります。破水すると陣痛が始まり、早産に至ります。

•常位胎盤早期剥離…胎盤は普通、赤ちゃんが産まれた後に子宮から剥がれ落ちますが(後産)、何らかの原因で赤ちゃんが産まれるより先に胎盤が剥がれてしまう病気です。緊急を要する病気でお腹の激痛を伴います。すぐに病院にいきましょう。

•前置胎盤…胎盤が子宮口を塞ぐようにしてくっついている状態です。

•重篤な妊娠合併症

•生活習慣…過剰なダイエットによる痩せ、喫煙などです。

 

 

3.早産の予防

1.安静

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切迫早産と診断された場合、母親にできることは「可能な限りの安静」になります。

安静は切迫早産の症状が重ければ入院が必要になり、ベッド上でずっと寝て子宮の収縮を防ぐ点滴治療を行います。この点滴がまた、24時間持続点滴なのでとても大変です。 副作用で心臓がドキドキします。 私は10日ほどで解放されましたが、産まれるまでずっと入院と言われている方もいました。

 

入院管理にならない場合、医師に「自宅で安静にしてください。」と言われても始めは何のことやらと思うでしょう。

 

私が長女の妊娠時に身を以て思い知らされたのは、

 

•切迫早産は妊婦の自覚症状と関係ないことがある

•安静と言われたら、家で何もせずに寝ているのが良い

 

ということです。

上にお子さんがいる場合はずっと寝ているのは難しいかもしれませんが、自分の体調が悪くないからと言って過信すると痛い目を見ます…。自覚症状がないから少しなら動いてもいいかなとは思わない方が良いと思いますよ。

個人的には、可能な限り全力で安静にすることをお勧めします。

 

2.薬物療法

切迫早産の治療には、「リトドリン塩酸塩」という薬を使います。

外来通院で治療するときは飲み薬、入院で治療するときは点滴を使用することが多いです。

商品名はウテメリン、リトドリン、ルテオニン、リトドール、ウテメックなどという名前です。子宮の筋肉に選択的に働いて収縮を予防しますが、手足の震えや頻脈、吐き気などの副作用が起きることがあります。副作用が出た場合は、電話で医師に問い合わせるか受診して、薬を続けるかどうか確認しましょう。

 

 

4.まとめ

今回は早産についてのお話でした。

私が切迫早産で入院した時に調べた内容です。あのときは必死でした…。

 

入院をきっかけに休職し、5ヶ月近くずっと通院以外は自宅安静の日々。

安静生活は何もできなくてストレスが堪りましたが、お陰で37週どころか予定日を超過し、元気な赤ちゃんを産むことが出来ました。切迫以外に大きな問題があったので、何かと大変でしたが(汗)。お時間がありましたら、是非関連記事をご覧くださいませ。

ヒトの妊娠期間はすごく長くて、切迫を言い渡されて安静にする身には出産予定日が随分先のことに思われるでしょう。でも、終わってみるとあっという間です。長い人生のほんの少しの時間を赤ちゃんに捧げるつもりで、ゆっくりしてくださいね。

最後に私のおすすめの本をご紹介します(笑)。

 

すでにお持ちかもしれませんが、「安心マタニティブック」という本です。

 

妊娠発覚から予定日まで、日めくりカレンダーのように10月10日分、その日に赤ちゃんに起こる出来事が書いてあります。

「光が分かるようになります」とか「お母さんやお父さんの声が聞こえるようになります」とか「体重はこのくらい」とか言うようなことです。

毎日赤ちゃんは成長しているのだなということがよく分かるので、かなり心の励みになりました。

Amazonや本屋さんで購入可能なので、気になる方は是非買って読んでみてください。

…ということで、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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