鯉のぼりの意味や由来は?一番上の鯉じゃないやつは何?

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5月5日はこどもの日。

大昔に子供を卒業した私に5年ほど前からカムバックしてきた年中行事です(笑)。

長女の通う保育園でも、いつの間にか鯉のぼりが外に泳いでいました。

町によっては河にたくさんの鯉のぼりをかけるところもありますが、風がないとカラフルなメザシに見えてしまいます…。

さて、今日は鯉のぼりの意味や由来について書いてみます!

 

1.鯉のぼりの由来と意味

黄河の上流、山西省河津県と陜西省韓城県との境にある「龍門」という大きな滝にはこんな言い伝えがありました。

昔、沢山の魚がこの滝を登ろうと挑戦したが、唯一、鯉だけが登りきり龍となった。

転じて、「龍門の滝を登る」とは中国のエリート官僚「科挙」に合格すること、または出世することを指すようになります。

世の中には「○○の登竜門」という言い回しがありますが、これも「龍門の滝を登る」という中国の古事成語から来ているそうです。

 

鯉のぼりは上記の中国の言い伝えにちなんで、江戸時代に町人の間で生まれた節句飾りです。

鯉は清流だけでなく、黄河のような泥で濁った河でも逞しく生きることが出来る魚であり、鯉が登るとは立身出世の象徴。

町人は江戸時代、士農工商4つの階層の中で最も身分的に低い位置付けでしたけれども、「子に苦難を乗り越えて立派になってほしい」という人々の願いが込められているのかもしれませんね。

ちなみに、鯉のぼりは当初、関東地方限定のものだったようです。端午の節句に兜や鎧を飾る風習も江戸時代に武士の間で広まった文化だということを考えると、武家社会の色濃い江戸近辺に住む町人達が「自分たちも端午の節句に何かしたいな」と思って始めた可能性もありますね(笑)。

端午の節句に鎧や兜を飾る風習についてはまた別の機会にお話ししたいと思いますが、とにかく鯉のぼりは

・町人文化の1つ

・立身出世を願うシンボル

ということになります。

 

2.鯉のぼりの一番上の鯉じゃないやつ

目を閉じて鯉のぼりをイメージしてみてください。

長い棒があって、大きい黒い鯉、赤い鯉、青の鯉…3匹くらいですか?5匹の場合もあるかもしれません。

黒い大きな鯉の上に何かいません?

明らかに魚じゃない、長いスリットが入ったピラピラしたやつ。

そう、これ!

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何でしょう?

これは龍か?

いやいや違うでしょう、派手すぎやしませんか…。

 

実はコレ、吹流し(ふきながし)と言うのだそうです。

元々は目印として使われたり、風の向きや強さを知るためのものなんだそうですが、これに中国の五行説に由来する5つの色(青、赤、黄、白、黒)を対応させてカラフルにしたのが鯉のぼりの吹流しです。

 

五行とは、世界を構成しているものの全ては5つの要素、水・金・地・火・木のこと。

色や節句、感情、内臓、味、音など、あらゆるものが五行のいずれかに属していると考えます。

太陽系の惑星も水・金・地・火・木…と名付けられているのは五行説からきているんですよ(^.^)

 

先述の5つの色は、五行に対応する色のことであり、この世の全てを構成するものであり、揃うと「何も欠けるところがない」ので、魔除けとしての効果がありました。

魔除けとはすなわち、邪気=病であります。

風邪の邪は邪気の邪、健康で健やかに育つ事が難しかった時代の人々の一番の願いです。

 

町人たちが端午の節句行事を始めた当初、空高く登らせていたのは5色の吹流しだけだったと言われています。

五行の話はきっと、お坊さんから教わったのでしょう。

そのあと、どこぞの知識人が「中国にはこんな縁起のいい古事成語があるぞ!」と言い出して、それなら吹流しを鯉の形にしようよということになったのだと思われます。

どこの家庭も5匹鯉の吹流しを準備できれば、今日まで派手な5色の吹流しは残らなかったのでしょうが、裕福でなければ不可能でした。

5色のものを飾り掲げることにも大切な意味があると考えた人々は、派手な吹流しを残したのです。多分(笑)。

 

ちなみに、吹き流しに家紋の入ったデザインの物もありますが、あれは武家文化の旗印と町人文化の鯉のぼりの吹き流しを一緒にしたものだと思われます。

 

3.まとめ

今回は鯉のぼりの由来や意味と、吹流しについてのお話でした。

残念と言ったら語弊があるかもしれませんが、我が家は女の子しかおりません!

そして、長女は近所の鯉のぼりを見るたびに「私も欲し~い!」と言います。

今回鯉のぼりの成り立ちを知り、女の子でも飾って良いんじゃないかと思いました。

 

昔は女の子は嫁にいくもの、出世はしないものでしたが、最近はそうとも限らないではありませんか!

雛祭りは健やかな成長と幸せな結婚を願う行事でしたが、鯉のぼりには立身出世の意味もあります。

 

鯉のぼりを飾ってもいいかな~?

いいとも~!

…ということで、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

※今のところ長女の将来の夢は「お嫁さん」です。

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