レクサスのホバーボードSLIDEが浮くメカニズムと魅力・限界を考察!

この記事は4分で読めます

Pocket
LINEで送る

昨年8月に自動車メーカーのレクサスが開発中のホバーボード「SLIDE」の全貌を発表しました。

 

かっこいい!

乗ってみたい!

 

と思った方は大勢いるはず。

 

今回はこのSLIDEの魅力と性能、メカニズム、そして限界について考えてみます。

 

1.レクサスのホバーボードSLIDEの魅力

今月15日にアメリカの航空宇宙企業ARCAが一足お先にホバーボードArca boardを発売しました。

 

ホバーボードに乗りたいと思われている方はもうチェック済みでしょうか(笑)?

 

そのArca boardの全貌を見て、これはすごい!と思った方もいれば、なーんだ…と少しがっかりした方もいたと思うんです。

なぜなら、思ってたホバーボードと様子が違うから…。

 

ホバーボードに憧れている人の多くは、バック・トゥ・ザ・フューチャーのマイケル・J・フォックスみたいに軽快に乗りたい、ホバーボードはスケボーみたいなデザインが望ましいと思っているのではないでしょうか?

 

その点、レクサスのホバーボードは映画に出てきたホバーボードに極めて近いというか、それ以上にかっこいい感じがします。

 

まず、薄型で超軽量。重さはわずか11.5キロです。

 

Arca boardは何キロでしたっけ?

80㎏…(汗)。比較すると全然違います。

ボードの大きさも全く異なる。

 

SLIDEはスケボーと同じような大きさにしてあります。

これは、スケボーのようにジャンプや回転トリックなどが出来るような物を作りたいという商品コンセプトがあったからです。

 

Arca boardはジャンプできない仕様になってますから、ホバーボードに乗って何をしたいかで客層が異なるということになると思います。

 

また、SLIDEはボード表面が反りの加工を施したバンブー(竹)になっており、中央にレクサスのLのロゴがドンと刻まれています。

デザイン性はさすが!

 

さらにSLIDEは磁石の力を利用した乗り物なので電気を必要としません。

Arca boardは充電が必要で、オプションのバッテリーをつけても最長で35分しか乗れませんでした。

それを考えると、SLIDEは仕組み的にも近未来的な雰囲気。リニアモーターカーみたい。

 

…ということで、SLIDEの魅力を一旦まとめてみます。

・軽量

・コンパクト

・洗練されたデザイン

・映画のホバーボードに近い

・ドランドトリック可能

・充電不要

ということになります。

 

2.空中浮遊の仕組みと高温超伝導について!

SLIDEはどうして地面から安定して浮くのでしょうか?

磁石の力を使っているのは分かるけど、磁石って同じ極同士を近づけると反発し合って逃げる様に動きますね?上に乗って大丈夫なんでしょうか?

 

SLIDEが安定して浮いているのは何か特別な仕組みがあるからに違いない!

 

そう思って調べてみました。

キーとなるのは「超伝導」であります。

 

超伝導とは、金属が絶対零度(-273度)に近づくと電気抵抗が急激にゼロになる現象のことです。

 

では、電気抵抗がゼロになると何が起こるのか?

磁場の中においても磁束を通さなくなり、地面から浮いた状態で固定されるのだそうです。

 

プロモーションビデオでは「ピン止め効果」について触れられていましたが、地面から浮くのをマイスナー効果、位置が安定されるのをピン止め効果と言うらしいです。

 

バルセロナにあるSLIDEパークは地面の下に磁石のレールが埋め込まれており、その上には見えない磁場が形成されています。

その上に32個の超伝導体を内蔵したホバーボードSLIDEを置くと、地面から安定して浮くのです。

 

SLIDEに内蔵されているのは正確には「高温超伝導体」ですけれども。

 

 

高温超伝導体とは?

液体窒素の沸点(-196度)より高い温度において超伝導を起こす物質のことです。

超伝導を利用して何か作りたいと思った時、現実問題として絶対零度の環境を作り出すのは不可能であります。

そこで、液体窒素(手に入りやすく、安価で、扱いやすい)の沸点よりも高い温度で超伝導を起こす物質の研究が進みました。

SLIDEにはイットリウムバリウム銅酸化物という高温超伝導体が32個内蔵されています。

 

 

3.SLIDEの限界

夢を打ち砕く様で忍びないんですけれども、SLIDEは一般に広く普及しないと思われます。

理由は大きく分けて2つあります。

1つ目:専用の設備が必要

SLIDEはボードサイド中央部に大きな穴があり、そこに液体窒素を注入して内部の高温超伝導体を常に冷やしておくことで、安定して浮上することが可能になっています。

動画をよく見てみましょう。

ボードの横穴から煙が出ていますね?

あれは液体窒素が気化している煙です。

どんどん気化して減っていきます。

中の液体窒素がなくなると、超伝導性は失われて浮くことができなくなります。

先ほど液体窒素は安価で手に入りやすく、扱いやすいと言いましたが、貯蔵には特殊なタンクが必要ですし、手に入ったとしても液体を横から注入するのは難しいです。

何より専用のレールが必要ってところがネックですね。

多くの人が自由に滑ることができないので、商品化されてもコースのある地域にお住いの方や観光がてらにコースを訪れた人だけが楽しめる遊びということになりそうです。

 

2つ目:乗りこなすのが難しい!

プロモーションビデオに出てきた人はスケボーのプロです。

結構いい歳の中年男性に見えたけれども、7歳くらいからスケボーをしていると仰ってました。

 

スケボー…乗れますか?

私、乗れません(汗)。

 

ホバーボードに憧れている皆さんは結構みんないい大人だと思うのですが、乗りこなせるんでしょうか?!?

難しいんじゃないのかな…と思ったりして。ゴメンなさい。

 

4.まとめ

今回はレクサスのホバーボード「SLIDE」についてのお話でした。

まとめると、

SLIDEはかっこいい!

しかし、

普通の人は乗る機会がない&乗りこなせないと思う!

となります。

 

そういう意味では、Arca boardの方が場所を選ばず操作も簡単で良いのかなと思ったりします。

レクサスには運動神経に自信のない人でも楽しめる様な工夫にも是非取り組んで頂きたいなと思いました。

 

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!

宜しければ、Arca boardの記事も是非どうぞ→映画みたいに空飛ぶスケボーArca boardが発売開始!スペックを詳しく…

sponsored link

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

気に入ったら是非フォローお願いします!

follow us in feedly
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。