エコノミークラス症候群だけじゃない!避難時に注意な病気と予防法

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熊本地震でエコノミークラス症候群を発症し亡くなるケースが相次いでいます。

この病気は震災時にたびたび問題になっていますね。なのにどうして無くならないのでしょう?

自然災害はすぐそばにあると思って、予防のための正しい知識を身につけておきたいと思います。

 

今回は被災時に気をつけたい病気をまとめると同時に、予防法について薬剤師の立場から考えてみました。

 

1.エコノミークラス症候群

別名を肺塞栓症と言います。

なぜエコノミークラス症候群と名がつくのかというと、飛行機のエコノミークラスのように、狭い座席に長時間座ったままの状態だと起きやすいからです。

長時間電車に乗ったり、バスに乗ったり、手術後に起きる事もあります。

 

2002年の日韓ワールドカップ直前に、当時アルゼンチンのチームに所属していた高原直泰さんが発症したことで有名になった病気です。

 

私は高原がエコノミークラスに乗ってたことに驚きましたけど…。

以降、エコノミークラス症候群といえばの高原みたいになってて、ちょっと気の毒。

 

さて、肺塞栓症は血管の中に血のかたまり(血栓)が出来て肺動脈に飛び、詰まることによって、

・突然の息苦しさ

・息を吸うときの胸の痛み

・失神

・冷や汗

などの症状が見られます。

 

症例の9割が脚にできた血栓によるものです。

発症した人の半数くらいは脚の痛みや腫れ、皮膚の変色があるらしいので、これからご紹介する予防法と合わせて知っておくと将来役に立つことがあるかもしれませんよ!

 

肺塞栓症の予防法

持病がある人だけがなる病気と思っていませんか?

そんなことありません。誰でもなる可能性があります。

ただ、脂質異常症、糖尿病、高血圧など何か持病がある人、喫煙習慣のある方、40歳以上の方はよりかかりやすいと言われています。

 

なので、避難生活では

・水分をしっかりとる

・身体を動かすように心がける

・持病のある人は薬を飲む

これが大切です。

 

止むを得ず車で寝る場合は、脚の位置をなるべく高くすることで、血液循環が改善されます。

薬は非常用持ち出し袋に10日分くらい入れて備えておくといいと思いますよ!

 

シートの状態なら、高温・多湿など保存環境が悪くない限り、もらって1年は持ちます(使用期限が短いものであれば、薬剤師からその旨アナウンスがあるとのが普通です)。

被災時はただでさえストレスや疲れで体調が悪くなるので、持病のある方は備品に薬を入れてみてください。

 

バファリン(別名アセチルサリチル酸、アスピリン)について

「エコノミークラス症候群の予防にはバファリンが効く」と書いてあるサイトがありますが、個人的にはおすすめしません…。

その理由は…

•飲み始めてから効果が出るのに時間がかかる

•市販のバファリンは商品が色々あり、成分がアセチルサリチル酸とは限らない

•医療現場で抗血小板薬として使用されているアセチルサリチル酸は市販薬のバファリンとは用量・用法が異なる

•血栓ができる仕組みは血小板のみにあらず。医療現場で肺塞栓症を予防する場合、アスピリンは第一選択とはならない。それよりも動く事が推奨されている

•バファリンの効果が出始めた後に地震が起きて怪我をした場合、出血が止まりにくくなる

からです。

なので、足を動かして血栓予防をする、休むときは横になる(脚を下げたまま休まない)、水分をしっかりとる、この3点をまずは心がけてみてくださいネ。

 

2.脱水症(熱中症、脱水症)

被災時に問題となる病気は、土地柄や季節によって変わってくるんじゃないかと思います。

暖かい時期、暑い時期には熱中症や日射病、脱水に気をつけたいです。

 

予防法としては、

・暑い時期には帽子を被る、日陰で過ごす

・こまめに水分、塩分を取る

・上記2つを実践するために備える

ことです。

 

備品に十分なお水はありますか?1人1日1リットルの飲み水+調理やトイレに必要なお水です。これを最低でも1週間分が南海トラフの備えの基本です。

ミネラル入りの麦茶やジュース、塩分入りの飴は備蓄に絶対入れておきたいところです。

 

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3.嘔吐下痢症、風邪、インフルエンザ

避難生活では衛生環境が悪くなりやすく、食中毒やノロウイルスによる嘔吐下痢症などが発生します。

また、集団生活になるので風邪やインフルエンザも広がりやすいです。熊本地震でもノロの人が数人でたようです。

 

予防するには、

・マスク

・手洗いうがいの徹底

・トイレの清掃を心がける

・手指消毒剤と石鹸を使う

・感染が拡大しないように、汚物を適切に処理

することが大切です。

ノロウイルスにはアルコール消毒は十分ではありませんが、避難所に次亜塩素酸がないかもしれないですし、インフルエンザやその他の風邪の予防にはなると思うので準備しておくといいのではないでしょうか。

 

 

4.一酸化炭素中毒

冬に起きやすいです。

車内泊している人が寒くて炭をたいたとか、暖房つけて寝ている間に雪がつもり排気口を塞いでしまった結果、一酸化炭素中毒が起きるという話を聞いたことがあります。

一酸化炭素中毒を予防するには、まずどんな行為をしてはいけないのか知り、絶対にそれをしないことが大切です。

そして、防寒着や毛布などを準備しておく!

 

やっぱり準備!これが大切です。

 

 

5.まとめ

今回は被災時の避難生活で気をつけたい病気についてのお話でした。

結局のところ、知識や物を事前に備えておくことが命を守ります。

しっかり準備したのに、被害の影響で使うことが出来なかった…というのは仕方ないとして、事前に知っておけば結果が違っていたのでは無いかと思うことがあります。

ご参考にしていただけると嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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