赤ちゃん股関節が固いのは治る?先天性股関節脱臼の予防と治療法

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こんにちは。ホシ姐です。

今日は赤ちゃんの脚の病気「先天性股関節脱臼」について、我が家の長女の体験談を交えつつお話してみたいと思います。

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1.うちの子、股関節が固い?

あれは長女が3ヶ月検診の時です。

診察時に長女をベッドに寝かせて、オムツを外し、両足をM字にぐーっと開いて、先生が一言。

 

「うーん、股関節がちょっと固いね~。病院を紹介するから、詳しい検査を受けてください。」

 

股関節…?固い…?なんだそれは。

…十分に開いているように見えますが?(大人の感覚ですね)

 

よく分からなかったので、子育て経験豊富な私の母(4人育児済み)に相談したところ、

「股関節脱臼かもしれない。」

と言われました。

 

なんでも、母の弟が股関節脱臼で赤ちゃんの時に1歳を過ぎてもなかなか歩けず、病院に行ったら股関節脱臼だと言われ、しばらく装具を付けていたのだそうです。

 

その姿が可哀想だったと母は振り返り、「遺伝かな、ゴメンね」と。

いやいやいや、母は別に悪くないよ!

それにまだ、股関節脱臼って決まったわけじゃないし、おじさんだって装具付けて治って、普通に歩いたり走ったり出来てるんだから大丈夫だよ!となぜか私が母を励ましました。

 

装具付けて治るならいいじゃん…?

股関節は固いかもしれないけど、脚はバタバタ動かしてるし、うちの子は元気だ!可愛いからいいや!と楽観的に捉えておりました。

 

 

2.先天性股関節脱臼について

 

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1.実は先天性じゃなかった!

 

先天性股関節脱臼は、赤ちゃんに見られる股関節の連結の不具合のことです。

股関節は骨盤と脚の骨をつないでいる大きな関節で、骨盤のくぼみに大腿骨がはまり込むことで連結しています。この連結が上手く出来ていないと大腿骨をうまく動かすことができないので、歩けなかったり、変な歩き方になってしまうことがあります。

 

先天性という名前が付いていますが、生まれつき股関節が外れていると決まった訳ではなく、生まれた後に何かの原因によって股関節の動きが制限された状態も先天性股関節脱臼と呼びます。

生まれつき脱臼している例は極めてまれだそうで、最近は発育性股関節形成不全と名称を改めています(でも、このブログでは股関節脱臼と呼ばせていただきます…)。

罹患率は1000人に1人くらいで、女児に圧倒的に多く、男児の7~8倍なりやすいとそうです。

 

先天性股関節脱臼は軽度から重症まで様々あり、関節の連結具合により3つに分類されます。

 

①脱臼準備状態

特徴

画像引用元:ナース大学

 

股関節の開きが悪くて検診で指摘されますが、レントゲンでは異常がない状態です。頭の向き癖があって、向きやすい側と反対の脚に制限が見つかることが多いらしい。

ちなみに我が家の長女はこれでした。

小さい身体でレントゲンを撮ることになって、不憫だったわ…。

脱臼準備状態の子は、オムツの付け方や抱っこの仕方に気をつけるように指導されて、あとは経過観察です。

股関節の開きですが、M字で脚を開かせたときに、床からの角度が20度以上あるときに「固い」と指摘されるそうです。

 

 

②亜脱臼

脚をM字に開くと連結は良好ですが、 脚の位置によっては連結が悪くなる状態のことです。

股関節を伸ばしたときに悪くなる場合が多いとのこと。このタイプは股関節がはまり込む骨盤のくぼみの発育に影響がでるので、リーメンビューゲルという装具を装着して治療をします。

私のおじさんは亜脱臼だったようですね…。

 

③脱臼

脚をM字に開いても、股関節がしっかりはまらない状態のことです。装具を付けて治療することもありますが、入院による治療が行われることもあります。

 

 

2.こんな症状が出る!

