子供の長引く咳はマイコプラズマかも?特徴と早く治す方法

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突如として流行る、マイコプラズマ感染症。

我が家の長女が通う保育園でも感染者が出たようで、注意喚起を促す掲示が張り出されていました。

 

マイコプラズマ…。

 

何だか強そうな名前であります(プラズマってところがね)。

あまり聞き慣れないけれども、一年を通じてかかる可能性があり、拡大もしやすい病気なので、今回は症状の特徴や治し方や予防法などについてまとめておきたいと思います。

 

 

 

1.マイコプラズマ感染症の症状や特徴

 

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マイコプラズマは若者がかかりやすい病気です。5〜25歳くらいに好発すると言われています。

 

特徴は2〜3週間と長い潜伏期間と、頑固な空咳。

 

クラスでマイコプラズマが出たと言われたら、お子さんの様子に以下のような症状が出ないかどうか、流行が収束するまで少なくとも1ヶ月程度は注意しておく必要があると思います。

 

 

マイコプラズマ感染症はどんな症状が出るかと言うと、

 

•発熱のあと、数日して咳が出てくる。

•痰のからまない、コホコホと乾いたような咳=空咳が頻繁に出て、しかも1週間以上も続く。

•始めは熱が出たり引っ込んだり→持続した高熱に進行、ヒューヒューゼーゼー言う。

•胸痛や身体のだるさ、時に鼻炎症状

 

などです。

加えて、最初に病院でもらった抗生物質が効いていない感じ。

 

マイコプラズマは初回の受診で診断することは大変難しく、通院治療でどうも治りが悪いなと医師が感じた時に、「ひょっとしたら…?」という感じで原因疾患の候補に挙がってくる病気です。

 

なので、早期に「治らないからこの病院や〜めた!」と思って病院を変えない方が良いです。

変えた病院先でも効かない薬を出される可能性が高いと思うので。

 

重症化することは少ない病気ですが、咳の風邪や単なる気管支炎として治療を続けてしまうと悪化して肺炎や髄膜炎などの合併症が起きることもあります。

 

肺炎になってしまうとレントゲンで肺炎像が認められます。

かかりつけが個人クリニックであれば、この時点で大きな病院を紹介されることになるでしょう。

 

長期化や重症化を防ぐためにもママパパは園や学校の流行状況に注意し、お子さんに風邪症状が出た時に「園(学校)でマイコプラズマが発生している」と医師に伝えられるようにしておきましょう。早期発見・早期治療につながります。

 

 

2.感染経路と治療・予防について

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マイコプラズマは自然のどこにでもいる細菌の一種です。なので、感染する可能性はいつでも・誰にでもあります。

 

感染経路は飛沫感染といって、咳やくしゃみにより感染者から飛び出した菌を吸い込む、飲み込むなどしてそれが喉粘膜にくっつくと感染が起こります。

 

子供は咳エチケットが出来ていなかったり、べたべた色んな所に触れたり、友達同士で抱きついて遊んだりするので、何かの拍子に菌を取り込んでしまうことが多いです。

 

マメな手洗いうがいや、マスクの着用が予防法として有効ですが、小さい子にはなかなか難しいのが現状ですね^^;

 

さて、マイコプラズマの薬ですが、普通の風邪や中耳炎などで出される抗生物質は効きません。

 

子供の風邪・中耳炎に出される抗生物質で多いのは、ペニシリン系かセフェム系の抗生物質が殆どです。

これらはベータラクタム剤と言って、細菌の細胞壁を作れないようにして抗菌作用を示します。

 

でも、マイコプラズマは細胞壁を持たない特殊な菌。ベータラクタム剤なんか痛くも痒くもないのです。

 

マイコプラズマに効くのは、マクロライド系、テトラサイクリン系やニューキノロン系の抗菌薬になります。

よく使用されるのはマクロライド系です。

 

クラリス、クラリシッド、クラリスロマイシン、ジスロマック、エリスロシン…大体こんな感じでしょう。

最近はエリスロシンを出す医師をあまり見かけませんが(^^;)

 

服用期間は子供の体力にもよりますが、1週間~10日間飲めば治癒することが多いです。

ジスロマックは例外で、最初の3日間飲み続ければ、効果が1週間持続します。

 

お子さんが服薬を嫌がる場合の対処法も一応書いておきます。

子供に飲みやすいようにフレーバーがついていますが、苦みが気になる子もいることでしょう。

下記に示すようなものと混ぜて飲ませると良いと思いますよ。

 

•クラリス ドライシロップ(イチゴ味)…バニラアイス、チョコアイス、牛乳、練乳

•クラリシッド ドライシロップ(イチゴ味)…バニラアイス、チョコアイス、練乳

•ジスロマック細粒(パイン・オレンジミックス味)…バニラアイス、チョコアイス、牛乳、練乳

•エリスロシン ドライシロップ(バニラ味)…バニラアイス、チョコアイス、練乳

 

アイスと練乳と覚えておきましょう。

普段はなかなか食べられない甘いお味に病みつきになってしまったりして…。

 

最近はマクロライド系の耐性菌が出てきていて、薬の効きが悪い場合もあります。そういうときは医師の好みでテトラサイクリン系かニューキノロン系が出されます。

 

医師の好みで出すんですが、もしお子さんが過去にひきつけやてんかん発作を起こしたことがあるのなら、事前に医師にお伝えください。処方の参考になると思います。

 

 

 

3.登園・登校の目安

マイコプラズマ感染症はインフルエンザや麻疹などとは違い、解熱して何日経たないと登園・登校してはいけないなどという法律的で決められた具体的な基準はありません。

 

しかし、感染拡大を防ぐため、場合によっては出席停止の措置が取られることがあり、学校や園独自の基準を設けているところもあります。

 

これは学校保健法の第3種「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患」に分類されているからです(平成24年4月改正)。

 

子供がマイコプラズマにかかったら、出席停止期間の定めがあるか、登園許可の証明書が必要かどうかなどを園や学校に確認しましょう。

医師に登園・登校の許可をもらったら、あとは普通にご飯が食べられるかどうか、友達と遊べるくらい元気かなどを目安に保護者が判断するのが良いのではないかと思います。

 

 

4.まとめ

今回は子供のマイコプラズマ感染症についてのお話でした。

ポイントをまとめてみます。

・マイコプラズマ感染症の特徴は長い潜伏期間と空咳、普通の風邪に出される抗生物質が効かないことである。

・マイコプラズマ感染症は基本的に予後が良いが、体力のない子がかかったり長引いたりすると重症化することがある。

・マイコプラズマの予防法は手洗い、うがい、マスクである。

・マイコプラズマにかかったら、出席停止期間や医師の登園許可の証明書が必要かどうかを確認する。

・マイコプラズマを早く治すには、早期診断と早期治療が必要。保護者は園や学校での流行状況を把握し、診察時に医師に伝えることが大切。

となります。

 

ご参考にしていただけると嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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