ジカ熱は性交渉でうつる可能性大!感染後ウイルスはいつまで残る?

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中南米で感染が拡大し、小頭症の赤ちゃんとの因果関係が指摘されているジカ熱。

アメリカやヨーロッパなどでも、中南米に滞在歴のある人たちが感染•発症しているそうです。

アメリカでは今月の始めに、性交渉によってジカウイルスに感染した疑いが1件あると発表されました。

 

その後、その疑いはどうなったの?

確実に人から人へうつるの?

 

今回はジカ熱の続編をお送りします。

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1.日本でも感染者が出てしまった!

日本ではこれまでに、2013年12月にポリネシアのボラボラ島に滞在歴のある20代男性と30代女性、2014年にタイのサムイ島に滞在歴のある40代男性の計3症例が確認されていたんですが、当時はまだジカ熱がそれほど問題視されていなかったので話題になりませんでした。

 

ところが昨日、神奈川県川崎市在住の10代の男子高校生がブラジルに渡航し滞在した際に、ジカウイルスに感染したらしく、帰国後に発症したというニュースが報道されました。

 

高校生がこんな時期にブラジルに何しに行ってたのか…ちょっとハテナなんですけれども。受験…?

 

厚生労働省などによると、その男子高校生は今月9日から20日までブラジルに滞在し、22日に帰国。

20日から37度台後半の発熱、22日に身体に発疹が出たそうです。

24日に川崎市の病院を受診し、渡航歴を説明したところ、ジカ熱の疑いが浮上。

血液を採取して調べたところ、検出されたウイルスはブラジルで蔓延しているジカウイルスと同じ遺伝子型だったそうです。

 

ジカ熱は今月の2月5日から4類感染症に指定され、診断した医師は保健所に届け出義務があります。

今回の届け出は日本初!診断した医師はドキドキしたことでしょう…。

 

私はこのニュースを聞いて思ったことが2つありました。

まず今回ジカ熱を発症してしまった患者さんについて。

ジカ熱が結構な騒ぎになってからブラジルに渡航しているのに、発症してから病院にいくまでに4日もかかっています。ちょっと時間かかり過ぎですね。

これは、流行地に渡航する人たちに対する啓発が上手く出来ていないからじゃないかなあ…と思います。

渡航制限してないのだから、流行地へ行く人への働きかけはもっと積極的にした方がいいです。

 

それからもう一つ。ジカウイルスは8割が不顕性感染なので、性交渉による人から人への感染が否定されていない現段階においては、流行地に渡航したパートナーとの性交渉について、正しい知識を提供していく必要があるのではないかと思います。

特に、子供を望んでいるカップルの場合ですね。

発症しなかったら大丈夫とは言えない病気なので、発症しなかったから保健所は感染状況の把握ができない…ということで良いのかどうか。

国内で流行ってから、小頭症の赤ちゃんが生まれてからでは遅い気がするなあ…。

そう思いませんか?オリンピックもあることだし。

 

 

2.ジカ熱の特徴•症状を確認!

中南米を始めとする暖かい気候の土地(リゾート地)に海外渡航後、こんな症状がでたらジカ熱かも!?と疑い、すぐに病院に行きましょう。

ジカ熱の特徴と症状

潜伏期間:2〜12日(多くは2〜7日)

症状:38.5度以下の軽度の発熱

頭痛、関節痛、筋肉痛、皮膚の表面が盛り上がる発疹、結膜炎、疲労•倦怠感

感染経路:蚊(ヤブカ、ネッタイシマカ)に刺されることで感染することは確実視されている。この他、ウイルス遺伝子の検出により、妊娠中の母子感染、輸血や性行為による感染が疑われている。

 

 

3.ジカウイルスは人から人へうつるのか?

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今月の始めにアメリカの疾病対策センター(CDC)は、パートナーとの性交渉によってジカウイルスに感染した疑いが3例あると発表し、流行地に渡航•滞在した場合は性交渉を控えるか、コンドームを常用するよう推奨するという指針を発表しました。

 

これについて、CDCは「より詳細なデータが集まるまでの一時的なもの」と発表しましたが、その後どうなったんでしょう?

