真庭の美甘宿•久世宿の桜並木と旧尋常小学校の懐かし給食

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出雲街道は、兵庫県姫路市から島根県松江市までを結ぶ全長205kmの街道です。

出雲大社をお参りするための道として、また山陰地方の砂鉄やたたら製鉄による鉄製品を運ぶ物流の道として使用されました。

 

舗装のされていない野道山道を通るので、旅人は目的地にたどり着くのに何日もかかります。そこで疲れを癒すための宿泊施設が街道沿いに発展します。

 

これが宿場町です。

 

出雲街道は岡山の県北部を横断するようにして鳥取、島根へと伸びているため、宿場町の数は岡山が最も多いです。

美作市の土居宿、勝田郡勝央町の勝間田宿、津山市の津山宿、坪井宿、真庭市の久世宿勝山宿美甘宿新庄宿がそれにあたります。

宿場名を見ると、今も古い町並みが残っている地域ばかりですね。

 

今回は岡山の宿場町の中から美甘宿久世宿を取り上げ、桜とおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

 

 

1.美甘(みかも)宿場桜

美甘宿場

引用元:じゃらん

 

美甘宿は標高1000m級の山々に囲まれた高地にあります。

 

江戸時代に入って本格的に出雲街道が整備され始めると、津山藩によって勝山宿と新庄宿が設置されます。

これにより参勤交代を始めとする人馬の往来はかなり楽になったのですが、山の上り下りがきつい地形であるために、両宿場の中間地点にもう一つ宿場が必要になり、出来たのが美甘宿です。

最初は正式な宿場ではなく、輸送や交通量の増加に伴って徐々に旅籠や商家が出来、宿場町に発展しました。

宿場町となった美甘は街道の往来筋に沢山の家々が軒を連ね、開国後もたたら製鉄が盛んだったことによりとても栄えましたが、その後は製鉄業の衰退と宿場外に国道が開通したことなどもあって、今は古い町並みが静かに残っています。

往来筋の道幅は、出雲街道が機能していた当時のままの6.4mだそうですよ。

 

がいせん桜通りのような観光客向けの華やかさはありませんが、旧街道に面してたたずむ家々はレトロ感漂う平入建物で、当時の宿場町の風景が目に浮かぶようです。

 

さて、この美甘宿には、町の裏手の新庄側堤防に沿って桜並木があります。

この桜は昭和天皇生誕を記念して植えられたもので、約600mの間に50本の桜が植えられています。

夜間はライトアップもあり、澄んだ空気と清らかな新庄川の流れが聞こえる中、しみじみと桜の美しさを感じることができます。

 

大人のお花見ですね(^^)。

 

 

イベント〜美甘宿場桜まつり(2016年4月10日10:30〜)

桜まつりは4月10日美甘宿の堤防にて、開催されます。

当日はひめのもちの餅つきや特産品販売が行われる他、美甘御殿まりの展示会が行われます。

ライトアップは、開花期間中の19:00〜22:00までです。

 

 

美甘宿のやや南、美甘トンネル近くに首切峠という物騒な名前のお花見スポットがあります。

 

どうしてこんな名前がついたのかというと説が2つあるらしいのですが、

1つは18世紀に美作地方で起こった山中一揆で、捕らえた農民たちを処刑した場所だったからという説

もう1つは16世紀半ばにこの地に城を構えていた勝山藩の三浦氏と、そこに攻め込んできた尼子氏との合戦により、多くの人々の血が流された場所だったからという説

になります。

 

三浦氏は廃藩置県のあと、この後にご紹介する久世宿に居を構えており、その邸宅も桜スポットになっているんですよ(^^)。

 

まあどちらの説が正しいにせよ、その地名のインパクトから、地元の小中学生たちは絶対に「首切峠の桜は流された血を吸ってるから他の桜より赤い」などという噂をして震え上がって楽しんでいると思いますね(笑)。

 

また、首切峠からほど近い美甘渓谷は岩と木々に囲まれた、とても風情のある景観スポットです。国の天然記念物オオサンショウウオの生息地としても知られています。

お花見の後にドライブがてら行ってみるのも良いのではないでしょうか。

 

美甘宿

住所:岡山県真庭市美甘3932-1付近

交通アクセス:

