
南海トラフ巨大地震について備えよ!行動せよ!と言ったのは2ちゃんねるの未来人だけではありません。
国も専門家もそう言ってます。
地方自治体も言ってます。
だから、今から備えようと思いました。
私は地震や防災の専門家ではありませんが、このブログは今南海トラフを心配する沢山の人達が見てくださっているようなので、具体的に南海トラフ地震に備えるとはどういうことなのか私個人が考えたり行動したりしたことを書き綴っていこうと思います。
これは防災に役立つ!思ったサイトのリンクも貼っていきますので、良かったらご覧になっていってください。
今日は南海トラフ地震について、今から出来る備えとは何なのか?
について書いてみます。
1.南海トラフ巨大地震とはどんな地震を指すのか?
南海トラフ地震とは、そもそもどんな地震のことでしょうか?
総理府に設置されている特別組織「地震本部」によると、南海トラフとはこんな地震です↓
南海トラフは、日本列島が位置する大陸のプレートの下に、海洋プレートのフィリピン海プレートが南側から年間数cm割合で沈み込んでいる場所です。この沈み込みに伴い、2つのプレートの境界にはひずみが蓄積されています。過去1400年間を見ると、南海トラフでは約100~200年の間隔で蓄積されたひずみを解放する大地震が発生しており、近年では、昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)がこれに当たります。昭和東南海地震及び昭和南海地震が起きてから70年近くが経過しており、南海トラフにおける次の大地震発生の可能性が高まってきています。
過去に南海トラフで起きた大地震は多様性があります。そのため、次に発生する地震の震源域の広がりを正確に予測することは、現時点の科学的知見では困難です。地震本部では、南海トラフをこれまでのような南海・東南海領域という区分をせず、南海トラフ全体を1つの領域として考え、この領域では大局的に100~200年で繰り返し地震が起きていると仮定して、地震発生の可能性を評価しました。引用元:地震本部
赤線で囲まれた領域が南海トラフであり、ここを震源としてマグニチュード8〜9クラスの大きな地震が連動して起こる可能性があると言われています。確率は今後30年間で70%とも書いてあります。かなり高い数字です。
ちなみに、この地震本部のHPは都道府県ごとの過去の地震の発生状況や活断層などについても調べる事が出来ます。
調べても心配になるだけかもしれませんが、各都道府県の防災に関するリンクが貼ってあるという点ではとても有益です。
2.最優先すべき備えとは?
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専門家でない私がなぜ最優先事項について書くのか?
それは答えが明らかだと思ったからであり、案外皆さん実行してないことなんじゃないかと思うのです。
(偉そうに聞こえたらすみません。)
多くの人は地震に関して備えよと言われたら、まず
水!
缶詰!
懐中電灯!
ラジオ!
と思うのかもしれないです。
でも、これは最優先事項なんでしょうか?
最優先するべきことは、
「地震が起きた時に死なないこと」
であり、そのために今からできることを行動に移す!ことだと思います。
行動1)生活空間を観察する
まず、自分の生活空間をよく観察して、
・自分の上に落ちてきたら危険なものを下に下ろす
・倒れてきたら出口が塞がる可能性のあるものや、避難経路を狭くする障害物が無いかを確認→耐震グッズで補強したり、障害物を移動させたりする
・築年数が経っている家は耐震強度の調査を行い、必要なら補強工事をする
これが今すぐできる最優先事項ではないでしょうか。
調査や補強工事は今すぐは無理!と思われるかもしれませんが、できるだけ早く明日・明後日にでも問い合わせてみてはどうでしょう?
避難生活の為の物をいくら準備しても、地震で命を落としたら元も子もないです。
ご自分の生活に当てはめてみて、自宅のリビング、キッチン、寝室、職場、学校…多くの時間を過ごす場所について、地震対策が出来ているか確認することが必要だと思います。
例えば、私ならCDコンポ、大量のCD、オープン棚に置いてあるルクルーゼやガラスの類などに改善が必要でした。
あと、床に置きっぱなしの物が結構ある(要するに散らかっていることが問題)。
もしかしたら他にもまだあるかも…?
阪神大震災の被災者の方の話によれば、大地震の際、家具は下に落ちるのではなく、飛んでくると言います。
落ちたり飛んだり倒れたりしてきたら危険なものは無いか、確認しましょう。
古い家と言ったら失礼ですが、1981年6月以前に着工している家は耐震基準大改正前とのことで注意が必要と言われているようです。
行動2)地震が来た時の身の守り方を学ぶ
専門家の意見を参考にするのが一番です。私はどうこう申しません。
このサイトが具体的で大変参考になりました!→地震発生時の心得と退避行動
是非一度、読んでみることをお勧めします。
読んだ後は、出来ればもう一度このページに戻ってきてください。
まだ知って頂きたいことがありますので。
3)南海トラフの被害想定を確認しておく!
