うるう年は4年に1回とは限らない!なぜあるの?語源や由来の話

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2016年は「うるう年」ですね。もう少しで「うるう日」、2月29日です。

今までそういうものと思ってスルーしてきましたが、「うるう」って不思議な呼び名だと思いませんか?

そして、どうして4年に1度なんでしょう…?

 

今回は意外と知られていない「うるう年」についてのお話です。

 

 

1.「うるう年」がある理由

太陽暦では1年は365日と決まっています。これは、太陽の周りを地球が一周するのに要する日にち(公転周期)から来ています。

 

でも、厳密に言うと365日じゃないそうなんです。

本当は365.24219日なのだそう。

 

地球の自転周期(24時間)ではきっかり割り切れず、毎年0.24219日分ずつ暦と公転周期がずれてきます。

 

このズレを放ったらかしにすると、何が起こるか?

暦と季節が合わなくなります。

例えば、桜の開花時期が最初4月の始めだったところが、100年後には24日もずれて、3月の上旬になってしまうわけですね。

農業や漁業など、季節によって働き方に工夫を凝らさなければならないお仕事の人たちにはかなりダメージ。学校に通う子どもたちは、夏休みが終わってから猛暑が見舞われるとかいうことも起こりえる。

 

暦と季節を合わせるのは、生きる上で大切なことです。

 

そこで、1年あたりに0.24219日ずつ生じるズレを補正する為に設けられた暦のルールが「うるう年」です。

 

 

2.うるう年の歴史とルール

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うるう年の歴史はとても古く、紀元前古代ローマ時代にさかのぼります。

そんなに昔から暦と季節のズレに気づいて、暦を補正しようと考えつくとは、昔の人って頭いいですよね。

 

最初に4年に1回の「うるう年」を取り入れたのは、古代ローマの将軍、あのユリウス•カエサル(ジュリアス•シーザー)です。これにちなんで、彼の制定した暦はユリウス暦と言います。ユリウス暦は太陽暦の一つです。

 

とても画期的なルールです。

これが今のうるう年のルールと一緒…かと思いきや、実は違います!

 

4年に1回うるう年を設けると、毎年0.25日分補正していることになってしまいます。

でも本当は、1年=0.24219日。ユリウス暦だと1年あたり0.00781日分ずつ多い計算になります。

ちょっとした差ですやん…って思うかもしれませんが、長く使われつづけるとズレが気になりだすものなんです!

 

ユリウス暦が使われ始めて1600年近くも経った頃の1582年、ローマ教皇グレゴリウス13世は、当時を代表する天文学者たちを集めて新しい太陽暦「グレゴリオ暦」を作りました。これが、徐々に世界に広まり、日本においても明治5年に採用されています。これが今使われている暦です。

 

グレゴリオ歴における「うるう年」のルールは、

①西暦年が4で割り切れる年とする

②ただし、西暦年が100で割り切れる年はうるう年ではない

③西暦年が400で割り切れる場合はうるう年とする

となっています。

 

②により、うるう年は必ずしも4年に1回あるとは限らない訳ですね。次に②のルールが適用されるのは2100年です。私、もういません(笑)。

③のルールから、西暦2000年は歴史的にもものすごく珍しい年だったことが分かる…今更ながら(笑)。大した感慨も無く過ぎてしまったけれど…。

 

 

3.「うるう」って何のこと?

うるうって何でしょうか?普段は使わない言葉ですよね。

うるうとは、漢字で「閏」と書きます。門に王と書いて、うるうです。

 

意味は「本来あるものの他にあるもの。正当でない余りのもの」。

 

中国では、暦からはみ出した日(=うるう日)には王様は門の中にこもり、政務を行わなかったことに由来する字だそうです。

日本では、明治時代になるまでうるう年が無かったので、グレゴリオ暦を採用するにあたり急遽「閏年」の読み方を決めることになりました。

多分、それまでは「閏」という漢字は日本になかったんだと思われます。そこで、読み方を決めるのに参考とされたのが「潤」という漢字です。

 

潤からサンズイをとれば閏になるので、読み方は潤と一緒にしよう!

