ディート入り虫よけ剤を妊婦や子供に使用時の注意点。痙攣や奇形の副作用が!

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世界的に問題となっているジカ熱。蚊が媒介するジカウイルスに妊婦さんが感染すると、小頭症の赤ちゃんが生まれるそうです。

厚生労働省は蚊に刺されない為の対策の1つとして、ディート入りの防虫スプレーの使用を挙げています。

今回はそのディートについて、妊婦さんや子供に安全に使えるのか調べてみました。

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1.DEETは安全ですか?

ディートは1946年に米軍が開発した虫避けに効果を持つ物質です。

ジエチルトリアミドとも呼ばれ、人の体臭をマスクして蚊を寄せ付けない効果を持ちます。

戦争の時、兵士はジャングルの中を進んだり、何日も潜伏したりしますが、ジャングルの中には虫がいっぱい!

特に蚊はマラリアや日本脳炎、デング熱、西ナイルウイルスなどを媒介するので、ジャングルで刺されて発症した場合には致死的な状況に陥ることもあります。

有効な防虫剤の開発は、勝つために重要だったのです。

 

ディートは今も昆虫やダニなどから刺されるのを防ぐ目的で様々な虫除けスプレー、クリームなどに利用されていますが、長い間「安全に使える薬剤」と思われてきた物質が、近年使用方法によっては以下のような健康障害が起こるとの指摘があり、注意が呼びかけられています。

 

1.神経症状

子供に使用して痙攣が起きたり、異常行動が起きたりする例があるそうです。

大人でも使用量が多いと出ることがあります。

痙攣が起きた人たちはすぐに病院で抗痙攣薬を投与されていますので、脳に影響しやすい性質があると考えられます。

回復に数日かかった例もあり、重症例も報告されています。

誤飲で亡くなった例もあるので、虫よけは子供の手の届かないところに置きましょう!

それから、子供に扱わせないことも大切。使うときは大人がしてあげましょう。

 

顔に吹きかけると目や鼻、口からディートが入り込み、副作用が出やすくなるそうなので、これも気をつけておきたいポイントです!

 

2.皮膚刺激性

ディート濃度の高いスプレーは、防虫効果が高くて長持ちしますが、同時に皮膚刺激性も高まります。

使用部位に、灼熱感や発赤、水泡などの副作用が出ることがあるそうです。

実は私もディートの灼熱感と発赤、経験済みです。

毛虫に触ったときのような痛みがありました。痛かった…。

 

お肌のデリケートな人は出やすいかもです。

 

3.胎児への影響

外国で、妊娠時にマラリアを避けるために毎日クロロキン(マラリア予防薬)とディートを使っていた女性から、知能発達障害と運動障害、顔面奇形のある赤ちゃんが生まれたとの報告があります。

また、ラットを使用した実験で、ディートは胎盤を通じて容易に母体から胎児へ移行することが明らかになっています。

 

以上のように、ディートは必ずしも安全とは言い切れない物質であることが分かります。

妊婦さんや子供は特に注意したいです!

 

 

2.使用上の注意点

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じゃあディート入りの製品は、妊婦さんや子供は使わない方がいいのか?という話になりますが、

商品に記載されている使用方法、使用量の範囲内であれば、神経症状や胎児への影響は心配ないとされています(肌に合わないことはあるかもしれませんが)。

 

でもね…虫除けスプレーにそんな物質が入っているって皆さんご存知でしたか?

私は今まで知らずに適当〜に使っていました(反省)。

 

虫除けスプレーは日用品だからと思ってナメてかかり、いい加減な使われ方をしやすいところが盲点だと思います。

商品説明をよく読み、成分の特性を理解して使用したい日用品です。

 

…というわけで、分かりやすく使用上の注意点をまとめてみました。

 

1.顔にスプレーをかけない

目や鼻、口、耳などからディートが入ると副作用が起きやすいそうです。皮膚刺激性がなければ、大人が手に取ってから顔に塗るという手もあります。

 

2.生後6ヶ月未満の赤ちゃんには使用できない

赤ちゃんは皮膚が薄くて、薬や化学物質を吸収しやすいです。また、少量で副作用がでるので、ディートの使用はやめましょう。

 

3.6ヶ月以上2歳未満は1日1回。2歳以上12歳未満は1日3回まで

5%のディート濃度で効果は90分だそうです。ここぞ!という時に使ってください。

 

4.子供の手には使用しない

手に使用すると目を擦った時や手を舐めた時にディートが目に入り込んでしまいます。子供はよくやりますよね!鼻くそを食べたりするし…(苦笑)。

 

5.傷のある場所に使わない

傷を刺激します。想像しただけで痛くなってきます…。

 

6.食べ物の近くで使用しない

食べ物にディートがついて、それが口から体に入ります。BBQやキャンプなどで使用する時にはご注意を。

 

7.少なめに使う

ディートはたくさんふりかけたからといって効果が持続するわけではないので、必要最小限の量を薄く塗り広げるようにして使います。

また、一番外側の服にかけるのも有効だそうです。服は湿りますけどね…。

 

8.帰って来たら洗い流す

家に帰ってきたらお風呂に入って身体に付いたディートをよく洗い流しましょう。

 

使い過ぎや間違った使用法は大人でも害となることがあります。説明書を確認してから使いましょう!

 

 

3.国産のディート入りの防虫製品

外国ではディート濃度の高い防虫剤もあるのですが、日本では12%が上限。

これは良いことなんじゃないかな?

 

医薬品は12%で、医薬部外品はそれ以下の濃度となっているみたいです。

 

濃度が高いと副作用が出やすいし、ジャングルに行ったりするような人、滅多にいないと思うので、使い勝手や安全性を重視して選びましょうね。

日本のディートいり主要商品はこちらです↓

 

医薬品(12%)

  • 6日の虫除けムシペールPS(池田模範堂)
  • イーメン虫よけ(小林化学、大正製薬)
  • ムヒの虫よけムシペールα(池田模範堂)

医薬部外品(12%以下)

  • サラテクト無香料(アース製薬)
  • 虫とバイバイ(近江兄弟社)
  • スキンガード(ジョンソン)
  • 虫除けキンチョール(日本防虫菊)
  • クール虫よけササレン(フマキラー)
  • ウナコーワ虫よけスプレーS(興和)
  • スキンガードアクア(ジョンソン)
  • サラテクトティッシュ(アース製薬)
  • カユネード虫よけ(ビジョン)
  • 虫よけササレンさらさらティッシュタイプ(フマキラー)
  • 虫よけモスガード(和光堂)
  • ウナコーワ虫よけ(興和)

 

虫除け剤には粒子の細かいエアゾールタイプとポンプスプレータイプ、ティッシュ状の塗るタイプ、液体の塗るタイプがあります。

エアゾールタイプはまんべんなく広がる分、飛散しやすく、肌への定着も悪い傾向にあるのだそう。ポンプタイプは吹きかけたところが液だれしてしまうことがあるものの、飛散は少なく定着も良いとのこと。

好みの問題かもしれませんが、私は子供や自分に使うなら、スプレータイプを手に取って塗り広げてあげるのが良いかなあと思いました。

 

 

4.まとめ

今回はディートについての話でした。

恥ずかしながら、私はこれまで虫除けスプレーの使い方をあまり意識したことがなかったんですが、使用方法を間違うと副作用が出る可能性があることがわかったので、これから気をつけたいと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

ジカ熱についての記事→ジカ熱は男性から女性にうつる?予防や検査方法について

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