日本三大庭園•後楽園のお花見と庭園の楽しみ方。イベントや交通情報

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岡山って何があるの?と県外の知人•友人に聞かれた場合、大概の人は

 

「後楽園。あと桃太郎」か、もしくは「後楽園と桃とブドウ」と答えることでしょう。

それくらい、後楽園は分かりやすい岡山の名所です。

 

日本三大庭園ですから!

 

今回は、後楽園とはどんな特徴のある庭園なのか、お花見で行く場合のおすすめコースをご紹介したいと思います。

 

 

1.後楽園の歴史と特徴

岡山城

画像引用元:おかやま旅ネット

後楽園の歴史は、岡山城なしには語ることができません。

後楽園のすぐ隣には、黒い立ち姿がとても印象的な岡山城がそびえています。別名「烏城」とも呼ばれます。

 

岡山城は豊臣秀吉の五大老を務めた戦国大大名「宇喜多秀家」が建てた城です。

伝えられるところによると、秀吉の指導を受けて、慶長2年(1597年)に完成したとあります。

 

黒いお城は他にも「大阪夏の陣」で焼失した当時の大阪城、秀吉の家臣•加藤清正の熊本城、同じく秀吉の家臣•加藤数正の松本城などがあります。

 

岡山城も主君•秀吉の城に習って黒い城になったのでしょう。

秀吉の時代には黒い漆塗りの平板が最高級の外壁であり、流行りだったとも言われます。

 

さて、せっかく岡山城を建てて住むことにした宇喜多氏ですが、1600年の関ヶ原の戦いにおいて西軍の主力として参戦し破れ、八丈島へ流されてしまいます。数年しかこのお城にいることができませんでした。お気の毒に。

宇喜多氏の代わりに城主となった小早川秀秋は、関ヶ原の戦いで西軍から東軍に寝返り、豊臣家衰退のきっかけを作ったとされる人物です。

小早川秀秋は戦いの功績を認められ、備前と美作の領主となります。

しかし、わずか2年で跡継ぎの無いまま没してしまいます。

 

宇喜多氏の呪いでしょうか、悪いことはできないもんです。

 

代わりに岡山に入って来たのが姫路藩主•池田輝政の次男、池田忠継です。

この池田家が長きに渡って岡山を治めることになります。

 

後楽園を作ったのは池田家2代目、池田綱政です。

彼は岡山城の背後に、政務の合間を過ごす広い庭園を造らせました。

 

日本庭園の特徴は、山や川、四季の移ろいなど、自然の美しい風景を人工的に盛り込んでおきながら、それをあくまで自然に見せるところです。

造形美であって造形美でない、自然であって自然でないのが日本庭園だと私は解釈しております。

 

後楽園は歴代藩主の個人的な好みによって、田畑が加わったり、桜や楓などの色彩ゆたかな林が出来たり、水路ができたり、山ができたりして今のような姿になったそうです。

 

日本三大庭園といえば、水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園ですね。

私は偕楽園は見たことがありませんが、兼六園と後楽園ではかなり印象が違っていると感じました。

 

後楽園は田んぼがあり、芝生が広くて砂利が少ないこと、庭園内にある山や木々が園外にある岡山城や遠くにある山々と調和し、あたかも見渡す限りが庭園であるかのように作られているところが特徴的だと思います。

 

 

 

2.後楽園のお花見スポットと庭園の楽しみ方

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素晴らしい日本庭園はどれも周遊性があり、景観スポットが設定されています。

 

後楽園にお花見に行くなら、桜を見るだけでなく、景観スポットも押さえてお庭全体を楽しむのがおすすめです。

おすすめルートをお花見スポットと一緒にご紹介しますね。

 

1.後楽園駐車場と正門入場券売り場前

後楽園には約280本のソメイヨシノが植えられています。最初に目に入るのは駐車場付近と正門入場券売り場前のソメイヨシノです。

入園前にご覧になって、テンションを上げましょう(笑)。

 

 

2.延養亭

延養亭

画像引用元:おかやま旅ネット

 

