南海トラフ地震の発生周期と確率。地震が起きやすい地域はどこか?

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南海トラフ地震の想定震源域における”大陸プレートと海洋プレート間のひずみ”の分布状況が海上保安庁の調査で明らかになり、イギリスの科学雑誌Nature電子版に掲載されました。朝からテレビでもネットでも騒がれています。

「詳しい被害予測や観測態勢の充実に役立つ」と専門家の皆さんは仰ってます。

より細かい予測が出来るのは良いが、精神衛生上は良くない気がしてなりません…。

備蓄もしたし、家具にも地震対策はしたけど、できれば地震なんか一生来て欲しくないと思う私です。

今日は「ひずみが大きい」と発表された地域における過去の巨大地震についてと、今後の巨大地震の発生確率について調べてみました。

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1.想定震源域でひずみが蓄積…どこが一番ひずんでいたか?

今回発表された海上保安庁の調査は海底15カ所にGPS付きのセンサーを設置し、センサーが発する信号を海上の船で直接キャッチすることで行ったそうです。

10年間もデータを集めていたのですって。海上保安庁の皆さん、ご苦労様でした。

 

調査によると、日本が乗っかっている大陸プレートに対して海洋プレートは毎年2〜6センチほど下に沈み込んでひずみを形成していることがわかりました。

強いひずみがもっとも広範囲で形成されていたのは四国の沖合(南海)です。年間におよそ6センチ動いていました。

東南海地方の遠州灘付近は南海ほど広範囲ではありませんが年間6センチのずれ、紀伊半島周辺の沖合でも年間5センチ動いていました。

 

「今までのデータよりはるかに信頼性が高い。予想される津波高の計算にも役立つ」

と東京工業大学の本蔵義守名誉教授。

 

「うう、計算がより具体的になるのは良いけど、問題はそれを知ってどうするかだよ…」

と私。

 

地震対策事業として国や自治体はこれからどうしていくのか?

地区のコミュニティ、家族、個人はどうすべきなのか?

 

もっと明確に強く情報発信をしてほしいな…と思います。

 

備蓄や家屋の地震対策に関しては過去の大地震を教訓に個人レベルで対策している人も多いと思いますが、津波についてはどうでしょう?

逃げ方分かりますか…?

私は情報提供のされ方が不十分な気がしています。

結局どうすればいいのかがモヤっとしている気がしているような…。

国ももしかしたら分からないのかもしれませんが、推奨される避難方法があるなら、複数あってもいいから具体的に教えて欲しいなあと思います。

 

なぜこんなことを言うのか、例えを挙げますと、海の近くに高い建物はあまりないです。というかほとんどありません。

田舎には全然ありません。

 

でも、想定される最悪の南海トラフ地震が起きたら20メートル、30メートルの津波が来ると言われます。

建設中の堤防も、レベル2(※)の南海トラフ地震における津波は防げません。しかも、レベル1対応の堤防も全ては完成してません。

「堤防が薄くてペラペラしており、屏風のようだ」という悪評も聞きます。

 

また、地震が起きたらすぐに高いところに避難してくださいと言われますが、南海トラフでは揺れている間に大津波が到達してしまう地域があると言います。

 

これってつまりどういうことなのか…?それが私は知りたいです。

 

誰もはっきりと教えてくれないから勝手に考えてみますが、1000年に1度起こるか起こらないかの南海トラフが万が一起きたときのことを考えると、高い津波が来ると想定されている場所は生活空間にしないでくださいってこと…?なんでしょうか。

なんか、そんな気がしています最近。

ハッキリ言ってしまうと非難を浴びるから誰も言わないのかもしれません。

私は小さな子供がいて身動きが取りにくく、巨大地震で速やかな避難が出来るかどうかも自信がなく、とても心配なのでそんな風に解釈してしまいした。

 

※最悪の南海トラフ地震とは1000年に一度起こるか起こらないかの巨大地震で、通称レベル2の南海トラフです。数百年に1度の規模はレベル1ということになっています。

 

2.過去の南海トラフ地震の発生状況を整理してみた。

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四国沖にひずみがたまっているということは、私の住んでいる町もかなり大きな地震の被害が想定されます。

地震はいつ来てもおかしく無いとわかっていても、やっぱり発生確率が気になるので、過去の発生状況やら何やらを調べてみました。

 

下記は政府の特別機関「地震本部」に掲載されているデータになります。

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引用元:地震本部

 

まず南海トラフ(太い赤枠で囲まれた地域)では、約100年〜200年の周期で過去に巨大地震が起きています。

西暦1300年以降で見ると100年前後の間隔。嫌なことに昔よりも周期が短くなって来ていますね…。

 

震源域は潮岬より東の「東南海」と、それより西の「南海」に大きく分けられますが、2つの領域で同時に大きな地震が起きることもあれば、一方が起きた後しばらくして他方に発生する場合もあるようです。

 

過去に別々に起きた例を見ると、先に地震が起きるのは東南海地方が多く、東南海に大地震が起きた数年以内に南海で地震が起きてます。

 

海上保安庁の調査結果では東南海沖より南海沖の方がひずみが広範囲で地震が起こりやすそうに見えましたが、統計的には東南海がトリガーとなる可能性が高いようです。

一番最近起きた南海トラフ領域の地震は、1944年の昭和東南海地震、1946年の昭和南海地震。もう70年経っています。

 

100年前後の周期で活動していることを考えれば、今後30年以内に南海トラフ領域でM8〜9クラスの地震が起きる確率は70%程度ですと言われる理由が分かります。

5/25追記:今後10年以内以内に起こる確率は約20%、20年以内では約40~50%だそうです(NHKより)

 

震源域を2つに分けた場合には、今後30年間に海溝性大地震が起きる確率は東南海では70〜80%、南海では60%と言われています。

同時に起こったり、少しの間を置いて活動しているのに、この確率の微妙な差は何なのでしょうか…。

 

とりあえず、東南海と南海の地震は互いに影響しあっているようなので、どちらか一方に大きな地震が起きたら、近い将来もう一方の地域にも大地震が起きる可能性があると思っておいた方が良さそうです。

 

3.まとめ

今回は南海トラフ領域における「ひずみ」と過去の地震の発生状況・今後の発生確率についてのお話でした。

まとめると、

・海上保安庁の調査により、ひずみのたまり方やひずみがたまっている地域が明らかになった。これにより、地震の被害想定がもっと詳しく出来るようになるらしい

・南海、東南海でひずみが大きかった

・避難方法についてもっと具体的な情報提供を積極的に発信してほしいと思う

・南海トラフ地震は過去数百年をみると100年前後の周期で発生しており、前回から既に70年経過している

・東南海の方が南海よりも地震の発生する確率が高いと言われているが、東南海に起これば南海にも起きると考えた方がよい

・ご自宅の地震対策をきちんとしよう

となります。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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