 

そこで、日本では「潤」の訓読み「うるおう、うるむ」から取って、「うるう」としました。

ジュンネンと呼んでも良いそうです(多分通じないと思いますが)。

 

 

 

4.どうして2月にうるう日があるのか?

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これまた歴史的に深いんです。

うるう年を4年に1回とした古代ローマ時代、ユリウス暦以前にはロムルス暦、ヌマ暦使われていました。

 

•ロムルス暦…1年が10ヶ月しかない。1年はMartius(May、今の3月)に始まり、December(今の12月)で終わる。Ianuarius(January、今の1月)とFebruarius(February、今の2月)はありませんでした。季節と暦がズレまくり!です。

 

•ヌマ暦… Ianuarius(January、今の1月)とFebruarius(February、今の2月)を追加しました。

一気に2ヶ月増えた!超大胆な改革です。

December(今の12月)の後ろに追加したので、Februarius(今の2月)は1年最後の月でした。

Ianuariusは30日、Februariusは28日だったので、この時点で1年355日になりました。

ヌマ暦も10日ばかり日数が足りないので、すぐ暦が季節とずれてきます。

でも、ヌマ暦の素晴らしいところは1年あたりの日数を大幅に増やしたところ、そして2年に1回うるう年を設けたところです。

閏日は年末、つまりFebruariusにつけられたそうです。

 

•ユリウス暦…ユリウス•カエサルが1年の始まりを Ianuarius (January)にします。各月の日数も30か31にしました。

でも、2月だけヌマ暦と同じ28日のままにしたのです。

もともと年末月だったFebruariusは祓いの月、清めの月でもあり、宗教的な儀式が多かったので混乱を避けるためにそうしたらしいです。

 

そんな訳で2月だけひと月あたりの日数が少なくなっています。うるう年にうるう日を入れる場所は、ヌマ暦にならって2月のまま。

2月にうるう日があるのはそんな由来から!

 

 

 

5.2月29日に生まれた人の誕生日について。

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うるう日に生まれた人は4年に1歳しか年を取らない!なんて言います。

 

80歳でハタチか!?

 

そんなことがある訳は無く(笑)。

 

実際のところはどうなのか調べてみると、うるう年じゃない年(平年)は2月28日を誕生日とみなすそうです。「みなし誕生日」といいます。

年をとるタイミングは28日の24時となっています。

うるう日が誕生日だなんて、珍しい!と思って両親は喜ぶかもしれません。

タレントの峰竜太さんや飯島直子さんはうるう日生まれらしいですよ。

 

毎年何日に誕生日のお祝いをしているのでしょうね(笑)。

 

 

6.2月29日に亡くなってしまったら?

誕生日や結婚記念日など、おめでたいセレモニーやお祝いは前倒しだろうが後ろ倒しだろうが別にいいと思いますが、亡くなった方の命日に関する儀式はどうでしょうか?

○回忌の法事は何日にするのがよいのでしょう?

親戚を呼んで行うことですし、知らずに仏様に罰当たりなことをするのは避けたいですよね。

昔から「仏様のことは先延ばしにしない」という考え方があり、何かの事情で命日に供養できない時は前倒しして行うのが一般的だそうです。

自分のことにかまけて、仏様を大切にする気持ちを忘れてはいけないということなのでしょう。

どうしても都合がつかない場合は後ろ倒しになっても仕方がないと思いますが、法事を行う際には計画的に段取りをつけて家族の都合を合わせ、命日より前に済ませるよう努めるのがベターです。

 

 

7.まとめ

今回は「うるう年」についてのお話でした。

今まで私は、うるう年=4年に1回、オリンピックがある年と思っていたんですけれども、そうじゃないこともあるんですね。2000年が400で割り切れる数字だった為に気づかなかったです。案外うるう年のルールは複雑でした(笑)。

生活に役立つ雑学ではないんですけれども、うるう年があるお陰で暦がより正確になり、生活に役立っていることは覚えておきたいです!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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