南海トラフ巨大地震については国も各地方自治体も被害想定というのを公開してます。
これは絶対知っておいたほうがいいです!
例えば岡山市のホームページを見ると、南海トラフ発生後○○分で津波が来て、○○町には何メートルの津波が来る…何てことが地図付きで書いてあります。
よくテレビで地震が起きたらどうこう…と説明があるんですけれども、それは原則的なことであり、内容的に浅いです。
その土地その土地の事情を把握して、被害想定を自分の生活レベルに落とし込んで、個々に考えていくべきでは無いでしょうか。
例えば、
「仕事中に地震が起きたらどんな風に・どこへ避難するのか?」
「地下鉄に乗ってる間に地震が起きたらどうするのか?ドアの手動の開け方は?」
「車に乗ってる間に地震が起きたら?」
「家族との連絡の取り方は?」
「○○市はどこに逃げたら津波大丈夫?」
などです。
東日本大震災の教訓を生かして、現在国や地方自治体が公開している南海トラフ地震の被害想定は「1000年に1度起こるかどうかの巨大地震」を仮定しています。
津波の心配がある場所に自宅や職場、学校などの生活空間がある方は、最大何メートルの津波が来るのかを事前に把握して、地震が起きたらどこに逃げるのかを考えておきましょう。
津波に関しては「遠くより高く」が重要らしいですね。
先ほどご紹介した防災のサイトに書いてありましたので、まだ読んでいない方は読んでみることをお勧めします。
津波以外にも、地方自治体のホームページには
・死者や負傷者は何人でるのか?また、その要因(火災、倒壊、津波など)はなんなのか?
・県内各地の想定震度
・県内各地の津波や浸水、液状化現象の被害想定
・建物の全壊や損壊、焼失などの被害想定
・地震直後の避難者数やインフラのダメージ、被災後の復旧率(○日後何%)
など、かなり詳しく載っています。
私は岡山県民なので岡山の例を挙げますが、是非一度お住いの市町村・都道府県のホームページをご覧ください。
岡山県の例:
岡山県で冬の深夜に南海トラフが発生した場合を例とすると、
・地震の揺れによる建物の全壊 4690棟
・液状化による全壊・大規模半壊 13.345棟
・地震による焼失 3911棟
平日昼間に南海トラフが発生した場合、岡山県における帰宅困難者は通勤・通学・買い物客などを含めて約14万人(発生直後)。
引用元:岡山県HP
上記は堤防が決壊しない場合であって、県の想定になります。
県と国とでは想定被害に差がありますが、県の情報の方が具体的で詳しいです。
岡山県のホームページを見ると電力や固定電話は比較的復旧が早いと想定されているようですが、上水道や都市ガスなんかは発生後1週間経っても15~19%は復旧しないかもしれません。
これは道路の損壊があったり鉄道が不通になったりするためです。
自動車やバス、電車を日常的に使用している方は、自宅にすぐには帰れない可能性もあります。
通学先や通勤先に津波の心配がないことを確認の上、最寄りの避難所を確認しておきたいところです。
もちろん、自宅近くの避難所の確認は大前提!
市や県の被害想定を見て、私はこんなことを考えました。
・岡山県は上水道やガスの復旧に時間がかかるかもしれないので、水やカセットコンロ、加熱しなくても食べられる物は多めに準備した方が良いのかな?
水はどのくらい準備したらいいのだろうか。
・赤ちゃんがいるのでオムツやミルクなどのストックをする必要があるな。
・カセットコンロのガスや水は大切に使いたいので、少しの量で調理できるものを厳選したいな。
などなど…
生活空間の防災対策、街の被害想定を把握したことにより、備蓄品についても具体的に検討が出来たように思います。
備蓄品については、別の機会に一般論をご紹介しますので、それを元にご自身の生活について考えて頂ければと思います(ご自身で調べて頂いても勿論結構です)。
3.まとめ
今回は南海トラフ地震の備えについて考えたことを書きました。
最優先事項は、
・地震が起きても命を落とさない生活環境作り
・正しい避難の仕方を学ぶ
だと思います。
上記を実行し、生き残るためには「ご自身の生活をよく観察して考えること・想定すること・防災知識を復習すること」が大切ではないでしょうか?
ご参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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