 

調べてみると、なんとアメリカ国内だけでも性交渉による感染疑い例が新たに14件見つかったそうです。

 

増えてる…。

 

人から人への感染の疑いは強まっておりました。

妊婦さんは蚊に刺されやすい、衛生環境の悪さが蚊を増やしジカ熱を蔓延させていると言われていますけれども、ひょっとしたら妊娠中の性交渉も感染拡大にかなり影響したのでは…?というような報告が出て来ました。

 

 

 

4.妊婦以外はジカウイルスに注意しなくていいのか?

ジカウイルスの蔓延が問題になっているのは、妊婦さんが感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれやすいからです。

 

じゃあ、妊娠予定のないカップルやパートナーのいない人はジカウイルス対策しなくていいのか?というと違うらしい!

 

これはきっと大半の人は知らないというか、気づいていないのではないでしょうか…。私も今気づきました。

 

とても大切なので、よく聞いてください(笑)。

 

ジカウイルスは、蚊が媒介します。

なので、流行地に行った人は蚊に刺されないように注意しないと、蚊が勝手に近所の人たちにジカウイルスをうつしてしまう可能性があるのだそう!

 

近所に妊婦さんがいた場合は大変なことになります(汗)。

 

流行地に行った人はパートナーの有無に関係なく、帰国日から10日程度、虫よけスプレーを使用したり、蚊の多いところに行かないなどの「蚊にさされない対策」が必要だそうです。

 

これはもう、努力義務ってことにして、厚生労働省はもっと声を大に言うべきだと思います!

 

 

5.感染した場合、何日後に体内からウイルスが消える?

妊娠を希望するカップルや妻が妊娠している夫婦は、不顕性感染のリスクも考慮して、帰国後どのくらい時間をあければ身体からジカウイルスが消失するのか…気になる問題です。

この問題が結構厄介でまだはっきりとはしませんが、今のところ以下のことが分かっています。

 

•ジカ熱を発症して2〜10週間も経過した男性の精液からジカウイルスが検出された。しかも、この男性の血液からは検出されなかった。

•ジカ熱発症から62日後の男性の精液からPCR法によりウイルス遺伝子が検出された。

 

この結果は、発症から8〜10週間経ってもジカウイルスは性交渉により感染するという直接的な証拠にはなりませんが、可能性はあるってことです。

はっきりとしたことが分かるまで、少なくとも10週間は性交渉を控えた方が良いってことでしょうか?

 

参考までに海外の保健機関の見解を書いておきます。

 

•イギリスの公衆衛生庁は、妊娠中あるいは妊娠可能性のあるパートナーがいる男性は、ジカ熱の症状がない場合であっても、流行地からの帰国後4週間のコンドーム使用を推奨している。また、ジカ熱の症状があった場合や確定診断を受けた場合は、6ヶ月間の使用を推奨している。

•アメリカCDCは、流行地の滞在中もしくは滞在歴のある男性について、パートナーが妊娠している場合、性交渉を控えるかコンドームの使用を推奨している。

 

発症した場合は6ヶ月…かなり長いです。ジカウイルスはかなりしぶとく、長い間体内にとどまることが示唆されているのでしょう。

 

 

6.まとめ

今回は、「ジカ熱の続編」についてお送りしました。

以前、Plague(プレイグ)というスマホゲームが流行りました。

自分がウイルスになって世界人類を絶滅に追い込むという内容なんですが、ウイルスの特色を設定するところで、「病気の症状は軽い」にすると感染が拡大しやすくなるんです。知らず知らずのうちに感染が広がり、ウイルスが進化して病気の症状が重くなったとたん、バタバタと人が倒れます。

ジカ熱の話を聞いて、そのゲームのことを思い出しています。

ジカ熱は罹っても症状が軽いし、発症した本人に致死的な何かが起こる訳ではないので、ちょっと似てるかなと。

個人的には症状が軽くても、早い段階で阻止した方が良い病気だと思います。

日本の専門家は結構楽観的で、「今は蚊の活動期ではないので、国内で広がるリスクは低い」とか「体内のウイルスも何週間すれば消えてしまうと考えられる」と言っているんですが、問題はこれからですよね。

 

今年のブラジルで開催されるオリンピックは8月5日から21日まで。

蚊の活動期、ドンピシャ!なので、気をつけなくちゃ。もっと啓発活動しないといけませんね(私がか)。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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