子供中耳炎の症状と治し方。保育園やプール、お風呂はいつからOK?

Pocket
LINEで送る

こんにちは。ホシ姐です。

子供ってよく中耳炎になりますよね…。

うちの長女(チビすけ1号)はしょっちゅう中耳炎になっています。

年末も通院してたんですが、今年に入ってまた通院…幸い熱は出てないのですが、長期戦になりそうです。

さて、今回は中耳炎が起こる仕組みと、子供の中耳炎の特徴や治療法、生活上の注意点についてお話します。

スポンサードリンク

1.中耳炎とは?

1.耳の構造について

人の耳は外耳(がいじ)、中耳、内耳からできています。

ヒトの耳の構造

imagegif

画像引用元:アステラス製薬

 

・外耳…耳介(じかい)と外耳道を合わせた部分です。耳介は頭の横から飛び出た部分で、音を集めて音刺激を中耳まで伝えやすくします。外耳道は耳介から中耳までをつなぐ音の通り道です。

・中耳…鼓膜と鼓室を合わせた部分です。音刺激が伝わると鼓膜が震え、その振動が鼓室にある耳小骨という骨に伝わり、内耳に伝わっていきます。

一方で、鼓室は図のように耳管を通して、鼻と喉につながっています。受動喫煙が子供の中耳炎を誘引するのは、鼻から吸い込んだタバコの煙が耳管を通じて中耳に届き、ダメージを与えるからです。

また、耳管は、鼓室の中の気圧と外気圧を均等にする働きや、鼓室内にたまった水分や老廃物を外に出す働きを持っています。

飛行機に乗っていて高度が上がってくると、耳の中がポーっとする瞬間がありますよね?あれは外気圧と鼓室内の気圧に不均衡が生じるからです。鼻の穴と口を塞いで、フンっ!と鼻をかむようにして圧をかけると治ります(笑)。

・内耳…耳小骨から伝わった音は、内耳を介して聴神経へと伝わり、脳に到達して初めて音として認識されます。

内耳にある前庭や半規管は平衡感覚に重要な部分です。この部分の血流が悪くなると、めまいの原因になります。

 

2.中耳炎が起こる仕組み

中耳炎が耳から入った水によって起こると思っている人がいますが、実は違います。

中耳炎が起こる仕組みは耳の構造を振り返ってみると分かりやすいです。

耳の外からの細菌の侵入は複雑な形をした耳介と長い外耳道が阻むほか、鼓膜によって防がれています。

これに対し、中耳は鼻や喉と1つの空間でつながっていて、そちらからの異物の侵入に構造的に弱いです。

中耳炎のほとんどは風邪や花粉症などにより鼻や喉に炎症が起こると、耳管から細菌が侵入してきて中耳に感染し、炎症を起こすことによって生じます(まれにウイルスや真菌によって起こることもある)。

 

3.中耳炎の種類

中耳炎には急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎の3種類あります。これらは別々の病気という訳ではなく、中耳炎にかかってから治るまでの一連の経過に対して付けられた名前です。つまり、中耳炎は治るまでの間に名前が変わると思ってください。

・急性中耳炎

中耳炎が起きると、突然熱や痛み、腫れなどの症状が起きます。期間としては発症から1週間くらいです。

これを急性中耳炎と呼びます。

・滲出性中耳炎

急性中耳炎が起きると耳管が腫れて通りが悪くなるので、外気圧と鼓室内の気圧のバランスをとることも出来なくなります。鼓室内の気圧が低くなると、圧力差の関係で中耳内に粘液が引き寄せられ、鼓室に滲出液が溜まります。これが滲出性中耳炎です。

耳管は腫れにより中耳に溜まった水分や老廃物を上手く出すことが出来ません。滲出性中耳炎が治るには時間がかかります。

・慢性中耳炎

急性中耳炎は通常1週間ほどで収まりますが、抵抗力の弱い人では炎症が長い間続くこともあります。3ヶ月以上急性中耳炎の症状が続いた場合は、炎症が慢性化していると考えて慢性中耳炎と呼び名が変わります。

 

 

2.子供の中耳炎

 

スポンサードリンク

 

1.症状

耳の痛み、聞こえが悪い、違和感(耳をふさがれたような感じ)、耳鳴り、発熱、耳だれなどの症状がみられます。

しかし、子供は自覚症状を上手く表現できないので、中耳炎になっても自分から訴えてくることは殆どないと言ってよいでしょう。

発熱の他、理由なく泣いたり、不機嫌になったり、耳をさわったり、食欲不振になることがあります。

 

2.中耳炎に気づくためのポイント

子供の8割は中耳炎の自覚症状を訴えません。ママは次のような変化が見られたら、「もしかしたら中耳炎かな?」と察してあげて下さい。

2-1.赤ちゃんの場合

・熱がある

・あらゆる手段(授乳、オシメ、体温調節、抱っこであやす)を講じても泣き続ける

・耳を触る

・耳だれがある

・食欲がない

 

2-2.幼児の場合

・熱がある

・怒りっぽい、よく泣く

・耳だれがある

・言葉の発達が遅い

・呼びかけに気づかない

 

2-3子供の場合

・呼びかけても返事をしない

・テレビの音を大きくする

・よく聞き返してくる

・集中力がない

 

上記は、「今までと比べてそうなった」という変化のポイントです。

我が家の長女(5才)は鼻にアレルギーがあるのでよく中耳炎になるのですが、急性中耳炎の時は「耳が痛い。」と教えてくれるので助かってます。

ただ、耳鼻科での治療が終了しても何となく耳の聞こえが悪い感じがします。話しかけてもよく「うん?」と聞き返してくる。もしかしたら、完全に治ってないのかもしれません(滲出性中耳炎は長引くと言いますし)。

 

3.治療法

3-1.急性中耳炎の場合

解熱鎮痛剤を使って痛みや熱を和らげると同時に、炎症の原因菌に対して抗生物質を使用します。中耳炎の原因菌は肺炎球菌とインフルエンザ菌が殆どなので、これらの菌に効果の高い抗生物質を出されます。中耳炎の痛みは多くの場合2~3日で収まりますが、抗生物質は症状が収まっても必ず飲みきるようにします。

注意点!

