春の七草に見る日本人らしさとは?それぞれの草に意味があった!

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こんにちは。ホシ姐です。
写真は今朝の我が家の食卓に登場した七草粥です!美味しそうでしょ?

 

初めてまともに食べましたが、案外いけますね(笑)。もっと野性味に溢れたクセのある味なのかと思っていました。

「雑草でしょ?」と馬鹿にしていた夫も「思ったより普通だね。」と言っていました。しかも、お代わりしていました。

チビすけ1号は塩が控えめだったせいか「味がない。」と嫌がっていましたが、他のおかず(我が家の朝のおかずの定番はソーセージ、卵焼き、青菜です)と口腔内調味するよう教えたら、ちゃんと食べていましたねー。

 

皆さんは今朝、七草粥を召し上がりましたか?


さて、前回ログで七草粥はいつから食べるようになったのか、真冬に春の七草を食べるのはなぜなのかについてお話ししましたが、今回はその続編です。

 

前回ログをご覧になっていない方はコチラからどうぞ→七草粥を食べるのはいつ?その由来と冬に春の七草を食べる謎

 

春の七草が持つ意味と秘められた日本人らしさとは?

 

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日本で七草を食べるようになったのは醍醐天皇の時代からという話でしたが(前回ログ参照)、実はこの時期には七草の種類は厳密には決まっていなかったらしいです。

種類が決まったのは鎌倉末期。四辻善成という人が、


「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」

 

という歌を詠んでから定まったと言われています。
詳しくは後述しますがホシ姐は、恐らくこの人は『冬の終わりにその辺に生えている草を挙げただけ』なのだと思います。それが何と21世紀の現代の食文化にまで影響を及ぼすとは、詠んだ本人も今頃天国でビックリしていることでしょうね。

 

 

さて、この春の七草。
カブをスズナ、大根をスズシロって呼んでいるのが私的には大層気になります。
よくよく見ると、それ以外の草も仏の座だの、御形だの、何だか意味深な雰囲気ではありませんか!

早速それぞれの草の意味について調べてみました。ついでに生息や栄養、薬効なども載せておきます↓

 

・セリ…競り勝つの意味。元々セリの名が競るように密生することに由来している。「病魔に競り勝つ」という意味だと考えられる。
湿地や畦道など、水のある所に生える野草。
食物繊維や鉄分、ビタミンが豊富。健胃や解熱、去痰、利尿効果もある。

 

 

・ナズナ…撫菜と書く。撫でたいほど可愛い花に由来。撫でて穢れを払うの意味が込められている。
ナズナは昔、冬に採れる貴重な野菜として若菜を食された。また、健胃、解熱、利尿など様々な効果のある薬草として用いられた。
カルシウム、鉄分、ビタミンが豊富。
田畑や荒れ地など、至る所に生える。

 

 

・ゴギョウ…仏さまの体を表す。白い毛がほうけるように生えることから「ほうけ草」と呼ばれるようになり、転じて「ほとけ草」とも呼ばれるようになった、とも。
中国では胃腸の薬として用いられていた。日本では昔、草餅に使ったり、日干ししてお茶にしたものを咳止めとして用いた。
道端や水田によく生えている。

 

 

・ハコベラ…繁栄がはびこる。茎に葉がいっぱい付くのが繁栄を連想させることからその名が付いたと言われる。子孫繁栄への願いだと考えられる。
昔の人はハコベラの葉を塩に混ぜて歯磨き粉にしていた。歯槽膿漏に効果あり。消炎作用。
沢山種類があって、低地から高地まで至る所に生える、生命力のある草。

 

 

・ホトケノザ…仏さまの安坐。地に放射状に生えるところが、お釈迦様の台座である蓮の花に似ていることからその名が付いた。
解熱や健胃効果がある。
湿地や田んぼの畦道などに自生する。

 

 

・スズナ…鈴菜と書く。現在のカブを指す。昔は根が鈴の形に似ていることと、主に葉っぱの方を食べたことからその名が付いたと思われる。神を呼ぶ鈴に見立てている(神道のお祓いで使う鈴のことかな?)
健胃や消化促進、解熱などに効果あり。ビタミンが豊富。
冬の季語であり、冬に採れる貴重な野菜。痩せた土地でも育つので、貧しい農家の人でも食べることができた。

 

 

・スズシロ…漢字で清白と書く。現在の大根を指す。清々しく白いことからその名が付いたとの説あり。汚れのない、邪気が払われた状態。
昔から薬草として用いられた。大根にはビタミンやカルシウムの他、ジアスターゼという消化酵素が含まれていて、疲れた胃を休めるのに丁度よい。

 

 

 

元々春の七草は一年の無病息災と邪気を払うためにトロミ系スープにして食べていたんですよねー。

穢れを撫でて払うとか、神を呼ぶ鈴だとか、仏体だとかいう意味は、邪気払いに信憑性を持たせるのためのこじ付けのようにも思われます。日本人は名前に意味を持たせてゲン担ぎするのが好きですから!

 

お雑煮の具もそうでしたね→実は具に意味があった!ユニークで美味しいご当地お雑煮まとめ。

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しかも、何だか神道と仏教がごちゃ混ぜになっている感じも致します。その辺も日本人らしい(笑)。

 

無病息災については、『七草に栄養や薬効があること』、『お正月にご馳走を食べて疲れた胃を休めること』の2つに根拠があるのかなと思いますが、中国の道教にまで調査範囲を広げると(笑)、こんな考えもあるようです↓

 

道教の教えによると、人の肉体を支える7つの気(喜び、怒り、哀しみ、懼れ、愛、惡しみ、欲望)は循環しており、人が大地に還ると7つの気も大地に還り、七草となる。昔の日本の人々は七草を食べると気力がみなぎり、長生きできるという信じていた。

 

ちょっと宗教的ですけれども、なかなか面白いですよね~。よく考えるなあ(笑)。

 

私が考えるに、民間の人達に七草粥が広まったのは七草に込められた深い意味に共感したからではなく、どの草もやせた土地でも採れたり、その辺に生えたりする生命力の強い植物なので、単に年初めに七草を食べることでその強さにあやかろう、一年健康でいられますようにという願いが込められていたんじゃないかなと思います。

だって、本当に雑草ばっかりでしょ(笑)?七草を決めた四辻善成さんだって、見たものを詠んだだけだと思うなあ。

 

…ということで、今日まだ七草粥を食べていない皆様は、七草の意味に思いを馳せながら食べてみるのも良いんじゃないでしょうか!?

今年一年、健康でいられますように。

 

 

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