ぽっこりお腹をデトックス!ダイエット効果のある市販薬 防風通聖散とは?

この記事は3分で読めます

Pocket
LINEで送る

 

こんにちは。ホシ姐です。
皆さんはドラッグストアのお薬コーナーにはよく行きますか?
最近は医療用の薬が市販薬としても販売されるケースが増えておりまして(スイッチOTCといいます)、解熱鎮痛剤のロキソニンや抗アレルギー薬のアレグラなんかがそれに当たるわけですが、医療従事者としては、ドラッグストアで一体どれ位のニーズがあるものなのか気になるところです。


さて、今日はそんなスイッチOTCの中から、肥満症に適応のある漢方薬「防風通聖散」についてお話ししたいと思います。

冬に太っちゃう傾向にある方は、必見!です。

 


1.防風通聖散が効くのはこんな人!

 

belly-body-calories-diet-exercise-fat-female-fit

 

肥満症に効果がある聞くと、体型を気にする女性たちが飛びつきそうですが、残念ながら誰でも飲めば効く訳ではありません。
これが漢方薬の使い方の難しいところであり、面白いところでもあるんですが、漢方薬を使う際は飲む人の体質を考慮する必要があるのです。
体型を気にされている方で、ご自分の体質が以下のような肥満タイプに該当するかなと思ったら、防風通聖散を試してみる価値があるかなと思います。

 

防風通聖散が適する体質とは、「体力が充実した人で便秘傾向にあり、お腹に脂肪が付いている、いわゆる脂肪型(太鼓腹)の人」です。

 

肥満タイプには、筋肉質型(固太り)、水太り型、脂肪型(太鼓腹)などがありますが、防風通聖散は脂肪型の人に向いています。それ以外のタイプには効果が期待できないのでご注意を。

 

2.防風通聖散はどんな味なの?

 

スポンサードリンク


防風通聖散は18種類の生薬が混ざった、とても苦~いお薬です。私が今まで飲んだことのある数々の漢方薬の中でも、ダントツに苦いです!うええ~って感じでした。ちなみにこの時飲んだのは顆粒エキスです…。
体質の合う人が飲むと美味しく感じるという噂もありますが、俗説なのか本当なのかは不明。
私の父が飲んだら分かるのかも…(立派な太鼓腹です)。

苦いのが苦手な人は錠剤を選ぶと良いかもしれません。新コッコアポAやナイシトールGも商品名が違うだけで、中身は防風通聖散です。

 

3.なぜ肥満に効くの?その仕組み

中国では、摂りすぎたエネルギーが身体にたまる(太る)とこれが毒素となり、病気を引き起こすという考えがあります。これは現代でいうところのメタボリックシンドロームのことなのかな?と思われます。
防風通聖散は、この身体にたまった毒素を「発汗、利尿、排便」によって体の外に出すお薬です。
肥満症だけでなく、便秘やむくみ、高血圧に伴う動悸やのぼせ、肩こりなどにも効果があります。
医学的に必要と判断され病院で処方される場合は、保険適応になりますよ。

 

さて、防風通聖散は一体どのようにして肥満に効くのでしょうか?
知りたくありませんか?
だって、ダイエットに良い薬、肥満に効く薬だなんて、そんな上手い話があるか~!?って思いません?
上手い話には裏があるのかもしれません…なので、安心して飲めるようにメカニズムも知っておきましょう!

Time to lose weight

3−1.肥満はどうして起こるのか?~そんなに食べてるつもりないけどなあ~?

防風通聖散の効果のメカニズムの前に、肥満のメカニズムをお勉強です。
肥満とは…身体に取り込むエネルギーが消費されるエネルギーを上回ると、エネルギーが脂肪となって蓄積されて生じる。加齢による基礎代謝の低下や運動不足による消費エネルギーの低下によって起こる。

 

ううー、そんなん知ってるわ!言わんでええわい!って感じですね、すみません。

では、これはどうでしょう?
肥満に関わる脂肪細胞には2種類ある。

1)中性脂肪をエネルギーとして蓄える白色脂肪細胞
2)食べ過ぎによる余分なエネルギーを燃焼させ、体外に出す褐色脂肪細胞

なんと…脂肪細胞には、良い細胞と悪い細胞がいたんです!
そして今、この褐色脂肪細胞の機能低下が肥満の原因として注目を浴びているのだとか。
へえ~、私も知りませんでした。
育休から復帰したら、自信をもって患者さんに説明できそうです(笑)。

 

3−2.防風通聖散はこうやって肥満に効く!~2つの脂肪細胞にアプローチ

先ほど防風通聖散には18種類もの生薬が入っているという話をしましたが、その中に麻黄(マオウ)、甘草(カンゾウ)、荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)という生薬があります。
このうち麻黄は、交感神経を活性化させて白色脂肪細胞での脂肪分解と、褐色脂肪細胞での熱産生を促進します。
他の3つの生薬は脂肪分解反応と熱産生反応の邪魔をするcAMPという酵素を抑えることで、効果を発揮します。
つまり、防風通聖散は、2つの脂肪細胞に働きかけて、脂肪分解と脂肪燃焼を助けることによりデトックス効果を発揮するお薬なのです。

 

4.まとめ

中国で、古くから効果があるからという成果に基づいて使われ続けてきた漢方薬ですが、科学技術の進歩に伴って生薬に含まれている成分の研究が進み、どのようにして効くのか、どうして効くのかが分かるようになってきました。
蓋を開けてみると、風邪に用いられる葛根湯の主成分が西洋薬の咳止めと一緒だったり、便秘に用いられる防風通聖散の中に西洋薬と同じ成分が含まれていたり…医療科学というものは、どこの国の発祥であっても、経験則に基づいて正しいものが選ばれ、使われ続けるものなんだなあ~と思うととても感慨深くなるホシ姐でした。おしまい。

sponsored link

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

気に入ったら是非フォローお願いします!

follow us in feedly
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。