正門を入って右手にある、数寄屋造りの建物です。

藩主が政務の合間に後楽園を散歩し楽しむとき、この建物を居間として使ったのだそうです。

庭が出来た当初からこの場所にあるそうですが、岡山空襲の時に消失してしまい、今後楽園にあるのは「御茶屋御絵図」という築庭当時の後楽園を描いた絵を参考に復元されたものです。

 

この建物の主室から眺める後楽園の景色が最も美しいと言われています。

 

普段は一般公開されていないのですが、5月と10月の下旬に特別公開期間があります。残念ながら桜のシーズンとはかぶらないです。

こんな景色が見えます。

遠く霞む操山の中腹にある三重塔が絶妙に見えるのがお分かりになるでしょうか?

 

 

えんようてい

画像引用元:おかやま旅ネット

 

はるか遠く操山まで庭が続いているかのように見えますね。

後楽園の計算しつくされた借景です(^^)。

 

この素晴らしい眺めを見ると英気を養われる…そんな意味合いから、延養亭の名がついているものと思われます。

お花見の際には、延養亭の前に立って、同じ方角を眺めてみましょう。

 

 

2.花葉の池 (かようのいけ)、二色が岡

延養亭の裏手に回ると、能舞台・栄唱の間があります。ここは能を見たり、接待の場として使われました。

今でも、後楽園では毎年10月に「能を楽しむ会」が開かれています。

 

子供が大きくなったら私も一度見てみたいなあ。

 

栄唱の間の前には花葉の池という大きな池があり、そこにはヤエベニシダレがあります。

ソメイヨシノより少し遅れて咲くので、見たい方は4月に入ってから行くと良いでしょう。

 

花葉の池は立派な蓮池で、夏になると白い見頃な蓮の花が咲きます。

蓮は泥水の中から出でて清らかな花を咲かせることから、仏教では蓮を仏の智恵や慈悲の象徴としています。

お釈迦様が座っている台座も蓮の花ですよね。

 

二色が岡は昔は山桜と楓の林で、春と秋で色が異なるためにその名がつきましたが、今は杉の林となっており、一色です(笑)。

細道が林の中を通っており、雰囲気はとても良いですよ。

 

 

3.御舟入跡

藩主が岡山城から舟に乗って後楽園に来た時の船着き場だそうです。

絶対陸で来るのが早いと思うんですが、その辺がやはり娯楽のための庭園ってことですね。

楽しかっただろうな(笑)。

 

 

4.南門

南門はソメイヨシノスポットです。ここに立って桜と芝や池が織りなす後楽園の風景美を存分に楽しみましょう!

絵画のように全体を見るのがオススメです。

 

 

5.廉池軒(れんちけん)

池田綱政公が好んで利用したとされ、戦火を逃れた数少ない建物の1つです。

目の前に池があり、石橋が渡されています。池には鯉が泳いでいます。

 

廉池軒の隣にある「さざなみ茶屋」では、二日前までに予約すれば後楽園オリジナル弁当「お庭そだち」1550円が頂けます。

また、園内で栽培された梅を使ったジャムや梅酒のほか、備前焼でお抹茶を頂くこともできますよ。

こちらで一服してみるのもいいですね。

さざなみ茶屋のホームページはこちら(割引クーポンあります)。

 

 

6. 千入の森(ちしおのもり)

桜と楓の林があります。

千入とは「幾度」も染めるという意味だそうで、春は桜、夏は緑、秋は紅葉と何度も色あいが変わることからこの名が付いているものと思われます。

 

!イベント情報!