抗生物質を飲む期間は短すぎても効果が不十分だし、長すぎても耐性菌が問題になるので良くないです。出されたものを処方された用法・用量通りにキッチリ飲むことが大切です!

 

病院では鼻汁の吸引や、鼻の通りを良くする外用薬の吸入を行います。

 

3-2.滲出性中耳炎の場合

急性症状が収まっても、耳の中には膿が溜まっています。滲出性中耳炎の治療のゴールは溜まった膿が取り除かれ、耳の聞こえが元どおりになることです。とはいえ、一度溜まった膿はなかなかすぐには排出されません。定期的に病院に通い経過をチェックしながら、なるべく早く膿が排出されるように鼻汁を吸引し鼻の通りを良くしてやることが治療のメインになります。

鼻水や痰を出しやすくしたり、喉や鼻の粘膜を正常化させる効果のある薬(カルボシステイン)を処方されることもあります。

注意点!

急性症状が収まると、中耳炎はもう治ったと勘違いして治療を中断してしまうケースが往々にしてあるのです(私か!?)が、滲出性中耳炎が治るのには2~3ヶ月かかる場合もあります。そして耳に膿が残っていると、それが原因で中耳炎をぶり返します。

 

うちの子はどうしてしょっちゅう中耳炎になるのかなー!?と悩んでいるママは、医師に「もう中耳炎は治ったので通院しなくていいですよ」と言われるまで根気良く治療を続けて下さい。

 

中耳炎に使用する抗生物質についての記事はコチラ→子供中耳炎に抗生物質の治療は必要?親が知っておくべき知識とは

イレギュラーな生活リズムの中で服薬を継続する方法→子供が薬を飲む時間に寝ている、飲み忘れや食欲が無い時の対処法

 

3-3.鼓膜切開ってどうなの?

鼓膜切開は中耳炎によって溜まった膿を鼓膜を切開することによって出す方法です。

昔は中耳炎になるとよく鼓膜切開が行われていました。

実は私も小さい頃鼻が悪くてよく中耳炎になり、鼓膜切開しました。右耳3回、左耳2回切っております。怖かった…!

最近は中耳炎の治療経過が思わしくなく、かつ途中で膿が増えるような場合に限定して実施される傾向にあるようです。

ただ、これは医師の治療方針によって結構違いが出るので、嫌がる子供を押さえつけてまで鼓膜切開するのはちょっと…というママは通院先を考え直したほうがいいかもしれません。

鼓膜切開は実施しても1週間ほどで穴が塞がるため、効果は短期間。炎症が治まらなければまた膿が溜まってしまうので、切開の有無は治癒のスピードにほとんど影響しないと考える医師もいます。

 

 

3.生活上の注意点

・よく鼻をかむ

中耳炎の原因は鼻と喉からの細菌の侵入でしたよね!よく鼻をかんで、鼻汁と一緒に細菌をこまめに出してあげましょう。中耳炎になってしまった場合も、鼻通りを良くすることで治りが早くなります。

子供が鼻をすすっていたら、鼻をかんであげましょう。左右の鼻穴を交互に押さえて、別々にかむこともポイントです。

うまく鼻をかめない赤ちゃんや幼児は、鼻吸引器を使って吸ってあげましょう。

痛みが強い時は強くかんだり吸ったりすることを避けるようにします。

 

・耳だれ

中耳に膿が沢山たまると、鼓膜に穴が空いて耳だれが起きることがあります。

お家で耳だれが起きた時は、外に溢れた部分だけ優しく拭き取ります。耳の中については耳鼻科の医師が処置してくれるので、そのままにしておきます。

 

・保育園、幼稚園、小学校

急性中耳炎の症状が収まったら通うことができます。熱や痛みが強い間はお家で安静にしてください。

 

・お風呂、プール

急性中耳炎の症状が収まるまでは控えます。熱や痛みが取れたら、まずは入浴してもいいかを医師に尋ねてみてください。熱や痛みがぶり返さず、体調が良さそうだなと思ったらプールに入っても良いかどうかを確認しましょう。

急性中耳炎になると、しばらくは頻繁に耳鼻科に通うことになると思うので、自己判断で入浴させたりプールに入れたりせず、医師の判断を仰いでくださいね。

 

4.まとめ

今回は中耳炎が起こる仕組みと、子供の中耳炎の特徴や治療法、生活上の注意点についてお話しました。

自分で書いておいてこんなことを言うのもなんですが、耳鼻科の通院って大変ですよね、マメに行かないと行けないから。もっとうまい治療法が見つかってスパっと治れば良いのに…。

滲出性中耳炎は症状に乏しいので、治ったと思ってしまいがちなんですが、中耳炎を繰り返すのは実は治ってなかっただけみたいです(うちの子もそうですが、ママ友の間でもよく聞く話)。

一度中耳炎になったら、完治するまでとことん付き合う!と腹をくくることが必要なのかなーと思いました!

 

赤ちゃん中耳炎の予防法はコチラです→赤ちゃん中耳炎の予防法。喫煙は添い乳は危険!ワクチンもあるよ。

抗生物質を飲んでくれない!飲ませ方の工夫について→子供中耳炎の抗生物質について。子供や赤ちゃんに飲ませる工夫

sponsored link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)