先天性股間節脱臼の赤ちゃんには以下のような症状が出ます。

 

・脚の開き方が悪い

・脚を伸ばした時に、両脚の太もものシワの入り方が違う

・脚の長さや膝の高さが違う

・歩き始めが遅い、脚を引きずるようにして歩く

 

もも

 画像引用元:子どもの整体

股関節脱臼は本人が痛がらないので親は気付きにくく、3ヶ月検診の時に見つかることが多いそうです。

早期発見、早期治療が大切なので、変だなと思ったら小児科の先生に一度見てもらいましょう。

 

 

2.脱臼予防のポイント

1.オムツの当て方に気をつけよう

オムツ替えは、赤ちゃんの脚がM字に開き、リラックスした状態で行うようにします。

力が入った状態でオムツをすると、股関節が窮屈になり、動きが妨げられてしまうからです。

オムツのテープを締めるときも、キツくしすぎないこと。少しゆとりをもたせます。

オムツはママが嫌でなければ、布オムツの方が良いそうです。

 

2.抱き方に気をつけよう

横抱きは保護者のお腹側に当たる脚が圧迫されるので、抱く時は横抱きよりも縦抱きが良いです。

赤ちゃんの脚を自然なM字に開いた状態で、抱く人の身体に密着させてください。まだ首が座っていなくて横抱きをするときも、赤ちゃんの脚がゆったりと開いてM字になるようにしてあげます。

コアラ抱きは、股関節脱臼の予防によい抱き方だそうです。

 

こあら画像引用元:山形新聞

 

3.ベビースリングは注意!

赤ちゃんを布製ベビースリングに入れて抱っこすると、お腹の中のことを思い出して安心すると言いますが、股関節のことを考えると良くないようです。

狭くて股関節の動きが妨げられ、脱臼のリスクが高くなります。

赤ちゃんの脚は自然なM字、もしくはカエル脚にすることが大切!脚を閉じた窮屈な格好は良くないと覚えましょう。

 

 

3.治療法

1.リーメンビューゲル法

リーメンビューゲルという特殊な装具を付けて脚をM字型に保ち、股関節周りの筋肉を緩めて自然に脱臼を治す方法です。

この間赤ちゃんは24時間動きが制限されます。3~4ヶ月つけることで8割ほどの赤ちゃんは回復するそうです。

装具を可哀想に思うかもしれませんが、長い人生を考えるとたったの数ヶ月。きっと赤ちゃんも大きくなったら歩けるようになってよかった!と思うはずです。

この方法は股関節脱臼の第一選択となっているそうで、1歳未満の赤ちゃんに適応されることが多いようです。

 

リーメン

画像引用元:日経Gooday

 

2.開排位持続牽引法

リーメンビューゲル法で治らない場合や1歳を過ぎている場合、何らかの理由により合併症などが懸念される場合は、開排位持続牽引法で治療します。

この方法は簡単に言うと、赤ちゃんをベッドに寝かせて、脚をM字に開いた状態(開排位という)で重りにより持続的に引っ張る方法です。

入院適応になりますが期間はその子の年齢や状態、医師の方針などによって異なるようです。ママと一緒に入院することになるので母子共に大変ですが、とても成功率の高い方法だそうですよ。

 

 

4.まとめ

以前は生まれつきのものだと思われていた先天性股関節脱臼ですが、最近は生活習慣によるのものが多いと言われるようになりました。

私が長女を連れて初めて小児整形を受診した時、抱き方やオムツのつけ方を指導されて、その通りにしたら何事もなく普通に1歳の誕生月に歩き出しました。

もし、赤ちゃんが検診で股関節が固いと言われて心配し、記事を読まれているのなら、今からでも遅くないので股関節の動きを妨げるような習慣がないか振り返ってみて欲しいです。

そして、仮に装具を付けたり手術をすることになったとしても、親子で頑張って良かったと思える日がきっと来るはず。

赤ちゃんの力を信じて頑張りましょう!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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