ノロウイルスにエタノールは無効?消毒は目的別に使い分けよう!

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こんにちは。今日の晩ご飯はカキ鍋で決まり!のホシ姐です。

引き続き、今が旬の話題「ノロウイルス」についてお届けします。

 

ノロウイルスのネタってインターネットを見ると、本当に情報が溢れてる!ノロウイルスに困っている人たちって沢山いるんですねえ。

予防対策とか、症状を説明したサイトは本当に多いです。いい勉強になるな〜〜。

 

さて、皆が書いていることと同じことを書いても仕方ないので、今日は「意外と知られていないんじゃないかな!?」と思ったことについて書いてみます。

ノロウィルスの消毒の話ですよ。

 

皆さん、ノロウイルス対策に消毒してますか?

 

その昔、インフルエンザが日本で大流行したことがありまして、手指消毒用のエタノールが一気に普及しました。病院やスーパー、公共施設等の出入り口に消毒スプレーが備え付けられている光景はもうおなじみですよね。
「うちは家庭用に消毒スプレー置いてます!」というお母さんもいらっしゃることでしょう。
「ノロ対策に、インフル対策に消エタこれ一本!」と思われている方がもしいらっしゃいましたら是非今日の記事をご覧下さいませ。

 

今日の記事を読んだら、「消毒用エタノールは万能じゃ〜〜!」とは、もう言わせません(笑)。

 

 

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1.ノロウイルスの予防法 ~消毒エタノールは使っていい?

消毒剤というのは、何に対して使用するか、何を消毒したいのかによって使い分けるべきものです。

何に…とは、消毒したい対象物のことです。例えば、人の手指なのか、傷や粘膜なのか、その辺のもの(環境)なのか、といった風ですね。

消毒薬は、薬によっては皮膚や組織を傷つけてしまったり、変質させてしまったりすることがあるので、対象物によって使い分けるべきです。
何を…とは標的とするウイルスや細菌のことです。消毒剤にも、「この細菌にはオレ強い〜!」とか「コイツは苦手〜〜。」みたいな関係があります。今回の標的はそう、ノロウイルスでしたね~。

例えば、家から子供が「ただいま~」って帰ってくる。子供はいつも帰宅時の手洗いうがいを面倒くさがるので、お母さんはテーブルの上に消エタのスプレーを置いている、というご家庭を想定しましょう。
子供は、スプレーをシュー!とやって、「お腹すいたー、オヤツをいただきまーす!」という展開。あるある〜〜。

でもこれは…ノロウイルス警報が発令されるご家庭かと。
エタノールは万能お手軽消毒薬と思われがちですが、ノロウイルスには効果不十分なんですね。使用してもウィルスの数は10分の1位にしか減らない。これは消毒効果としては、かなり心もとないレベルです。
なので、ノロ対策を講じたいお母さんは是非、抵抗する息子を洗面所に連れて行って、しっかり石鹸を泡立てて手を洗うように教えてあげてください。十分に洗い流すことがポイントです。

ちなみに手を洗った後に消毒用エタノールをすると、よりベター!(更にウイルスの数が10分の1になるので)

 

2.どんな消毒法があるのか 〜消毒法を賢く使い分けよう!

さあ。人へのノロ対策は手洗いを徹底していただくとして…次は物ですね!環境消毒です。
ノロウイルスに使える消毒法について見ていきましょう。
1)熱湯消毒…ノロウイルスは熱に弱い!カキなどの二枚貝は熱湯で1分~1分半ほど加熱すれば、ウイルスを死滅できます。
でも、「カキが鍋の中で縮んじゃうよ~!」ジレンマとはこのことです。
食器や調理器具なども熱湯で1分以上加熱すればOKだそう。

2)次亜塩素酸消毒 …キッチンハイターミルトンがこれに当たります。濃度については諸説ありますが、厚生労働省は200ppmとしています。200ppm、聞きなれない単位ですけれども、例えばハイターなら水5リットルに対してキャップ2杯(50ml)!これで200ppmだそうですよ。これを対象物を浸すように、たっぷりかける!例えばまな板なら、キッチンペーパーを敷いておいて、その上から希釈液をかけるのが良さそうですね。ミルトンはハイターと濃度が異なるので、使用する際はご注意を。
注意点としては、ハイターに金属腐食や繊維を変色を起こす性質があることです。
あと、やりがちなのが、希釈液の作り置き。あれはダメだそうです。だんだん次亜塩素酸が分解してしまうのだそうな。
「次亜塩素酸を熱湯で薄めてダブル攻撃だ~、へっへっへ~!」もダメです。次亜塩素酸は熱に弱いので、熱湯で希釈してしまうと消毒効果が期待できません。また、蒸発して目や鼻、喉などを刺激してしまいます。
3)過酸化水素消毒… 洗濯用ワイドハイターがこれでした。日本ではあまりノロウイルス対策に過酸化水素を推しているところは無いように思いますが、アメリカ疾病予防センターではノロウィルスの消毒に「次亜塩素酸」「フェノール系消毒剤」「過酸化水素」を推奨しています。衣類が嘔吐物で汚れたら、これで消毒しても良さそうですね。(12/16追記…国立医薬品食品衛生研究所の報告書によると、次亜塩素酸は確実にノロウイルスを不活化させるというデータがある一方で、過酸化水素については不活化効果がないという報告もあればあるという報告もあり、はっきりとしていないようです。)

というか、同じハイターなのにキッチン用と洗濯用とで成分が異なるって、今知りました(汗)。

 

3. 消毒用エタノールの使用が推奨される場合もある。

今月10日に一般社団法人「アルコール協会」が出した文書「ノロウイルスに係るエタノール使用ガイドライン」によりますと、次亜塩素酸ナトリウムは「人体に使用出来ない」、「金属腐食性がある」、「繊維品に対する変色作用がある」などのことから、嘔吐物など大量のウィルスを含む場合でなければ、以下に示すようなエタノール消毒も推奨されるとしています。

•金属や繊維製品等の消毒をする場合…次亜塩素酸による金属の腐食や変色等を避ける。

•トイレとその周りを消毒する場合(プラスチック便座、金属のドアノブ、水洗レバー、ペーパーホルダーなど)…金属の腐食、プラスチックの劣化を防ぐ)。

•塗装されていない木質箇所(家具、手すり、椅子、テーブルなど)…次亜塩素ナトリウムは木材(パルプ)と接触すると効果が弱くなる。

エタノール消毒の場合は効果を高めるために、十分な量のエタノールを使用し、二度拭き(一度拭いたら15秒ほどおいて、もう一度拭く)がいいそうですよ!

 

4. まとめ

 

  • エタノールはノロウイルスに対し、十分な消毒効果を持たない。ノロウイルス対策としての手指の消毒には、十分な手洗いが有効である。
  • ノロウイルスの環境消毒には、熱湯消毒、次亜塩素酸消毒、過酸化水素消毒が有効である。
  • 金属や衣類、プラスチックなど次亜塩素酸による消毒が向かないものには消毒用エタノールを行うこともできるが、十分なエタノール量を使用し、2度拭きをするなどの配慮が必要である。

 

さてさて、次回は実際に感染者が目の前で吐いてしまった場合の処理法について、場合分けをしながら具体的に見ていきたいと思います。お楽しみに~!

 

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