JR姫新線中国勝山駅/新庄行きバス約30分/美甘上下車徒歩3分

米子自動車道湯原IC/車20分

米子自動車道久世IC/車40分

 

 

2.久世宿の桜並木

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久世桜

引用元:おかやま旅ネット

 

久世宿は津山宿から2つ目の宿場町で、江戸時代の初期に津山藩によって設置されました。

出雲と大山の追分宿であると同時に、旭川の水運を利用した物流の拠点としても発展を遂げた久世宿は、幕府代官所、津山藩本陣、お茶屋、商家、酒蔵などが建ちならび、物資の運搬に欠かせない牛馬の市が開かれるなど、当時は大変な賑わいを見せたといいます。

 

栄えた街並みは現在も下町から旭町にかけて残っていて、倉敷美観地区にあるような立派な商家やお屋敷を見ることができます。

(火曜•水曜定休。見学無料。駐車場あり)

 

そんな歴史を持つ久世宿の桜ですが、旭川の岸に沿って1キロもの間に180本のソメイヨシノが植えられた桜並木になっています。

 

夜間は雪洞に明かりが灯され、夜桜を楽しむことが出来ます。

見頃は4月上旬から中旬にかけて、ライトアップは1日~15日の18:30~22:00に行われます。

 

また、久世宿には勝山藩の藩主、三浦氏が廃藩置県後に住んだ屋敷があり、「三浦邸」またの名を「椎の木御殿」と言います。

三浦邸にも桜の木があるので、日本のお屋敷を観るのが好きな方は足を運んでみてはどうでしょうか。

 

旧出雲街道沿いに、津山宿→久世宿→美甘宿→新庄宿と古い町並みを巡るお花見小旅をプランニングするのも素敵ですね(^.^)

 

 

3.旧遷喬尋常小学校

エスパス3

引用元:じゃらん

 

久世宿に行くのなら、是非訪れたいおすすめスポットがあります。

明治40年に建てられた旧遷喬尋常小学校です。

always 三丁目の夕日やNHK連ドラ「カーネーション」など、撮影ロケ地としても有名な建物なんですよ!

 

尋常小学校とは、今でいうところの1年生~4年生までが学ぶところで、昔はこの期間が義務教育とされていたようです。尋常小学校を卒業すると高等小学校(5年、6年)に進みます。

 

旧遷喬尋常小学校の見所は、尋常とは思えない豪華な木造建築です。

 

迎賓館を思わせる洋風なデザインで、完成時、「木造ルネッサンス風小学校」と評されました。

建築には当時の町予算の3倍近い巨額の費用が投じられたといいます。平成11年に国の重要文化財に指定されました。

なぜ、そんなお金をかける必要があったのか…謎です。

 

遷喬尋常小学校は平成2年に小学校としての役割を終え、今は一般公開されています。

 

エスパス2

引用元:じゃらん

 

2016年は4月、5月、6月、10月、11月の土日祝日に、なつかしの学校給食を食べるイベントがあります。

 

受付は11時半から、無くなり次第終了です。

アルマイトの食器に盛りつけられた昔懐かしいメニューが食べられます。4月のメニューは鯨の竜田揚げだそうで、参加費は1000円です(4月以外は900円)。トンボ学生服による制服の貸し出しサービスもあり(笑)。

 

アラフォーですが、制服OKでしょうか!?

 

学生気分に戻って給食を食べてみるのもいいかもです(^.^)

(※4月は9、10、16、17、24、30日が給食イベントの日です。)

 

詳細はコチラまで→久世エスパスランド なつかしの学校給食特設サイト

 

給食

引用元:久世エスパスランド

 

久世エスパスランド(旧遷喬尋常小学校)

住所:岡山県真庭市鍋屋17-1

アクセス:

米子自動車道・久世ICから西へ4km

中国自動車道・落合ICから北へ7km

JR姫新線久世駅から東へ800m

久世駅前特急バス停から東へ800m

 

 

今回は真庭市の美甘宿、久世宿のお花見スポットと旧遷喬尋常小学校のご紹介でした。

真庭には見所がたくさんありますね!

 

歴史と絡めてお花見スポットを巡るのも楽しそうです。

気になる方は、是非行ってみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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