•春の桜茶の会

2016年3月27日~28日

午前10~午後3時

桜林近くの芝生にて、自分でお茶を点てて頂けます。

抹茶・菓子付き500円

※雨天時は栄唱の間に変更

 

•花見茶席

2016年3月29日~4月1日

午前10~午後3時

桜林近くの芝生に桜を存分に楽しめる特設茶席が設けられます。

抹茶・菓子付き500円

※雨天時は栄唱の間に変更

 

 

7.流店流店

画像引用元:おかやま旅ネット

 

屋根だけの休憩所です。

藩主が庭めぐりや接待の時に使用したそう。

中を水路が通っていて、夏場はここで脚を冷やして涼みます。観光客の方もお気軽にどうぞ。

 

歴代藩主も歩き疲れて火照った脚をここで休めたのでしょうか。

 

天気が良くて暑ければ、春でも使えるかもしれません。

 

 

8.唯心山

岡山城

画像引用元:おかやま旅ネット

築庭当初は無かった山です。

綱政の子、継政が作りました。

この山が出来たことにより、後楽園は起伏に富み、一層自然の要素を取り入れた見応えのある庭園となったと言われます。

斜面にはツツジやサツキなどが植えられていて、目にも鮮やかです。

唯心山は登ることができます。

 

9.井田

庭園に田んぼがあるって珍しいです。藩主の趣味でしょうか?

農業の営みに興味があったか、秋に黄金色に輝く田の景色があったのか、そのどちらかでしょうね(笑)。

毎年6月には、ここで「哲西町はやし田植え保存会」の皆さんと神代郷土民謡保存会の皆さんによる、昔ながらの田植えと田植え踊りが行われます。

辛い田植え労働を楽しく!足並み揃えてテンポ良く!

先人の知恵と伝統が見られます。

 

10.茶畑

築庭当初からあり、藩主が飲むお茶が作られたそうです。

藩主はやはり農業好き…?

民の仕事に興味を持つのは、良いことですよね。

お茶の美味しさや有り難みを感じながら頂いていたかもしれません。

毎年5月の初めには、岡山の茶処、美作の「茶摘み踊り保存会」の皆さんが昔ながらの茶摘みと茶摘み踊りを披露してくれます。

これも踊り(笑)。

 

 

11.慈眼堂

池田綱政が池田家と領民の繁栄を願って建てたものです。元々は観音像がありましたが、今は空堂になっています。

境内には花崗岩を36に割って積み上げた、高さ4メートルの烏帽子岩があります。

後楽園のガイドブックには大体紹介されているスポットなので、紹介しておきます(笑)。

 

さて、これで後楽園は大体一回りできたことになります。

余力があれば、岡山城も巡ってみてください。

後楽園の売店には岡山名物吉備団子も売っていますので、県外からお越しの方はそちらも是非(笑)。

ということで、長くなりましたが後楽園のお花見スポットをまとめます。

 

1.後楽園駐車場と正門入り口前

2.栄唱の間近くのヤエベニシダレザクラ

3.南門前のソメイヨシノ

4.千入の森の桜林

 

になります。

 

3.交通アクセスと駐車場

最後に交通情報を載せておきます。

 

岡山後楽園

住所:

岡山県岡山市北区後楽園1-5

 

アクセス:

岡山駅からタクシーで10分または徒歩25分

岡山駅バスターミナル1番乗り場 岡電バス「藤原団地」行き→「後楽園前」下車すぐ 岡山ICから車で20分

 

駐車場:

後楽園に有料駐車場がありますが、満車でお困りの場合は下記の近隣駐車場を使うと良いと思います。

 

•城下駐車場 岡山県岡山市北区表町1丁目城下地下1 174台 07:30-23:00 60分 300円 以降30分毎¥150

•烏城駐車場 岡山県岡山市北区丸の内2丁目7-3 12台 07:00-22:00 60分 300円 1時間毎¥300

•市営天神町駐車場 岡山県岡山市北区天神町3-5 175台 07:30-22:00 60分 300円 以降30分毎¥100

•岡山市営烏城公園駐車場 岡山県岡山市北区丸の内2丁目2 54台 08:00-22:00 60分 300円 1時間以降30分毎¥100

•弓之町駐車場 岡山県岡山市北区弓之町5-15 80台 00:00-24:00 60分 200円 以降30分毎¥100

•ペガサスパーク城下 岡山県岡山市北区天神町1-25 46台 09:00-21:00 30分 100円 9:00-21:00 30分¥100

 

参考にしていただけると嬉しいです。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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